気楽おっさんの蓼科偶感


信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。
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白樺高原スッポリ冷凍庫の中のようです!

2016年1月31日(日)

白樺高原スッポリ冷凍庫の中のようです!(信州リゾートサービスのHPより)
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d0170835_2131361.jpg一昨日降ったみぞれ交じりの雪の後、気温が低下し、山々の木々は「雨氷」となり、県内では倒木などで通行止めになっている箇所があります。幸い、白樺高原は現在のところ被害はないようですが、木々は全て凍り、今にも倒れてしまいそうな木があります。今日は天気が良さそうなので一気に解けて軽くなると思います。もう少しの我慢です。
(最高気温2度 最低気温-6度)


d0170835_229869.jpg今日の信州リゾートサービスのブログには凍えそうな景色が載っていた。幸い付近の倒木はないようで一安心。でも他の蓼科高原にあるブログの記事によれば、電線にもたれかかっている大木も見かけるらしい。
ところでtutti 今頃室内でも氷点下で、それこそ冷蔵庫より冷えてるんだろう・・・
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追記:
2016年2月2日(火)

d0170835_22132296.jpgd0170835_22133624.jpg先日の雨氷で、長野県内でも木々が倒れたり枝が折れ落ちたりする被害が出ています。連日の寒さで木々の雨氷はなかなか溶けず、白樺高原の樹木の枝は弓なりに垂れ下がっています。幸いにも今のところ別荘地内では倒木などによる建物への大きな被害はありませんでした。(信州リゾートサービスのHPより)

普通は雪が木々の積り、重さで自然と落下するが、このように雨水が凍ってしまうとこのような状態になる。こんなのも珍しい。
by kirakuossan | 2016-01-31 21:52 | 信州RS便り | Trackback

ワルターのマーラー4番

2016年1月31日(日)

d0170835_1702792.jpgブルーノ・ワルター(1876~1962)はマーラーと密接な関係にあった。マーラーの弟子であり、そして親友として交流を結んだ。だから当然ではあるが、マーラーの作品をレコーディングしたものはおびただしい数に上る。なかでも歌曲との関係が深い「大地の歌」「亡き子を偲ぶ歌」などと共に、交響曲第4番 ト長調の演奏記録をいくつも遺している。ここに列挙しただけでも1945年から1960年にかけて僅か15年の短い間にも少なくとも8通りの演奏がある。よほど4番が好きだったのだろう。

一九六〇年、マーラー生誕百年の催しがあった時、ウィーンを訪れた彼が、ウィーン・フィルハーモニーを指揮した折の実況録音である。~
何しろ二十年以上前の実況録音だから、音だけでいえば、昨今のレコードとは比較にならない。しかし、何たる演奏だろう!シューベルトも良いが、マーラーはもっと良い。こんな演奏は、もう二度とこの世に響くことはないのではないか。
耽美的陶酔的な演奏であるが、聴後、心の底から洗われたような後味が残る。至福の状態への憧れの歌のようだが、その憧れの中に深い幸せがすでに実現しているというのが正しい。


『音楽展望③』著者吉田秀和はこう述べた後、さらに続けて、「ワルターの演奏で聴くと、途方もない快活、この世ならぬ喜悦、その中で私たちは魅惑されたり驚かされる・・・」ととにかくべた褒めなのである。もちろんそのことには全く異存はないのだが、この1960年盤を実際に聴いてみて、”もう二度とこの世に響くことはない”というがほんとうにそうだろうか?、同じワルターでの演奏なら、これだけある中ならさらにもっと良いものがあるのでは、と思い、8曲のうち、NMLで聴ける5曲を録音の古い順に聴いてみた。総てがMONO録音、指揮者はもちろんブルーノ・ワルターである。


d0170835_11532711.jpg交響曲第4番 ト長調(49:42)
デシ・ハルバン(ソプラノ)
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
録音:1945年5月10日, Carnegie Hall, New York

d0170835_11573116.jpg交響曲第4番 ト長調(53:53)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年4月24日

