2019年 01月 05日
いかにもブーレーズといったコアな作品群を聴く |
2019年1月5日(土)
⊛ブーレーズ:レポン/二つの影の対話(ダミアン/アンサンブル・アンテルコンタンポラン)
⊛ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲/詩篇交響曲/3楽章の交響曲(ベルリン・フィル)
⊛ストラヴィンスキー:幻想的スケルツォ/カンタータ「星の王」/交響詩「ナイチンゲールの歌」/組曲「兵士の物語」(クリーヴランド管)
⊛リゲティ:エチュード第1番「ハーモニー」/アヴァンチュール/3つの小品(コンタルスキー兄弟/アンサンブル・アンテルコンタンポラン)
⊛ラヴェル:シェエラザード/クープランの墓/ドビュッシー : フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード/2つの舞曲(オッター/ハーグリー/クリーヴランド管)
⊛シマノフスキ:/ヴァイオリン協奏曲第1番/交響曲第3番「夜の歌」(テツラフ/ウィーン・フィル)
⊛マーラー:嘆きの歌/ベルク:歌劇「ルル」組曲(プロハスカ/レシュマン/ラーション/ウィーン・フィル)
⊛ヴァレーズ:アメリカ/アルカナ/砂漠/イオニザシオン(シカゴ響)
⊛ブーレーズ:デリーヴ II/二つの影の対話/メモリアル/アンテーム II(ダニエル&マイケル・バレンボイム/IRCAMライブ・エレクトロニクス・アンサンブル)
1970年5月17日:フェスティバルホール
NMLではピエール・ブーレーズが指揮した11枚が新たに珍しく大量配信され、ライブラリーに加わっている。これはブーレーズが亡くなって今日でちょうど2年ということからなのだろう。
それにしてもストラヴィンスキーを中心に自作曲も含め、いかにもブーレーズといったコアな作品群が並ぶ。オケも手兵のクリーヴランド管弦楽団以外に ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団とさすが超一流どころが揃い、聴きごたえ十分である。でもこれを聴きこなすには相当の覚悟がいるのも一方では事実であるけれども、せっかくの機会でもあるので今日は一度チャレンジしてみようと思う。
で、まず比較的入りやすい音楽からということで、やはり「ペトルーシュカ」あたりからということになる。ただ生理的にどうしても受け付けないシマノフスキだけは最初からオミットしておこう。
⊛ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」/「春の祭典」(クリーヴランド管)
⊛ストラヴィンスキー:歌曲集(ブリン=ジュルソン/シャーリー=クァーク/マレイ/アンサンブル・アンテルコンタンポラン)⊛ブーレーズ:レポン/二つの影の対話(ダミアン/アンサンブル・アンテルコンタンポラン)
⊛ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲/詩篇交響曲/3楽章の交響曲(ベルリン・フィル)
⊛ストラヴィンスキー:幻想的スケルツォ/カンタータ「星の王」/交響詩「ナイチンゲールの歌」/組曲「兵士の物語」(クリーヴランド管)
⊛リゲティ:エチュード第1番「ハーモニー」/アヴァンチュール/3つの小品(コンタルスキー兄弟/アンサンブル・アンテルコンタンポラン)
⊛ラヴェル:シェエラザード/クープランの墓/ドビュッシー : フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード/2つの舞曲(オッター/ハーグリー/クリーヴランド管)
⊛シマノフスキ:/ヴァイオリン協奏曲第1番/交響曲第3番「夜の歌」(テツラフ/ウィーン・フィル)
⊛マーラー:嘆きの歌/ベルク:歌劇「ルル」組曲(プロハスカ/レシュマン/ラーション/ウィーン・フィル)
⊛ヴァレーズ:アメリカ/アルカナ/砂漠/イオニザシオン(シカゴ響)
⊛ブーレーズ:デリーヴ II/二つの影の対話/メモリアル/アンテーム II(ダニエル&マイケル・バレンボイム/IRCAMライブ・エレクトロニクス・アンサンブル)
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ブーレーズは70年大阪万博の時45歳で、ジョージ・セル率いるクリーヴランド管弦楽団に帯同来日しているが、当時は首席客演指揮者の地位にあったがまださほど有名ではなかった。セルがベートーヴェンの「英雄」モーツァルトの40番などを披露したが、そのときのブーレーズが指揮した演目は以下の通りで、当時から、いわゆる独自の世界を形成していた。なお彼は4年後の1974年9月にも、レナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルを率いて来日公演した時にも同楽団の常任指揮者として同行している。先輩バーンスタインがマーラー5番を興奮気味にぶちかましている横で、そのときにもキルクナーの「管弦楽の為の音楽」やウェーベルンの「管弦楽の為の6章」といった普段耳にすることがない珍しい楽曲を披露している。
ワーグナー:パルシファル、第1幕への前奏曲
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番(VN/ダニエル・マジェスケ)
ドビュッシー:管弦楽の為の映像
1970年5月18日:フェスティバルホール&5月24日:東京文化会館
シューベルト:交響曲第2番
ドビュッシー:海
アイヴス:ニューイングラドの三つの場所
ストラヴィンスキー:火の鳥、組曲(1910)
by kirakuossan
| 2019-01-05 08:58
| クラシック
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