2020年 08月 29日
朝の一曲 131 今ではその伝説も忘れ去られようとしてはいないか? |
2020年8月29日(土)
生前に比べて死後さらにその人気がいっそうに高まるピアニストと、逆に徐々にその存在が薄れていくピアニストがいる。前者の代表格がグレン・グールドであり、今や神格化されているといっても過言ではない。一方、後者の代表格がアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリではないだろうか。
今年はミケランジェリの生誕100年にあたる。
朝の一曲
ミケランジェリは完璧主義からコンサートのキャンセルをくり返し、そのことがかえって有名になり、運よく演奏会で聴けると、それは貴重な体験ということで更に評判を呼び、ミケランジェリ伝説が語り継がれていった。しかし、亡くなってまだわずか25年の歳月しか経っていないが、今ではその伝説も忘れ去られようとしている。
今朝のNML新着タイトルで、久々にミケランジェリのモーツァルトやベートーヴェンのコンチェルト、ショパンのマズルカやシューマンのピアノ曲が聴ける。
by kirakuossan
| 2020-08-29 18:19
| クラシック
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