d0170835_12282456.jpg交響曲第4番ト長調
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年8月24日、ザルツブルク、旧祝祭劇場

d0170835_12352747.jpg交響曲第4番ト長調
カルラ・シュレアン(ソプラノ)
RAIローマ交響楽団
録音:1952年4月19日、ローマ

d0170835_1212194.jpg交響曲第4番 ト長調(52:23)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
フィルハーモニー交響楽団
録音:1953年1月4日

d0170835_1231316.jpg交響曲第4番ト長調
マリア・シュターダー(ソプラノ)
フランス国立放送管弦楽団
録音:1955年5月12日、パリ、シャンゼリゼ劇場

d0170835_11475389.jpg交響曲第4番 ト長調(54:30)
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955年11月6日, Live recording, Vienna, Austria

d0170835_11492914.jpg交響曲第4番 ト長調(59:20)吉田秀和氏推奨盤
エリザベス・シュワルツコップ(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1960年5月29日、ウィーン



d0170835_13473517.jpgここで注目に値するのは2枚のディスクに顔を出す独唱のイルムガルト・ゼーフリート(1919~1988)、彼女は御主人が名ヴァイオリニストのヴォルフガング・シュナイダーハンで、当人もウィーンで活躍したリリック・ソプラノ歌手。ライバルで親友でもあったエリザベス・シュヴァルツコップ(1915~2006)が「彼女は心の底から歌う方法を知っていました。私たちが苦労して達成するものを彼女は既に持っていて、私はとても羨ましかったのです」と語っている。あのプライドが高く他人を誉める事が少ないと言われたソプラノ歌手をしてそのように言わしめれば相当の実力の持ち主であったことが推察できる。


d0170835_1656840.jpg結論から言って、1960年5月29日盤は吉田秀和氏の論評通りであった。たしかに他の演奏と比べても高揚感、リズム、テンポ、そしてこの曲の持つ可憐さ、すべてをバランスよく持ち合わせた好演であった。シュヴァルツコップの声質は本当はあまり好きでないが、一種の線の細さがマーラーのこの曲にはよく合っているようにも感じる。ただ全体に音そのものは貧弱で音質が劣悪過ぎたのはなんとも惜しまれる。


ウィーン・フィルとイルムガルト・ゼーフリートとの1950年4月24日盤もよかった。ゆったりと歌わせるいかにもワルターの歌心が全面に醸し出された名演奏だ。最終楽章のゼーフリートの張りのある歌声は力強くて、輪郭のはっきりとした正統な歌唱力は他の歌手を圧倒し、この盤の聴かせどころでもあった。それに録音状態も良好である。同じくゼーフリートのフィルハーモニー交響楽団との1953年1月4日盤も躍動感あふれる好演、ただ惜しいことにライヴということもあって聴衆の咳払いがあまりにも多く入り、耳障りであった。
1955年11月6日盤は、第3楽章の美しさは絶品でこの盤を一番とする評価もあるぐらいで見通しの良い明るい演奏、だがヒルデ・ギューデン(1917~1988)の歌声は美しいが声質があまりにも甲高く、聴きずらかった。
ただ音質だけなら最も新しい1960年盤よりかえって古い他の4枚の方がどれも優れていた。とくに驚いたのは最も古い1945年のニューヨーク・フィルとの録音がMONOとは思えないような高音質である。しかも演奏も一番軽やかで、聴きやすい。この盤のジャケットはコントラルト歌手のキャスリーン・フェリアーだが、これは「亡き子を偲ぶ歌」を併録しているためである。
よく考えれば、これらの録音群はワルターの60歳代後半から最晩年のものであって、どれをとってもワルターの集大成のような優れた演奏に変わりはなかったのである。



