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2018年5月26日(土)

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なにを思ったか、久々にアバドを引っ張り出して聴いてみる。これほどまでに鮮明だったかな?と再認識したりする。アバド52歳、元気溌剌のウィーン・フィルを振っての「英雄」は名演とされている。正直今までそこまでは思わなかったが、こうしてなんの心の準備もせずに聴いてみると、すっと心地よく入ってくる。やっぱしこれは名演奏だったのだ。
こうなると、彼がその15年後に、今度はベルリン・フィルと共演した演奏が聴きたくなった。で、こちらはNMLで続けて聴いてみたりしている。出だしのあの和音からして違う。後の方は人生を経て丸みを帯びているのがこの2音だけでわかる。でも僕は若い方のこちらの演奏の方が好きだ。


ベートーヴェン:
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団クラウディオ・アバド(指揮)1985年5月、ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestraクラウディオ・アバド - Claudio Abbado (指揮)録音: March 2000, Grosser Saal, Berlin Philharmonie, Germany


by kirakuossan | 2018-05-26 10:18 | myライブラリー | Trackback

unCLASSIFIED

2018年5月3日(木)


選考を任されたザンデルリンクがもうひとりの選考委員ノリントンに言った。
「アーベントロート翁の推薦もあったから1番と2番をミュラー=ブリュールという男に任すことにしたよ」
「はい、わたしもよく知りませんが手堅いらしいですね」
そして言った。
「ノリントン君、君には4番をたのむよ、僕は6番に回るから」
「えッ!? 先生が6番だって、意外だなあ、てっきり3番か5番かと思いました」
「いやそれでいいんだ、意外性が面白いんだよ、きみ」
「なるほど」
ノリントンが続けた。
「じゃあ3番と5番をドホナーニ先輩にお願いしますよ」
「それでいいんだ」
「ところで、少し気難しいギーレンだが、彼には7番を頼んだよ」
「あの人、受けました?」
「そら、受けるよ。渋い7番って、彼にもってこいだよ」
さらにザンデルリンクが、
「今回若手をひとり選んだが、イラン人のラハバリ君だ、彼には8番がいいだろう、ちょっと若々しくて青そうで」
「はい、ごもっともです」
「それじゃ、やはり〆はブロムシュテットさんですね」
「まあ、そうじゃろ、このメンバーでは」

ということで、無事、ベートーヴェンの9曲の指揮担当が決まりました。
(打順じゃなかった)


9曲が指揮者、オーケストラがばらばらに組み合わされた交響曲全集というのは珍しい。レーベルがunCLASSIFIED、まさに”分類されていない”全集だ。今朝、NMLで他の曲と合わせてたくさん新着タイトルで登場していた。


指揮者▼
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(1939~2012)1番&2番
クリストフ・フォン・ドホナーニ(1929~)3番&5番
クルト・ザンデルリンク(1912~2011) 6番
ミヒャエル・ギーレン(1927~)7番
ロジャー・ノリントン(1934~)4番
アレクサンダー・ラハバリ(1948~)8番
ヘルベルト・ブロムシュテット(1927~)9番

オーケストラ▼
ケルン室内管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、西ドイツ放送交響楽団、バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団、ベルギー放送フィルハーモニー管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン

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by kirakuossan | 2018-05-03 09:15 | クラシック | Trackback

2018年5月2日(火)
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今日は彼の誕生日であったことから思い出し、まだ指揮者シリーズで意外にも彼のことを書いていなかったことに気付いた。ドイツの名指揮者ホルスト・シュタイン(Horst Stein, 1928~ 2008)である。バンベルク交響楽団終身名誉指揮者であるが、1973年に初来日してN響の定期を振った。以降1998年までに16回のN響定期の指揮台に立つ。放映された画面から知った、あのおでこが極端に出っ張った愛嬌ある風貌、それにそれまであまり接することのなかったワーグナーのあの荘重な管弦曲、たしか、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲を初めて聴いたのはこの時ではなかったか。
カラヤンやカイルベルトらの助手を務める傍ら、歌劇指揮者としての実力を蓄えて行った。34歳でバイロイト音楽祭でワーグナーの「パルジファル」を指揮、のちに「ニーベルングの指環」全曲を指揮し、ワーグナー指揮者としての名声を確立した。
生誕地は旧西ドイツのヴッパータル、同郷の先輩にハンス・クナッパーツブッシュ、ギュンター・ヴァントがいる。
1980年から5年間、スイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者にいたことは意外であり知られていない。そのポストをアルミン・ジョルダン に譲った後、1985年から11年間、バンベルク交響楽団の首席指揮者に就いたのが彼の最大のキャリアであった。


