2019年 08月 01日
名盤◎銘盤 NO27 これ以上望めない豪華布陣での「フィデリオ」 |
2019年8月1日(木)
正直、言うほどにオペラに接する機会が少なくその知識をもたない小生にとって、先日ひょんなことからベートーヴェン唯一のオペラを全曲聴く機会があって今さらながらに「やはりベートーヴェンはたった一曲のオペラでも一級品だな、それになんといってもオーケストレーションがいい」と感銘を受け、あらためてベートーヴェン音楽の虜になった。
Fidelio, Op. 72
ルチア・ポップ - Lucia Popp (ソプラノ)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ - Gundula Janowitz (ソプラノ)
アドルフ・ダッラポッツァ - Adolf Dallapozza (テノール)
マンフレート・ユングヴィルト - Manfred Jungwirth (バス)
ハンス・セティン - Hans Sotin (バス)
ルネ・コロ - René Kollo (テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ - Dietrich Fischer-Dieskau (バリトン)
ウィーン国立歌劇場合唱団 - Vienna State Opera Chorus
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
レナード・バーンスタイン - Leonard Bernstein (指揮)
録音: February 1978, Grosser Saal, Musikverein, Vienna, Austria
ルチア・ポップ - Lucia Popp (ソプラノ)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ - Gundula Janowitz (ソプラノ)
アドルフ・ダッラポッツァ - Adolf Dallapozza (テノール)
マンフレート・ユングヴィルト - Manfred Jungwirth (バス)
ハンス・セティン - Hans Sotin (バス)
ルネ・コロ - René Kollo (テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ - Dietrich Fischer-Dieskau (バリトン)
ウィーン国立歌劇場合唱団 - Vienna State Opera Chorus
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
レナード・バーンスタイン - Leonard Bernstein (指揮)
録音: February 1978, Grosser Saal, Musikverein, Vienna, Austria
「フィデリオ」といえば、以前からベーム盤、カラヤン盤がスタンダードな演奏とされてきたが、1978年、この豪華キャストを揃え、バーンスタインがウィーン・フィルを振った演奏が当時たいへん注目された。1982年発刊のわが愛聴の手引き「名曲名盤500~ベストレコードはこれだ!」にも同曲1位に挙げられこう評されている。
ベートーヴェン生誕200年の1970年以来、ウィーン国立歌劇場の中心的なレパートリーになっていただけに、大変に美しく、充実した内容をもっている。特に、そのしなやかに洗練された表情が見事で、烈婦型でないヤノヴィッツのレオノーレを初々しく生かしている。
昨日、梅田の disk union でこのバーンスタインを見つけ、躊躇なく購入。翌朝の今、気を落ちつけ心して聴いている次第。前の所有者がほとんど針を通していないのだろう、レコードの状態は最良で、この3枚のLPをそれぞれひっくりかえして味わいながら最上のオペラ聴くのは何という贅沢。しかもいつもの恐縮な話だが、40年前に3枚組6,900円で売られていたものが、昨日は3枚組450円で。この落差がレコード盤を裏返しながら興味深く聴いていくなかでいっそう心打つのです。
by kirakuossan
| 2019-08-01 07:25
| 注目盤◎
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