追記:
(18:30)
d0170835_18382248.jpg交響曲第4番ト長調(53:34)
ジュリアン・バンゼ-Juliane Banse (ソプラノ)
ウィリアム・プリュシル - William Preucil (ヴァイオリン)
クリーヴランド管弦楽団 - Cleveland Orchestra
ピエール・ブーレーズ - Pierre Boulez (指揮)
録音: 1998年4月, Masonic Auditorium, Cleveland, United States


d0170835_18551210.jpgこうなれば人情として、同曲の優れた演奏は他にないものかと探したくなるもの。ステレオ録音という絶対的な強みを生かし切ってなおかつオツリが出ると言った風な演奏を見つけた。先日5日に亡くなったばかりのピエール・ブーレーズが指揮する4番。彼は現代音楽の指揮者という印象が強すぎてあまり聴かなかったのを今反省している。この演奏はもう表現のしようがないほどに高みに達している。全楽章を通じて流れるブーレーズの透徹したスタイルが貫かれ、それがまことに聴くものを魅了する。さらにソプラノ、ジュリアン・バンゼの少し籠ったような歌声がこの曲にピッタリとフィットしている。この演奏は、ホント、最高である。

彼女の紹介でこんな文章を見つけた。感じたとおり、この4番でやはり評価されていたのだ。
彼女はこれまでに、ラトル、ブーレーズ、マゼール等の巨匠と共演し、中でもCDリリースされているアバド指揮ウィーン・フィルとのベルク「ルル」組曲、ブーレーズ指揮クリーヴランド管とのマーラー「交響曲第4番」は高く評価された。リート歌手としても高い評価を受けている。(トッパンホールのHPより)

調べれば調べるほどわかるもので、ジュリアン・バンゼはブーレーズとの録音の翌年1999年にドレスデンとシノーポリとの共演で同じマーラーの第4番をレコーディングしている。ここでの彼女の歌声はゆったりとしたテンポでより一層艶やかに伸びやかに響き渡る。第4楽章だけとらえれば、こちらも捨てがたい。ブーレーズ盤では9分弱で切り上げているところを、このシノーポリ盤では11分40秒もかけたゆったりしたテンポ、この違いは明らかで、彼女は実に朗々と謳いあげる。聴き終えた後の拍手が心地よくなじむ。

交響曲第4番 ト長調
IV. Sehr behaglich
ジュリアン・バンゼ - Juliane Banse (ソプラノ)
シュターツカペレ・ドレスデン - Dresden Staatskapelle
ジュゼッペ・シノーポリ - Giuseppe Sinopoli (指揮)
録音:1999年5月
by kirakuossan | 2016-01-31 13:21 | クラシック | Trackback

絵にかいたような見事な逆転劇

2016年1月31日(日)

日本、逆転で韓国破って優勝!
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後半立て続けに同点ゴール、そして見事な逆転。このような結果を誰が予想しただろう。
前半から押され気味で、後半早々にも加点されて、0-2になって、「もう、こりゃあダメじゃ...」と寝てしまった。

d0170835_9323620.jpg朝起きたら手熊森監督が言っていた。いや、手倉森監督も言っていた「スリリングな、見応えのある試合だった。ちょっと大味になった時間帯もあったけど、2-0で勝つシナリオが狂って、先に2点を取られたので開き直って仕掛けるしかなかった。でも、“勝つことになっていたのかな”と、そんな気持ちです」
2点取られてからの3点奪取。絵にかいたような見事な逆転劇だった・・・ようだ。
寝てしまって、クヤシイ!

サッカーU23アジア選手権決勝
日本3-2韓国

(2016年1月30日)

真の勝因は、傑出したリーダーがいなかったことが幸いしたと思う。
リオ五輪のサッカー男子は8月4日に始まる。
by kirakuossan | 2016-01-31 09:13 | スポーツ | Trackback

倒木が100本も・・・

2016年1月30日(土)

積雪の上に昨日から今朝にかけて降り続いた雨が災いして山辺の県道で100本にものぼる倒木が発生、扉温泉が孤立状態に陥ったと報道された。扉温泉は2011年6月に一度訪れたことがあるが、東の扉、西の白骨と称されるほどに有名な山中の温泉である。日帰り温泉の「桧の湯」と山中の高級旅館「明神館」の2軒しかなく、それこそ秘湯だ。そこに至る山道は道幅狭く、そこに倒木があるとすれば完全に通行は麻痺するであろう。ヘリコプターも着陸するスペースはないだろう。そんな山中で停電になり暖房が切れるとなるとさぞ観光客は心細かったであろう。でもどうにか孤立した人たちは無事のようで本当によかった。


