信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。 当ブログ名は2018年7月1日をもって「のんきなとうさんの蓼科偶感」に変更いたしました。


by kirakuossan

クラシック雑記帳 2 ビゼーのピアノ曲

2018年9月13日(木)

d0170835_19485163.jpgフランスの作曲家ジョルジュ・ビゼー(1838年10月25日~1875年6月3日)といえば歌劇「カルメン」や劇付随音楽「アルルの女」が有名だが、実は若い頃からピアニストとして非凡な才能を持っており、かのピアノの魔術師と称されたフランツ・リストも激賞したほどであった。しかし彼はオペラ作曲家を目指し、25歳で最初のオペラ「真珠採り」を書き上げる。これが人気を博し、一躍オペラ作曲家としての地位を得た。「真珠採り」は全3幕4場のオペラで、上演される機会は少ないが、エキゾチックなメロディーが各場面にちりばめられ、中でも第一幕でテノールが歌う甘く切ない「耳に残るは君の歌声」は絶品のアリアである。
ビゼーは得意のピアノ曲も数は少ないが作品を残している。ラインの歌、半音階的変奏曲、3楽章からなる「家族の店」、さらには愛らしい夜想曲 ヘ長調やワルツハ長調、演奏会用大ワルツなど、どれも抒情的でかつ技巧的、聴きどころの多いすぐれた佳作が揃っている。普段は接することがない希少な曲をこうして順番に聴いていくのも愉しいものだ。
「家族の店」という表題のピアノ曲、そのいわれは定かではないが、好きな楽曲である。



d0170835_19530484.jpgビゼー:
家族の店 Magasin des familles
I. Meditation religieuse(瞑想曲)
II. Romance sans paroles(無言歌)
III. Casilda(カジルダ)
ユリア・セヴェルス - Julia Severus (ピアノ)



ところで同じころの19世紀半ばにウィーンで活躍した作曲家にワルツ王のヨハン・シュトラウス2世(1825年10月25日~1899年6月3日)がいる。ビゼーの方が13歳年下であるが、世を去ったのは逆に24年も先であった。この二人には共通点がある。
というのはこれも大変珍しいことで、この二人は誕生日が10月25日、命日も、どちらも6月3日と同じであった。

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by kirakuossan | 2018-09-13 14:02 | クラシック雑記帳 | Trackback