2023年 06月 05日
ここは勇気をもってもうしばらく強気で・・・ |
2023年6月5日(月)
先週末にNYダウが今年一番の上昇幅を見たが、週が明け、今日の東京市場はさらなる活況を呈し、日経平均株価も先週末比693円と今年一番の値幅上昇となった。
チャート①は今年1月からの日足の一目均衡表。日経平均株価チャート① (拡大:左クリック)
1月には雲の下にあったローソク足が、2月を境に転換線を越え、先行スパン1・2(雲)を突き抜け緩やかな上昇基調に入り、その後、ボックス圏内に。そして4月より徐々に上昇をはじめ、5月に入りその機運は顕著となった。遅行スパン(左のピンク線)もローソク足をはるかに超え、最も強い相場を示す三役好転状態が2か月以上続く。これで見る限り逆転となる遅行線がローソク足を下回るのはまだだいぶ先のようだ。
その動きは、短期だけでなく週足で中期的に見てもより顕著に見える。
チャート②は2021年12月からの週足のボリンジャーバンド。
ボックス圏のあと今年2月から4月前半までのスクイーズ(幅縮小)期間を経て、5月に入るや、エクスパンジョン(拡張期)に移行、ローソク足は+2σに触れ、5月3週目には一気に+3σ(上の大外線・橙色)にも触れ、+2σと+3σの間を駆け上って来た。同時にマイナス3σ(下の大外線・橙色)が極端に下にぶれ、上下の開きは顕著となり相場の強さを表す。そしてここ4週続けて+2σと+3σを駆け上る、上下の開きが大きくらればなるほどローソク足は駆け上り、いわゆるバンドウオークの状態になる。こうなると当面は強気で推移を見守るわけだが、あとは、マイナス3σがどこら当たりで下振れから上向き、中心に向かい出すかのポイントが転換点。
そしてもう一つのボクの注視するのはいつもの米VIX恐怖指数。今日のニューヨーク市場が開く直前でも15ポイント当たりで極めて安定的な水準で推移しており、現状恐怖心は見当たらない。この指数が20ポイントを超え始めるとき、並行して、その時は恐らく日経平均株価のボリンジャバンドが拡張期から縮小期に転じ始める予兆が見え始めているだろうから、その時が相場のひとつの転換期ではないだろうか?
日経平均の移動平均線からの乖離も大きくなり、サイコロジカルラインも9勝3敗、確かにここに来て過熱感が気になるが、ここは勇気をもってもうしばらく強気で・・・
by kirakuossan
| 2023-06-05 20:59
| 株
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