信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。 当ブログ名は2018年7月1日をもって「のんきなとうさんの蓼科偶感」に変更いたしました。


by kirakuossan
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さだめなく とび散らふ 落葉かな。

2018年10月13日(土)


海潮音
上田敏訳

遙に満洲なる森鴎外氏に此の書を献ず



落葉      ポオル・ヴェルレエヌ

秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。

げにわれは
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。


仏蘭西の詩はユウゴオに絵画の色を帯び、ルコント・ドゥ・リイルに彫塑の形を具そなへ、ヴェルレエヌに至りて音楽の声を伝へ、而して又更に陰影の匂なつかしきを捉とらへむとす。  訳者



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1905年(明治38)の今日、上田敏の訳詩集『海潮音』が刊行された。
おもにヨーロッパの詩人の訳詩集で、29人の57篇の訳詞がまとめられ、日本に初めて象徴派の詩を紹介した。
ときに東大講師上田敏32歳であった。
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by kirakuossan | 2018-10-13 06:45 | 文芸 | Trackback