信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。 当ブログ名は2018年7月1日をもって「のんきなとうさんの蓼科偶感」に変更いたしました。


by kirakuossan
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東西二つのベルリン交響楽団

2018年4月6日(金)

信毎webに、6月27日、ベルリン交響楽団のコンサートが長野芸術館で催される記事が載っていた。指揮者はリオール・シャンバダール、共演ピアニストはエフゲニー・ミハイロフとある。ふたりとも知らないが、シベリウスの交響詩「フィンランディア」、スメタナの交響詩「モルダウ」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調、ベートーベンの交響曲第7番イ長調、といったプログラム。調べてみると、この来日公演は、6月17日福島県の會津風雅堂を皮切りに、19,20日と北海道札幌、旭川で、23日には再び福島に戻り、須賀川市文化センターホールで公演を行った後、愛知のフォレストホールに続いて、長野へ入る模様だ。そして翌28日に福岡で、さらに山口、広島でそれぞれ開いたあと、東京のオペラシティー、最終7月8日に大阪のザ・シンフォニーホールといった、3週間にわたる日本全国行脚コンサートだ。
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海外のオーケストラがこのように全国の各地を巡るコンサートを開催するのは最近では極めて珍しいことだ。ところで、指揮者のシャンバダールが首席とあるので、オヤッ?と思った。ベルリン交響楽団、現在はベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と称しているが、首席指揮者は、ブダペスト祝祭管弦楽団と組んでドヴォルザークの交響曲集などを出しているイヴァン・フィッシャーではないのか? そこで調べて分かったことだが、同じベルリン交響楽団でも、こちらの方は別団体でベルリン・シンフォニカーと呼ばれ、1966年西ベルリンで創設されたオケ。馴染みのある方は、東ベルリン側で1952年に創設、前身は戦前から存在し、クルト・ザンデルリングが長きにわたり首席に就いていた方。ザンデルリングといえば、ブラームスの交響曲集を何といっても思い起す。2回録っており、ひとつはドレスデン、ルカ教会でのシュターツカペレ・ドレスデンとのもの、そしてもうひとつは20年後の1990年、78歳のとき、ベルリン、イエス・キリスト教会で収録したもの、このときのオーケストラが、東側のベルリン交響楽団であった。
と、そんなことで、今、ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団の演奏でブラームスの第1番を聴いている。
そこで前者の西側のベルリン交響楽団の演奏はということでNMLを物色したが、どうも東西が混同されていてどちらがどうかよくわからない。おそらくほとんどが東側のオケの方だろう、そのなかに1枚だけリオール・シャンバダール指揮のディスクが存在した。曲目のせいにもよるが、オケの音色は、幾分純度には欠けるが、明るい響きで、東のくすんだ響きとは明らかに一線を画しているようでもある。
なおこの西側のベルリン響は、2008年にも来日を果たしているが、2005年に突如としてベルリン市からの財政支援を打ち切られ、一度は解散となったものの、ベルリン市民を中心とした多くの支援によって約半年後に復活した。
まあ話は長くなったが、ところでこの長野での演奏会を聴きにでも行こうかと思ったが、6月はまだ滋賀にいるし、7月の大阪公演の時は蓼科入りしている予定なので、どうもすれ違いになって聴けそうにもない。


シュトラウスII/ブラームス/レハール/J. シュトラウス/メンデルスゾーン:
ベルリン交響楽団 - Berlin Symphony Orchestra
ライオル・シャムバダル - Lior Shambadal (指揮)



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by kirakuossan | 2018-04-06 22:41 | クラシック | Trackback