長野県中部3カ所で270人孤立 自衛隊に災害派遣要請
2016/01/30 17:11 【信濃毎日新聞】

d0170835_22494697.jpg松本市入山辺の県道松本和田線で29日に起きた倒木で、宿泊客や従業員計約120人が足止めされた扉温泉の旅館「扉温泉・明神館」と日帰り温泉施設「桧(ひのき)の湯」は、30日午前も孤立状態が続いた。停電も解消していない。松本市災害対策本部などによると、同市の美ケ原で王ケ頭ホテルに通じる林道、東筑摩郡山形村で清水(きよみず)高原へ通じる村道が、ともに倒木で通行止めになっていることも判明。30日午前の段階で3カ所、計約270人が孤立している。松本市は県を通じ、自衛隊に災害派遣を要請した。県や市によると、けが人や体調を崩した人は確認されていない。
d0170835_235689.jpg扉温泉の孤立解消のため、県や松本市などは同市入山辺出張所に現地対策本部を設置。同本部によると、県道松本和田線には少なくとも100本の倒木がある。「30日中に通行止めと停電を解消するのは厳しい」との見通しで、通行止め区間の安全を確保し、30日中に宿泊客らを徒歩で松本市方面へ移送する方針を決め、準備を始めた。



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扉温泉2011年6月10日撮影 旅館「明神館」(左上)日帰り温泉の「桧の湯」(左下と右)
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by kirakuossan | 2016-01-30 22:49 | 信州の風景 | Trackback

春の軽井沢、バッティストーニがまた聴ける。

2016年1月30日(土)

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今年も軽井沢春の音楽祭にイタリアの若き天才指揮者アンドレア・バッティストーニが東京フィルハーモニー交響楽団とともに軽井沢大賀ホールへやって来る。昨年は大賀ホールの開館10周年記念のオープニングを華々しく飾ったが、今年もあの感動をふたたび。。。
バッティストーニは現在、東京フィルハーモニの首席客演指揮者の地位にある。昨年の5番に続いて今年はチャイコフスキー第4番、溌剌とした指揮ぶりがまた見られそうだ。
ピアニストの小山実稚恵も何か縁があってか偶然にも昨年来4月、5月、そして7月のリサイタルとこれで4度目となる。彼女のピアノはタッチが力強いので、チャイコフスキーの1番にはもってこいだろう。ただ昨年5月でのチャイコフスキー・オーケストラの時も1番を演奏したが、その時は彼女にしては珍しく今一歩の演奏だったので今度は期待しよう。
今年は他に、昨年と同様オーケストラ・アンサンブル金沢、さらには読売日本交響楽団も来演するようだ。4月29日のオープニングには錦織健のテノール・リサイタルが、ゴールデンウイーク後半には宇崎竜童、財津和夫のそれぞれライヴもあって盛りだくさんの催し物だ。



追記:
2016年1月31日(日)
朝10時発売開始と同時にネットで申し込むも、SS席はすでに僅少状態、辛うじて良い席が獲れたが、10分後にはB席ともども早くも売り切れ。バッティストーニの翌日公演の下野竜也指揮読響が1時間たってもまだ席に余裕があるのとはえらい違い。バッティストーニ人気はたいしたもので、やはりファンはよく知っているわ。
でもチケットピアはやはり枠が多いのか、まだ十分に席に余裕はありそう。ただイーチケットでの申し込みは座席指定が出来たのでこちらで取った次第。
by kirakuossan | 2016-01-30 21:10 | クラシック | Trackback

注目の決勝2題

2016年1月30日(土)