☆演奏スタイルは・・・
オーケストラの扱いにそつがなく、その音色は重厚でけれん味がない。

☆録音は・・・
ワーグナーを中心に歌劇、楽劇の録音が多い。ソリストとの息が合うところも歌劇で経験したためか、片方で、協奏曲の伴奏にも秀でた演奏が多い。
フリードリヒ・グルダ とのベートーヴェンのピアノ協奏曲集は、ウィーン・フィルの伴奏も相まってシュタインの代表的名盤に挙げられる。

☆私見・・・
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父が機械工であったことでもないがどこかドイツの職人肌の指揮者を思わせる。温かみがあって人間臭くて好感の持てる指揮者であった。当時、同じようにN響の客演でよく登場したヴォルフガング・サヴァリッシュが冷たいイメージを持ったのとは対照的であった。


Myライブラリーより・・・
d0170835_11005922.jpgベートーヴェン:
フリードリヒ・グルダ - Friedrich Gulda (ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
ホルスト・シュタイン - Horst Stein (指揮)
録音: 1970、1971

by kirakuossan | 2018-05-02 07:18 | 続・指揮者100選 | Trackback

「初恋」

2018年4月20日(金)


初恋

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ


藤村の「初恋」、いつ読んでも美文だと思う。この人は小説より、やはり詩の方がよい、とも思ったりする。


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クラシック音楽で「初恋」と題の付く作品は意外と少ない。ベートーヴェンにアリア「初恋」WoO.92という作品がある。これはドイツ語ではなくイタリア語のアリアで、ベートーヴェンにしては大変珍しい。
WoOの認識記号作品などを多く集めたベートーヴェン「知られざる名曲集」(9枚入り)、ときおり思い出しては聴いてみるが、これがなかなか愉しめるのである。
「接吻への試み」 WoO 89などは、まるでモーツァルトのアリアそのものだ。


ベートーヴェン:
初恋 WoO 92 Primo amore, WoO 92
作詞 : 不詳 - Anonymous
ハンネローレ・クーゼ - Hannelore Kuhse (ソプラノ)
シュターツカペレ・ベルリン - Berlin Staatskapelle
アルトゥール・アペルト - Arthur Apelt (指揮)



by kirakuossan | 2018-04-20 22:14 | クラシック | Trackback

2018年3月26日(月)

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ベートーヴェンが書いたミサ曲といえば、1823年に完成された晩年の大曲のひとつに挙げられるミサ・ソレムニス ニ長調 作品123であるが、もうひとつとりとめがなくあまり好きではない。知らなかったが、ベートーヴェンはもうひとつミサ曲を遺している。1807年、37歳のときに書いたミサ曲 ハ長調 作品86である。
1807年といえば、ちょうど交響曲第4番を書き終え、第5番や「田園」を作曲する前年にあたる。不思議にこの年はピアノ協奏曲第4番を書いただけで、ほかに目立った作品は見当たらない。ベートーヴェンの大規模作品としては最も演奏機会の少ない部類に入るだろうこのミサ曲、でもベートーヴェンの充実した作品群が前後年に並ぶ、最も重要な時期のものだけに、聴くほどにやはりその深遠さが伝わり、聴きごたえがある。


ベートーヴェン:
Mass in C Major, Op. 86
サリー・マシューズ - Sally Matthews (ソプラノ)サラ・ミンガルド - Sara Mingardo (アルト)ジョン・マーク・エインズリー - John Mark Ainsley (テノール)アラステア・マイルズ - Alastair Miles (バス)ロンドン交響合唱団
ロンドン交響楽団 - London Symphony Orchestra
コリン・デイヴィス - Colin Davis (指揮)


今日、3月26日はベートーヴェン191回目の命日である。



by kirakuossan | 2018-03-26 23:34 | クラシック | Trackback

目隠し完成!

2018年2月27日(火)

1814年の今日2月27日、ベートーヴェン第8番が初演された。実は同じ日に交響曲第7番も初演されたのだが、人気は7番の方に集った。だから忘れられがちだが、ベートーヴェンは8番を「聴衆がこの曲を理解できないのはこの曲があまりに優れているからだ」と語ったといわれる。9曲の交響曲の中では、1、2番は別にしても、明るさにおいて第4番と並んでこの第8番がよく似た印象を持つ。でもなぜか、9曲の交響曲のうち、この第8番のみ誰にも献呈されなかった。

この8番というと、原庵店主が好きな曲でもある。
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ところで、OUTBACKの目隠し(車中泊用)、この間、部品のチョボが不足していて未完成のままだったが、今日、原庵店主から残り3枚分が送られてきて、無事完成。ありがとうございました。

