ホンマ!気楽おっさんの蓼科偶感

タグ:俳句短歌 ( 174 ) タグの人気記事

まさにいま、開かんとす。

2018年6月20日(水)

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まさにいま、開かんとす。
ノウゼンカズラ(凌霄花)は夏の季語でもある。

家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな   子規



by kirakuossan | 2018-06-20 08:11 | アトリエ | Trackback

諏訪女学校のこと

2018年5月6日(日)

夏の高校野球の前哨戦ともいえる春季高校野球大会が全国で繰り広げられている。春の大会は甲子園での全国大会に直結しないだけにもうひとつ関心が薄いが、7月から始まる夏の選手権大会の地方大会の行方を占う意味では大事な戦いとなる。
センバツで同県から3校で話題になった滋賀だが、昨日比叡山が近江を下して優勝した。彦根東は準々決勝で、膳所は緒戦で敗退した。京都大会は立命館宇治が勝ち残っている。長野大会だが、今年の小諸商は最近の戦力に比べて見劣りするようだ。昨秋新チームになってから松商学園に1-9と大敗、昨日も春季大会でライバル上田西と対戦、1-8と完敗、昨秋も敗れているので2連敗だ。
そのなかで地力をつけてきていそうなのが、諏訪二葉だ。歴史は110年と古いがもともとは女子校で、1987年から男女共学になった公立校。今まで2~3回戦敗退が続く無名校だったが、一昨年の春季大会で地区予選だがベスト8まで進出、強豪岡谷工に1-4と善戦した。昨年の春季大会も伊那北に5-12と敗れはしたが2年連続で地区予選ベスト8まで駒を進めた。昨秋の大会では地区予選3位決定戦で強豪東海大諏訪に2-3と惜敗、県大会1回戦では甲子園出場経験のある松本工に2-0と快勝している。そして今年の春季大会は、飯田OIDE長姫、上伊那農、赤穂と下し、地区予選の準決勝を勝ち抜いて来た。
いつも上諏訪へ向かうときなど霧ケ峰高原経由で山越えをする。山を降りてきて、前方に諏訪湖を眺めながら最後に急傾斜の坂道を下るが、その途中、大きくカーブしたところにこの諏訪二葉高がある。知らなかったが、諏訪二葉高の第三代校長はアララギ派歌人で「万葉集」研究でも知られる土屋文明であった。1918年(大正7)3月に長野県立諏訪高等女学校教諭に着任、1920年(大正9)1月より同校校長に2年間就いた。


語らへば眼かがやく處女(をとめ)等に思ひいづ 諏訪女学校にありし頃のこと 
土屋文明
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 1926年東京に集い、島木赤彦を囲むアララギ派歌人たち。後列右端が土屋文明、後列左端が斎藤茂吉


また諏訪二葉高の校庭には原村出身の彫刻家で、藤田嗣治、イサム・ノグチ、小山敬三らとも交遊があった清水多嘉示の代表作品「すこやか」がある。清水も1919年から2年、諏訪高等女学校の美術の教諭であった。ほかに清水多嘉示の作品では諏訪大社下社秋宮こま犬が知られる。「すこやか」は来週蓼科入りする際に一度観ておきたい。
なお、同校卒業生には、作家の平林たい子や藤原てい、歌人の今井邦子らがいる。

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(2017年5月1日撮影:下社秋宮)


by kirakuossan | 2018-05-06 10:21 | スポーツ | Trackback

旬の味

2018年4月17日(火)



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小笠原さんの友達の山で採れた筍をいただいた。

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竹の子や児の歯ぐきのうつくしき   嵐雪


服部嵐雪は芭蕉の高弟、芭蕉没後は江戸俳壇を其角と二分する実力を示した。



by kirakuossan | 2018-04-17 19:24 | 食・酒 | Trackback

ありそうで、そうある話ではない。

2018年4月14日(土)
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酒も買い大谷観ては友を待ち   耕庵


