2018年 07月 06日
日照時間のはなし |
2018年7月6日(金)
盆地のため夏は酷暑となり、湿度も高く非常に蒸し暑く、日中は猛暑日となり、最低気温が30度を下回らないことも珍しくない。長江流域の武漢、南京と並んで「三大火炉」と呼ばれているぐらいだ。また冬は盆地にも関わらずかなり温暖で、秦嶺山脈が北からの寒気を遮るためだが、一方で日照時間が少なく常に曇っているため放射冷却が少ないからとされる。年中曇りや雨の日が多く、中国で最も日照時間が少ない都市のひとつである。3,000万人の人が暮らす重慶市は一時、中国六大工業基地の一つとして栄えたが、内陸部から資本が撤退し、上海など沿海部の都市が目覚しく発展するにつれ、重慶は発展から取り残され、今では逆に経済的に立ち遅れた地域になっている。
ちなみに日本で日照時間の最も少ないところは秋田県である。逆に日照時間の最も多いのは山梨県で、そこから近い蓼科高原や白樺高原も年中通して日照時間が多い。しかも夏は気温が高くなく爽やかで、だから最高の避暑地なのです。
by kirakuossan
| 2018-07-06 06:09
| 偶感
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