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by kirakuossan | 2018-02-27 11:54 | 偶感 | Trackback

2018年2月26日(月)


d0170835_9312123.gifd0170835_06595638.jpgベートーヴェン:
交響曲第8番ヘ長調
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団



「音楽に仕える使徒として、それぞれの音楽のもつ美しさ、その本質をそこなうことなく、これを忠実に表現すること、わたしには、これしかできないし、また、これこそは、指揮者としての正しい道だと信じています」

短いコーヒー・ブレイクの間に、シュミット・イッセルシュテットさんは、謙虚に、しかも、自信にみちて、こう語った。1973年5月28日、シュミット・イッセルシュテットさんは、ハンブルクで亡くなった。
ライナーノーツで評論家の津守健二氏がこう紹介している。

ところで今朝のコーヒーは、京都・北白川ワールドコーヒーの「うまいコーヒーの指定席」.

by kirakuossan | 2018-02-26 06:54 | myライブラリー | Trackback

2018年2月25日(日)

ときおり出してみてはじっくりと聴いてみる。ベートーヴェンの演奏は古今東西、山ほどあるが、ただ意外なのは、度肝を抜かれるような演奏にはそうはお目にはかかれないということだ。例のカルロス・クライバーは別格として、カラヤンだって、バーンスタインだって、あるいはベームにしたってまあ言ってみれば想定内の演奏であって、ベートーヴェンの真髄にどこまで触れているかは定かではない。その点、人気先行よりも地道で確かなタクトさばきに定評のある指揮者に度肝を抜かれることはときおりあるものだ。それはアンドレ・クリュイタンスとベルリン・フィル、あるいはカール・シューリヒトとパリ管ぐらいもので極限られるのである。そのなかでもうひとつ、ウィーン・フィルハーモニーをドイツ人指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテットが振った演奏は、まさに王道を行く、ベートーヴェン中のベートーヴェンといったことが言えるだろう。よく彼の演奏で、ベートーヴェン交響曲第8番は昔から定評のあるところだし、第9番も名盤に挙げられることもある。もうひとつ、第5番「運命」が、これまた凄い演奏なのである。
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<第5>と<第9>はいずれもS・イッセルシュテットとウィーン・フィルハーモニーがその実力を最大限に発揮した名演奏ですが、特に<第5>はものの見事といえましょう。どこにも力みや奇策が感じられないのに、堂々たる恰幅の良さと気魄の激しさが全曲を貫いて、何よりもベートーヴェンの<第5交響曲>を心ゆくまで堪能できるのです。演奏者の存在を忘れさせて聴く者を作品と結びつける、これこそ演奏家の理想ではないでしょうか。

と、あの宇野功芳先生が仰るのだから間違いないのだろう。そして興にまかせて・・・

ウィーン・フィルハーモニーは練習が大きらいです。あまり練習しすぎると演奏が固くなり、本番での生きた即興がでにくくなるからですが、<第5>においても整然たるアンサンブルや細部の緻密な表情ではアメリカあたりのオーケストラにはかなわないでしょう。しかしこうしたゆとりが大人の演奏を生む原因となるのを忘れてはなりません。

最後は、久々の”宇野節”ですが、(まさか「運命」を即興でもないだろうに・・・)
いや確かに、ついつい我を忘れて聴き込んでしまうそんな凄い演奏ではある。




ベートーヴェン:
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
ハンス・シュミット=イッセルシュテット - Hans Schmidt-Isserstedt (指揮)




.
どうも宇野先生だけでは信用できないので・・・失礼、それで権威ある方の評も付け加えておくことにした。

激しい熱気を漲らせるというよりも整理整頓したもので、常に温和な格調を保っている。そのしっかりとした重い厚い響きなどは、いかにもドイツの主流をゆく指揮者といった感じを与える。
(音楽評論家:門馬直美)



by kirakuossan | 2018-02-25 15:06 | myライブラリー | Trackback

2018年1月3日(水)