大谷選手の好調は続く。今日も2安打、とくに8回の4打席目は前打者の出塁につづく貴重な連続ヒット。エンゼルスの逆転勝ちに今日もまた貢献した。



MMMMMMMMMNNNNNNNNNNMMMMMMMMMMM

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ちあきなおみの紅とんぼ、口ずさみながら。。。
松井くんと日付が変わるまで語り合ったのは、生まれて初めてである。だって、小学生の時はそんなこともなかったろうし。

人生最大の喜びのひとつには、幼いとき知り合った友と、古希になってともに酒を酌み交わすことができる幸福だろう。ありそうで、そうある話ではない。



夜ふけまで演歌しみじみ古希のなべ   耕庵



by kirakuossan | 2018-04-14 23:59 | 偶感 | Trackback

ふるさとの訛り

2018年4月3日(火)

ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく   啄木

石川啄木の歌で、「はたらけどはたらけどなほ・・・」や「東海の小島のいその白砂に・・・」はあまりにも有名だが、この歌は知らなかったが、惹きつける。


ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし   修司

”昭和の啄木”の異名をとった寺山修司のこの歌もよい。

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おそらく寺山修司が、啄木を意識して詠ったのか、最初の五七の流れはよく似る。でもまるきり違う歌になっているところが興味深いし、寺山修司という歌人で劇作家でもあった彼の非凡さがうかがわれる。
啄木は岩手県の日戸村、修司は青森弘前の生れである。




by kirakuossan | 2018-04-03 13:02 | 文芸 | Trackback

桜月夜

2018年3月30日(金)

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清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき  与謝野晶子



石山寺は紫式部ゆかりの寺である。与謝野晶子は34歳のとき「新訳源氏物語」を書き、それから2度ほど書き直し、1939年、「新新訳源氏物語」を61歳の時に完結した。おそらく彼女も一度は石山寺を訪れたことだろう。



by kirakuossan | 2018-03-30 20:18 | 近江抄 | Trackback

春の訪れを待つ

2018年2月16日(金)

d0170835_07005443.jpg寒立馬

青森県東通村尻屋で一年を通じて放牧されている寒立馬(かんだちめ)が降り続く雪の中、寒さに耐え、草をはみながら、じっと春の訪れを待っている。

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東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて春を忘るな

とまではまだだいぶ早い集会所の紅梅。ようやく虫眼鏡で見るような芽をだした。
左遷大宰員外帥。901年の今日  菅原道真が大宰府へ向けて出発する。
中には「春な忘れそ」というのもありますが、”忘れそ!”では困るのです。


そして、きょうは孫娘の誕生日である。おめでとう。





by kirakuossan | 2018-02-16 07:16 | 偶感 | Trackback

温度計もバーコードになる寒さ?

2018年1月27日(土)

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夕べは寒かった。いつも湯たんぽを足元に入れて寝るが、余りの寒さで朝方には湯たんぽを抱いていた。
冷え込むはずだ・・・
室内の気温も5℃、この冬最低。外ではトナカイの温度計が、寒さで? バーコードになっていた。
ちょくちょくみる蓼科高原アルピコのライヴの気温は、マイナス13.8℃をさしている。

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昨日の信州リゾートサービスのブログによると・・・
今日の全国最低気温ランキングを見ると、1位:菅平で-23.7℃。立科は21位で-14.3℃との事です。

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tuttiもすっぽりと雪の中。(1月26日、信州リゾートサービスブログより)


気温が低いので、サラサラのパウダースノーで、風が強いため吹き飛ばされてしまうせいかもしれません。
とあるが、そのためだろう屋根にはほとんど雪が積もっていない。




d0170835_08411083.jpg毎年この時節になるとお向かいに獅子舞が現われる。
小雪舞う寒風のなか、威勢の良い、笛太鼓の音色は心地よい。


獅子舞の反りかへりたる空に雲
久米正雄

もう一句、

がくがくとかつがれ行くや獅子頭
長谷川浪々子

雰囲気がよく出てる。
がくがくと、がいい。

by kirakuossan | 2018-01-27 07:48 | 偶感 | Trackback

朧月夜

2018年1月21日(日)

