2017年5月6日(土)
関西学生野球第6節<1回戦>
立命館100001301=6
関西大000000000=0
昨日行われた関西大戦の初戦に勝利したが、そこで立命館のエース東克樹投手が相手打線から17個の三振を奪い、連盟史上初となる個人で二度目のノーヒットノーランを達成した。しかも四球がわずか1つで、あと一歩で完全試合だった。前回は昨春京都大戦からであったが、今回は昨秋の優勝校関西大からのものでより価値がある。ノーヒットノーランは過去に28人が達成しているが、完全試合は染田賢作(同志社)が2004年春に京都大戦で唯一あるのみで惜しかった。
過去28人の達成者の中には、もと広島の西川克弘(関西大・1963春関学大戦)阪神の植木一智(龍谷大・1966春近畿大戦)阪急の山口高志(関西大・1971秋同志社戦)南海の森口益光(近畿大・1973秋大院大戦)近鉄の岡本晃(関西大・1995春同志社戦)ダイエーの山田秋親(立命館・1999春関学大戦)もと巨人で現楽天の金刃憲人(立命館・2005年秋京都大戦)らがいる。
ところでリーグ戦の行方は、近畿大が京都大戦を残して優勝に王手をかけている。十中八九近畿大の8シーズンぶりの優勝という結果になるだろうが、京都大も今季好調で、関学大、同志社からそれぞれ1勝ずつを挙げており、9日の関学大との3回戦に勝てば勝点奪取の望みが残っている。この勢いで、12日からの近畿大戦で一泡吹かせて欲しいものだ。
実はまた面白いシナリオを描いている。第7節の近畿大VS京都大、関西大VS関学大の試合がどちらも3回戦までもつれ込むと、14日(日)10:00から甲子園へ京都大の応援に行ける。その日は14:00からフィルハーモニー管弦楽団の演奏会がちょうど兵庫県芸術センターであるので、タイミングとしてはピッタリ。はたして実現するか?
(上写真:3月9日立命館大学柊野グランドにて撮影)
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追記:
2017年5月7日(日)
<3回戦>
立命館000010000=1
関西大000000000=0
昨日の2回戦、辰巳選手の3ランが飛び出して、同点に追いついたが延長13回に関西大に突き放された。そして迎えた3回戦、昨日の先発山上投手が連投、リベンジにかけたが、これも昨日と同じ小橋、福島両投手でつないで関西大打線を零封し、勝ち点を挙げた。これで優勝は近畿大と立命館に絞られたが、すべては京都大が近畿大に勝ち点を奪うケースしか可能性はない。その時、立命館は残された同立戦で連勝して勝ち点を挙げれば僅かに希望が繋がる。