d0170835_01355352.jpg南米チリ出身のピアノの巨匠クラウディオ・アラウ(Claudio Arrau 1903~1991)
同じ南米でも隣国アルゼンチンには3人の名現役ピアニストがいる。今では指揮者としての活動が主なダニエル・バレンボイム、女流では当代随一のマルタ・アルゲリッチ、そしてもうひとりブルーノ・レオナルド・ゲルバーがいる。それなのにあらゆるジャンルををとらえてもチリの音楽家と言えばアラウが唯一の存在だろう。
同い年にルドルフ・ゼルキンが、一歳年下にウラディーミル・ホロヴィッツがいる。ゼルキンは整然たる演奏から後に技を磨くより、音楽の本質を追求しようとした。反して、ホロヴィッツは超絶技巧を売りとし、その腕をさらに磨いた。そしてアラウは、南米出身者でありながら、ドイツに学び、ドイツ音楽の価値観を追求した。彼はチリやアメリカを主な活動の場としたが、ヨーロッパ音楽の王道を極めるピアニストであった。だからレパートリーの中心には常に、バッハやモーツァルト、ベートーヴェンやブラームス、あるいはシューマン、ウェーバー、そしてシューベルトを据えた。さらにはリストやショパンへと自らの旺盛な活動を展開していく。そして彼のピアノは晩年に近づくほどより奥深い渋い独自の境地に達していく。


d0170835_10331905.jpgベートーヴェン:
クラウディオ・アラウ - Claudio Arrau (ピアノ)
(録音: April 1985, La Chaux-de-Fonds, Switzerland)




1965年に初来日、以降日本びいきにもなって、古本屋街にも出かけ、古美術書に興味を示した。おそらく神田の古書街にも姿を現したのだろう。


by kirakuossan | 2018-01-03 08:59 | ピアニスト列伝 | Trackback

2017年12月30日(土)
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Sâmbătă, 30 Decembrie

10.00 Grădina de... sunete

Realizator Radu Mihalache. Felix Mendelssohn- Concertul op. 64 în mi minor pentru vioară şi orchestră (Maxim Vengerov, Orchestra "Gewandhaus" din Leipzig, dirijor Kurt Masur); Ludwig van Beethoven - Simfonia a VII-a op.92 în La major (Orchestra Filarmonicii din New York, dirijor Leonard Bernstein); Robert Schumann - Concertul op.54 în la minor pentru pian și orchestră (Martha Argerich şi Orchestra de Cameră a Europei, dirijor Nikolaus Harnoncourt); Johannes Brahms - Simfonia a IV-a op. 98 în mi minor (Orchestra Filarmonicii din Los Angeles, dirijor Gustavo Dudamel)




正月の買い出しを終え、一年の疲れを癒そうと、ルーマニア放送のボリュームを少し上げながら夕方風呂に入っていると、煽りまくったひどいベートーヴェンが聴こえてきた。これはなんぼ何でもやりすぎだ。誰が棒を振っているのか??


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意外というか、納得というか、レナード・バーンスタイン(1918~90)だった。彼はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンの交響曲全集を1977~79年にかけて録音している。”歴史名盤”ともされるこれが彼のベートーヴェン演奏の定番であるが、その前、60年代に当時の手兵ニューヨーク・フィルハーモニックハーモニックとの間で最初の全曲録音を遺している。ほかにも単発もので、バイエルン放送交響楽団 やボストン交響楽団との共演がある。入浴しながら聴こえてきたのはこのニューヨーク・フィルハーモニックとの1960年代の全集録音よりもさらに早い時期のもので、ニューヨーク・フィルの首席指揮者就任直後に録音されたものではなかろうか。そうすればバーンスタインが40歳になったばかりの頃の演奏ということになる。ライナーノーツでは、「若々しく,力強く,燃える棒は,団員のひとりひとりに伝わっていて・・・」と書かれているが、演奏時間をみると(38:00)とあるから相当早い。最終楽章のアレグロなど(7:27)で、道理で煽り続けるはずだ。
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そこで一枚、バーンスタイン最後の演奏会での7番を聴くことに。1990年8月19日、亡くなる2か月前に行われたボストン交響楽団とのまさに最後のライヴである。こちらは(45:13)ということでさすがにゆったりとしたテンポ、というより途中で怠惰な感さえするが、とくに最終楽章は(8:40)も要し、煽るどころか、明らかに冗長な印象さえする。煽った演奏も耐えがたいが、その逆もこれまた相当の辛抱が必要である。

ということで、では次に”歴史名盤”なるウィーン・フィルとの7番を聴き直してみた。するとこちらの演奏時間も(39:08)ということで、最終楽章がなんと(7:03)、ニューヨーク盤よりさらに短いではないか。ところが不思議なことに、こちらの方は決して煽ったところがなく、心地よく響いた。これがやはり”歴史名盤”たる所以と言えようか。



d0170835_20512572.jpgベートーヴェン:
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
(録音: 1978, Live recording, Musikverein, Vienna, Austria)


せかせかガンガン・・・まあ、いずれにしても風呂で聴いた7番はひどかった。くどいが。

by kirakuossan | 2017-12-30 18:13 | クラシック | Trackback