注目の決勝2題。
サッカーのU―23アジア選手権最終日は日本時間で今日深夜11時45分から、ドーハで決勝が行われる。対戦相手はライバル韓国。
U-23代表(オリンピック&アジア競技大会)の韓国との過去対戦成績は日本の15戦4勝7敗4分け。2000年以降は2勝3敗4分けで何れも2点までのロースコアーの戦いになっている。ということで2点先に取れば負けはなさそうだが、最近では2連敗。今日の雪辱戦は面白い。
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もう一つは明日昼に行われるラグビーの日本選手権-帝京大対パナソニック。19季ぶりに社会人と学生のチャンピョン同士の一発勝負で争われる。こちらは過去半世紀、社会人の方が圧勝してきており、学生の9勝43敗。直近の学生勝利は1987年の早稲田が東芝府中を22 - 16で下した優勝まで遡る。あすもし帝京大が勝てば28季ぶりとなる。大学選手権7連覇の実力がどこまで社会人に通じるか、こちらも楽しみな一戦だ。


追記:
2016年1月31日(日)
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今季のラグビーの最終戦。さすがに秩父宮ラグビー場の天然芝は、シーズン最初に目にした緑は消え、禿げ禿げになっていた。
あくまでもチャレンジするというパナソニックが、チャレンジするのではない勝ちに行くといった帝京大を49-15と突き放して5回目の日本一に輝いた。やはり相当の力の差があった。
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2015年11月15日撮影
by kirakuossan | 2016-01-30 17:16 | Trackback

二人の偉大なピアニスト

2016年1月30日(土)

d0170835_1621065.jpg何と自然な、無理のないピアノの音色が、安らげに、心を落ち着かせ、感慨にふける、そんな音楽だ。決してどこにも誇張がない。すべてこの人の精神奥深くから湧き出る人間性そのものの音楽だ。ブルーノ=レオナルド・ゲルバーというピアニストはどちらかというと地味な存在ではあるが、ひとたび彼のピアノを聴いてしまうと忘れられなくなってしまう。アルゼンチンはブエノスアイレスの出身で1941年生まれ、あのマルタ・アルゲリッチと誕生年も同じなら故郷も全く同じだ。でも華やかな彼女の陰に隠れた印象は否めないが、実力のほどは決して負けてはいない。というより内に秘めて聴く者の心打つのは彼の方かもしれない。このピアニストの素晴らしさを教えてくれたのはまた吉田秀和の著書を通じてであった。

ゲルバーの演奏には、まだ晩年のベートーヴェンに通じるような深さはないかも知れないが、重厚、荘重という点で、さらに一歩すすんだものになってきた。これは一九六七年以来、何年かおきにではあるけれども、彼をずっときいてきた私の結論である。
私は、かつては、音楽の演奏をできるだけ演奏者と切りはなしたところできこうとしていた。そうして、はじめて演奏に自律的価値を認めることができるのだと考えていた。しかし何年からというふうにはっきり線はひけないけれども、演奏の形といい、音の質といい、それは演奏家の精神が形をとり、響きになったものでしかないということが、やっと目に見えてきた。(吉田秀和著『音楽展望』1975年6月23日稿より)



ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」, 第14番「月光」
ブルーノ=レオナルド・ゲルバー - Bruno-Leonardo Gelber (ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 - New Philharmonia Orchestra
フェルディナンド・ライトナー - Ferdinand Leitner (指揮)



アルフレッド・ブレンデル(1931~)はよく知りつくしたピアニストであるけれど、現役のピアニストのなかでも、最近でこそその活動は知らないが、心技共に最高のレベルにある音楽家だと思う。バッハからシェーンベルクまで幅広いレパートリーをもち、世に出たレコーディングも数多い。彼もまた、表面的な美しさや効果を追わず、作品の真髄を追及し、掘り下げて表現するタイプのピアニストだ。当然のことながらこの人についても吉田秀和の評価は高い。