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浮世絵の絹地ぬけくる朧月  鏡花


夜の歩き、天を見あげれば朧月夜が出ていた。春の季語でもあるが、まだ1月だというのに西の空にぼんやりと浮かんでた。
朧月夜は黄砂の影響ともされ、古くは、7万年前以降の最終氷期にはすでに日本に黄砂が飛来していたと考えられている。何も昨今に始まったことではないのだ。「源氏物語」の登場人物の一人に朧月夜という人物が出てくるくらいだから。


~~~~~~~~~~~~~~~
保守の論客西部邁氏が亡くなった。ショックだ。
It prays for the bliss of the dead.



by kirakuossan | 2018-01-21 20:07 | 偶感 | Trackback

松納

2018年1月14日(日)

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河東碧梧桐の句に、餅入れて粥を煮る日や松納 というのがある。これは七草がゆの日である1月7日の前日、6日を松納めといって正月の門松や注連飾りを取り払う行事から詠ったものである。これは関東地方に見られる風習で、関西では今日14日が一般的に松納、飾納めの日とされる。





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飾納・松納


2014年1月14日(火)

門松や黒き格子の一つゞき     呂風

あまり大きくない家が並んでいるようなところであろう。裏町ではないかも知れぬが、道幅なども広くない光景が目に浮ぶ。そこにある一連の格子が黒いというのは、固(もと)より塗ったものでもなければ、用材の関係でもない。年を経たその住いと共に黒光りを生じたので、古い方の感じが主になっているものと思う。~
そういう古びた、小さい家並が一斉に門松を立てている。一陽来復の気は自らそこに溢れているが、この句の中心をなすものは全く古びた格子である。最も人目を惹かぬはずのものが、門松を配するに及んでかえって人の目につく。そこに正月があり、俳句らしい世界がある。堂々たる大きな門構でなければ、正月らしく感ぜぬ人たちは、こういう句のめでたさとは竟(つい)に没交渉であるかも知れぬ。


最近、門松を見ることも少なくなった。この句は元禄時代の無名作家の正月風景をうたったものだが、明治・大正・昭和を生きた俳人の柴田宵曲(しゅうきょく・1897~1966)の『古句を観る』(岩波文庫)に掲載されている。宵曲は、権勢に近づかず、人に知られることを求めずして一生を送った人と言われ、没後、この人の人柄や博識ぶりが、この書を通じて世に示された。自分と同じような立場であった、元禄時代の無名作家の俳句を集めて、それに評釈を加えたこの著書を読み進めていくと、何も芭蕉だけが俳人ではない、ということもよく分ってくる。

d0170835_13571718.jpgところで今日1月14日は飾納・松納といって、正月飾りや門松を取り外す日とされている。「松の内」が15日であるため、その前日の夕刻に外されるところが多いためだ。これは関西方面での習わしだが、関東は「松の内」が7日のため、よって6日の夕刻に外すことが多いらしい。



本著にこんな春の句も載っていた。

茜うらふきかへす春に成りにけり      耕月

ここでの春は、華やかな洛中や洛外の春ではない。ただ村娘の茜裏を吹きかえす春風があるだけである。
耕月は耕庵(小生)の師匠である。?


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2018年1月14日(日)

「葉々起清風」

ここで耕月のことが気にかかり調べてみた。耕月とは谷耕月、岐阜の正眼寺、のちに臨済宗妙心寺管長に就いた老師のことで、中曽根康弘、田中六介、二階俊博氏ら政界人、あるいは川上哲治や先日亡くなった星野仙一氏なども私淑したとある。
右は耕月老師の書である。耕月老師は1994年63歳で没した。

ここでの禅語に心洗われる。
ようようせいふうをおこす
竹林に一陣の風が吹き渡り、葉々がさやさやと互に擦れ合い音をなすさまやその心境。虚堂(きどう)という中国・南宋時代の禅宗の高僧のもとに三人の弟子が長旅の別れの挨拶に来て、それを送り出す際の詩の中にある。お互いをよく知りあう者同士が、次いつ会えるかわからないという別離の際の心境を、門前の竹林の葉が清風を起こしていると表している。
それは決して馴れ馴れしくベタベタとしたものではなく清々しい風の如きものである。「君子の交わりは淡きこと水の如し」に通ずるところがある。

by kirakuossan | 2018-01-14 12:27 | 偶感 | Trackback

信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。


by kirakuossan

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