気楽おっさんの蓼科偶感


信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。
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2018年 05月 31日 ( 3 )

マゼールのあの夜を懐かしく思い起こしながら・・・

2018年5月31日(木)

ロリン・マゼールが手兵ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を引きつれて最後の来日を果たしたのが2013年春であった。ちょうどフェスティバルホールが改装になったその年にやってきた。早いものでもうあれから丸5年の月日が経った。
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2013年4月16日、3階席の真新しい椅子に座り酔いしれたのは、ブルックナーの交響曲第3番二短調(1889年第3稿 ノーヴァク版)であった。大熱演で終わったのは9時43分、まさか今日は遅いのでアンコールはないだろうと思っていたらニュルンベルクをやった。これだけでも10分ほどある。83歳のマゼールにはきつかったはずだが、過去から何度もやって来た大阪公演だけに一層の思い入れがあったのだろう。ファンに大サービスをしてくれたマゼールはそれから1年後の夏に突然帰らぬ人となった。あれだけ元気だったのに。
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昨夜訪れたフェスティバルホールの入口には「新装5周年」とあった。その横には、ロンドン響、ウィーン・フィルらと並んで今秋来日するゲルギエフとミュンヘンのポスターがかかってあった。
2015年からミュンヘン・フィルの首席に就いた ヴァレリー・ゲルギエフ、彼の指揮する、同じブルックナーの第3番をいま聴いている。マゼールのあの夜を懐かしく思い起こしながら・・・


ブルックナー:
交響曲第3番 ニ短調 WAB 103 (1889年稿・ノヴァーク版)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮)
録音: 25 September 2017, Stiftsbasilika St. Florian, Austria
(本日、NMLの新着タイトルで配信)


d0170835_21571147.jpgそしてマゼールの演奏はないかと探せば、ミュンヘンではなかったが、これも今秋聴きに行くことにしているバイエルン放送響のものがあった。さっそく続けて聴くことに。

交響曲第3番 ニ短調 WAB 103 (1889年稿・ノヴァーク版)
バイエルン放送交響楽団
ロリン・マゼール(指揮)
録音:1999年1月

by kirakuossan | 2018-05-31 21:23 | クラシック | Trackback

クラシック談義が出来る飲み屋

2018年5月31日(木)
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d0170835_15433354.jpg昨夜演奏会帰りにいつものように新梅田食堂街へ。いつもの店が閉まっていたので、2階にある酒の美味そうな店「森清」に入る。その店を経営するおやっさんが思わぬことにクラシックファンときた。そんなこともあってクラシック関係の客もよく訪れるのだろう、ベルリン・フィルのヴィオラ奏者も呑みに来たようで色紙が飾ってあった。ちょうど夫婦ずれの先客がいたがその旦那も指揮者ということで今度尼崎のアルカイックホールでドリーブのバレエ音楽「コッペリア」を指揮するという。この人いわく「ドリーブの音楽はとにかく最高」と持ち上げるもんだから、酒もほどほどに俄かクラッシック談義とあいなる。同世代のおやっさんは23歳の時に単身ソ連を旅し、向うで聴いたソ連楽団の管の咆哮音が病みつきになっていっぺんにクラシックに憑りつかれたという。こちらも例のムラヴィンスキー初来日公演の話を持ち出すと、えらい乗ってきたが、まあ話の続きはまた次回にでも・・・

というわけで早速今日ドリーブの「コッペリア」をアンセルメで聴いてみる。


by kirakuossan | 2018-05-31 15:44 | 食・酒 | Trackback

ポカンと口を開けたままただただ見とれておるのでございました。

2018年5月31日(木)

d0170835_23325352.jpg周りのおっさん連中はみな同様に、ポカンと口を開けたままただただ見とれておるのでございました。
今日はマーラーの第4番のソリストで登場する美人マドンナ小林沙羅見たさに前8列の席を取った。ところがマーラーなのでフルオーケストラが登壇のため、前4列がステージに変わっていて実際の最前列は6列目。ということで、なんと!第3列目ではないか、これにはびっくりするやら喜ぶやら。。。いわゆるかぶりつきというやつだ。数多く演奏会を聴いて来たがこんな前は初めて。しかも今日は音も大事だがそれ以上に鑑賞も大切なのでこの席は願ったり叶ったり、おかげでマドンナの独唱もじっくり観られたし、指揮者の一挙一動もじっくり愉しめ大満足であった。
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で、肝心の演奏の方だが、まずマーラー。こうして4番を聴くのは初体験だが、あの鈴の音でどうしても「優しさ」の印象が先に立つ曲だが、どうしてどうして随所に例の咆哮する場面がちりばめられ、また聴かせ場所は聴かせ場所で、たっぷりと用意されていて、これほどまでに完成された音楽であったかと再認識させられる。イタリア人指揮者のダニエーレ・ルスティオーニは最初ステージに出てくるとき、緊張のためか幾分固い表情だったが、メンデルスゾーンの「イタリア」の、あの軽やかなメロディーが鳴り出すや、あとは思う存分のしなやかな動きで聴衆を魅了した。隣の庵原氏が呟いた。「なのに、オケの皆は音楽に乗っていない。多分指揮者は歯がゆい思いで振っているだろう」
これには小生も同感で、団員の表情が皆固い。にこりともせず指揮者と目を合わすでもなく、曲が「イタリア」なのだからもっともっと指揮者と一緒に乗って欲しかった(ただ演奏そのものは、肩の力が適度に抜け、合格点ではあった)
マーラーは好演で、大フィルもずいぶんレベルアップしているな、と感じさせられた。最近積極的に若手の外国人指揮者なども続けて招いたりして、そうした冒険が功を奏しつつあるのだろう。
そしてソプラノ小林沙羅。見た目以上に声量があり、低い声域により魅力を感じた。それにしても綺麗な人でした。あんな人もいるんだな~と溜め息をつきながら二人してフェスティバルホールをあとにし酒場に向かった。
(2018年5月30日)




by kirakuossan | 2018-05-31 07:12 | クラシック | Trackback
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