彼の演奏は、一口でいえば、第一級の過去の遺産に直面して現代人としてどれだけのことができるのか?という問いでいっぱいに充電した思索と行動の軌跡にほかならない。~
最近はバッハの鍵盤楽器の作品はオルガンかチェンバロでひくのが本当だという考え方が優勢になり、ピアニストのレパートリーからバッハは急速に姿を消しつつあるのだが、こんな残念なことはない。大音楽家の中でバッハこそ、特定の楽器にとらわれること最も少ない音楽を書いた人であり、その種の曲はピアノでひいても凡百の「ピアノのための曲」よりはるかに高い内容を表現しうる。そのことを、このレコードはまた、強い説得力で証明している。


『音楽展望2』(吉田秀和著)の「今年(1978年)のレコードから」で、バッハを紹介している。


d0170835_16155997.jpgJ.S. バッハ:名曲集
イタリア協奏曲/幻想曲 BWV 922/半音階的幻想曲とフーガ BWV 903
アルフレッド・ブレンデル - Alfred Brendel (ピアノ)
(1976年5月録音)



この二人の偉大な現役ピアニストのベートーヴェンとバッハを聴く。また愉しからずや。
by kirakuossan | 2016-01-30 15:09 | クラシック | Trackback

水戸の危機感

2016年1月30日(土)

13年以来となる首位への返り咲きも視野にしていただけに「まさか5位にまで落ちるとは」と危機感を示した。
とあるのは、2015年の水戸市の1世帯当たりの納豆購入額が前年の2位から後退し、全国5位にとどまったという話。水戸といえば納豆、納豆といえば水戸というイメージが定着しているだけに、この低迷ぶりには”悲壮感”がただよう。納豆に関してどれが美味しいかと食べ比べてベスト10を掲載しているブログもあるくらいで、日々の朝食には欠かせない。
もうひとつ面白いのは、納豆につけられた名前。何とか美味しそうに見せて売り上げを伸ばそうとした汗の努力がにじみ出ている。「京納豆」といえばいかにも上品そう、「納豆一番」といえばホンマに一番かいなと思ってしまう。「わら納豆」と藁に入った姿をみると、これは絶対にうまいと思い、少々高いが買ってしまう。でもその割にはイマイチやったりして・・・
d0170835_9221838.jpg最高なやつがあった。「ねばり勝ち」。。。コレなら、つい笑って買ってしまう。柔らかいが名前ほどには”粘り”には欠けるそうだが、でも仮にそこまで美味くなくても笑って済ませられるところが何より得だ。 
なお消費量1位は2年連続で福島市。
ついでに餃子の日本一は? 昔から宇都宮としたもんだが、今は浜松らしい。これ総務省の調査だから確かな話。世の中刻々と変化してますな。
by kirakuossan | 2016-01-30 09:13 | 偶感 | Trackback

新感覚のシューベルトを聴く

2016年1月30日(土)
いい曲、なんの曲。
d0170835_7424789.jpg洒落たCDのジャケットを見つけては聴くことがよくある。ミヒャエル・エンドレス(1961~)というピアニストのシューベルトを聴いた。優しい、ピアノだ。どんな人かもうひとつ情報がないが、ある人がこのように紹介していた。
エンドレスはヨーロッパとアメリカ、そしてボンの「ベートーヴェン・フェスティバル」でモーツァルトのソナタ全曲演奏を行い、ザルツブルクでの「モーツァルト・フェスティバル」では、さらにシューベルトのピアノソナタ、ラヴェルのピアノ全曲演奏も行った。

なにか文章が一行ずつずれているのではないかと思うような話だが、まあとにかく欧米で活躍しているドイツのピアニストなのだろう。得意としているのはモーツァルト、シューベルト、シューマン、ラヴェルあたりらしいのもわかった。2003年からベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で教鞭をとっているのもわかった。
最初の「グラーツの幻想曲」。シューベルトの作品としては聴きなれない曲なのでオヤ?と思いながら聴きだしたが、これがなかなか好い。1968年に発見された曲で、昨年のラ・フォル・ジュルネで演奏され、マニアの間で話題を呼んだ作品だそうだ。ただシューベルトの真作かどうかはまだはっきりしていない。「こんなにも豊かなメロディーを備えた曲が書ける人が他にいたのだとしたら、その人も間違いなく天才と呼んでもいいでしょう」と上手く言う。ライナー・ノーツにも書かれている「新感覚のシューベルトを聴くのも悪くないでしょう」


