2017年 02月 02日 ( 2 )

行基図

2017年2月2日(木)

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奈良時代の僧侶行基が作ったとされる日本地図がある。ことの真偽は定かではないが、これを「行基図」といって、江戸時代に伊能忠敬らが現われるまで日本地図の原型とされてきた。
北海道がなかったり、九州が円かったり、細部はともかくとして全体図としてのイメージはよく理解できる。ただし現存しているものは江戸時代の書写である。


津軽大里(青森県)
夷地陸奥(青森県大部分・岩手県一部)
出羽(秋田県・山形県の大部分)
鹿嶋常陸(茨城県大部分)
下総(千葉県北部・茨城県一部)
上総(かずさ・千葉県中央部常陸)
安房(あわ千葉県南部)
下野(栃木県)
上野(群馬県)
武蔵(東京都・埼玉県・神奈川県一部)
相模(神奈川県大部分)
伊豆(静岡県東部・東京都伊豆諸島・伊豆七島・伊豆半島)
甲斐(山梨県)
越後(新潟県大部分)
佐渡(新潟県)
信濃(長野県)
飛騨(岐阜県北部)
美濃(岐阜県南部)
越中(富山県)
能登(石川県北部)
加賀(石川県南部)
越前(福井県東部)
若狭(福井県西部)
駿河(静岡県中央部)
遠江(静岡県南部)
三河(愛知県東部)
尾張(愛知県西部)
伊勢(三重県大半)
伊賀(三重県西部)
志摩(三重県東部)
近江(滋賀県)
山城(京都南部)
大和(奈良県)
紀伊(大部分和歌山県・一部三重県)
河内(大阪府東部)
和泉(大阪府南部)
摂津(一部大阪府・一部兵庫県)
播磨(兵庫県西部)
淡路(兵庫県淡路島)
丹波(京都府・一部兵庫県)
丹後(京都府北部)
但馬(兵庫県北部)
因幡(鳥取県東部)
伯耆(ほうき・鳥取県西部)
隠岐(島根県隠岐島)
出雲(島根県東部)
石見(島根県西部)
美作(岡山県北部)
備前(岡山県南東部)
備中(岡山県西部)
備後(広島県東部)
安芸((広島県西部)
周防(山口県東部)
長門(山口県西部・北部)
讃岐(香川県)
阿波(徳島県)
土佐((高知県)
伊予(愛媛県)
筑前(福岡県北西部)
筑後(福岡県南部)
豊前(大半福岡県東部・一部大分県北部)
豊後(大分県大部分)
対馬(長崎県一部)
壱岐(長崎県)
肥前(佐賀県・一部長崎県)
肥後(熊本県)
日向(宮崎県)
大隈(鹿児島県東部)
薩摩(鹿児島県西部)


d0170835_19505726.jpgまた、行基は、大僧正として聖武天皇により奈良の東大寺造立の実質上の責任者として招聘されたことや、多くの寺院を開基したり、架橋や貯水池掘削などの社会事業を各地で行なったことでもよく知られる。そして行基による開湯伝説が全国各地にある。草津温泉、野沢温泉、渋温泉、鹿教湯温泉、有馬温泉などなど。
そんな行基は668年河内國大鳥郡に生まれ、749年奈良の喜光寺で没した。今日2月2日は、行基の没1268年にあたる。

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by kirakuossan | 2017-02-02 16:05 | ヒストリー | Trackback

運命のいたずらだろうか。。。

2017年2月2日(木)

世紀の最も偉大なヴァイオリニストは誰か?

まず一人目はロシアのヤッシャ・ハイフェッツ(1901~1987)の名が挙がるであろう。このことは誰も異論がないだろう。ロシア人のヴァイオリニストは豊富で他に、ダヴィッド・オイストラフ(1908~1974)も躊躇なく出てくるし、ウクライナ出身のナタン・ミルシテイン(1903~1992)やアイザック・スターン(1920~2001)もいる。そしてベルギーのアルテュール・グリュミオー(1921~1986)は当然だし、、ポーランドのヘンリク・シェリング(1918~1988)、あるいは19世紀生まれのハンガリーのヨゼフ・シゲティ(1892~ 1973)、それからこの中では最も先輩格であり作曲家でもあったウィーン生まれのフリッツ・クライスラー (1875~1962)も絶対に外せない。ほかにも挙げだすときりがないが、ここに挙げた人達はみな巨匠と呼んでも差し支えないヴァイオリニストたちであった。
運命のいたずらだろうか、今日2月2日、歴代二大ヴァイオリニストと言っても過言でないフリッツ・クライスラー とヤッシャ・ハイフェッツがともに同じ誕生日であった。
そしてもうひとつは、これはよく知られたことだが、著名なヴァイオリニストにユダヤ系の演奏家が多いということだが、その通りで、8人中、シゲティとグリュミオー以外はみなユダヤ人である。これも運命のいたずらだろうか。



ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61

d0170835_2153131.jpgViolin Concerto in D Major, Op. 61
フリッツ・クライスラー - Fritz Kreisler (ヴァイオリン)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 - Berlin State Opera Orchestra
レオ・ブレッヒ - Leo Blech (指揮)
(録音: 1926年)


d0170835_2153291.jpgViolin Concerto in D Major, Op. 61
ヤッシャ・ハイフェッツ - Jascha Heifetz (ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 - London Philharmonic Orchestra
ジョン・バルビローリ - John Barbirolli (指揮)
(録音: 1934年)




ハイフェッツは1923年(大正12)、30年、54年と3度来日している。一方、クライスラーはただ一度だけ、それもハイフェッツと同じ1923年に来日した。そしてこれもまたまた運命のいたずらか、共に今はない神戸新開地の聚楽館でリサイタルを開いているのである。
偶然にも似通った二人だが、でも奏でる音楽はまるで違った。クライスラーは表現性に富んだヴィブラートを駆使し、優美で甘美な音色がした。ハイフェッツは完璧な技巧に裏打ちされた、冷徹な表現、そんな美的感覚の音色と評された。



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by kirakuossan | 2017-02-02 00:01 | クラシック | Trackback