シューベルト:
幻想曲 ハ長調 「グラーツの幻想曲」 D. 605a
ミヒャエル・エンドレス - Michael Endres (ピアノ)
(録音: 11-14 August 2008, WDR Funkhaus Koln, Klaus-von-Bismarck-Saal, Germany)
by kirakuossan | 2016-01-30 07:43 | いい曲、なんの曲 | Trackback

選抜高校野球2016出場校決定 ~2016センバツ❷

2016年1月29日(金)

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速報第一弾が入ってきた。(15:00)
21世紀枠・・・釜石(岩手②)小豆島(香川初)長田(兵庫初)
小豆島は十分に考えられたが長田(兵庫)は全くの予想外。これで近畿の一般枠で報徳学園はなくなったか。

(15:10)
北海道・・・札幌第一(北海道初)
(15:11)
東北・・・青森山田(青森②)八戸学院光星(青森⑨)
(15:16)
関東・東京・・・木更津総合(千葉③)常総学院(茨城⑨)桐生第一(群馬⑤)東海大甲府(山梨⑤)花咲徳栄(埼玉④)関東一(東京⑥)
結局東京は1校にとどまり花咲徳栄が滑り込んだ。
(15:21)
東海・・・東邦(愛知㉘)いなべ総合(三重初)
(15:22)
北信越・・・敦賀気比(福井⑦)福井工大福井(福井④)
波乱はなかった。佐久長聖涙...
(15:27)
近畿・・・大阪桐蔭(大阪⑧)滋賀学園(滋賀初)龍谷大平安(京都㊵)明石商(兵庫初)智辯学園(奈良⑩)市和歌山(和歌山⑤)
報徳学園が落ちて地域分散で市和歌山が拾われた。
(15:32)
中国・四国・・・創志学園(岡山②)南陽工(山口⑤)開星(島根③)高松商(香川㉖)明徳義塾(高知⑯)土佐(高知⑧)
やはり開星が入ったか、結局、神宮枠も加味して中四国は3校づつとなった。
(15:40)
九州・・・秀岳館(熊本②)海星(長崎⑤)鹿児島実(鹿児島⑨)日南学園(宮崎⑤)

以上出場校32校が決定した。

予想成績は27勝5敗(84%正解率)。昨年が26勝6敗だったので今年の予想が上回った。予想外で選ばれたのは・・・21世紀枠の2校小豆島(香川初)長田(兵庫初)、一般枠からは、花咲徳栄(埼玉④)市和歌山(和歌山⑤)開星(島根③)の3校。

初出場は小豆島(香川初)長田(兵庫初)札幌第一(北海道初)いなべ総合(三重初)滋賀学園(滋賀初)明石商(兵庫初)の6校。このうち兵庫の2校と小豆島は春夏を通じて初出場となる。




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1月13日での選抜出場校予想
【一般選考枠】
北海道・・・札幌第一
東北・・・青森山田(青森)八戸光星(青森)
関東・東京・・・ 木更津総合(千葉)常総学院(茨城)桐生第一(群馬)東海大甲府(山梨)関東一(東京)二松学舎大付(東京)
東海・・・ 東邦(愛知)いなべ総合(三重)
北信越・・・敦賀気比(福井)工大福井(福井)
近畿・・・大阪桐蔭(大阪)滋賀学園(滋賀)智弁学園(奈良)明石商(兵庫)龍谷大平安(京都)報徳学園(兵庫)
中国・四国・・・高松商(香川) 創志学園(岡山)済美(愛媛)明徳義塾(高知)南陽工(山口)
九州・・・秀岳館(熊本)海星(長崎)鹿児島実(鹿児島)日南学園(宮崎)

21世紀枠・・・釜石(岩手)八重山(沖縄)長野(長野)
神宮枠・・・土佐(高知)

by kirakuossan | 2016-01-29 14:44 | スポーツ | Trackback
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