信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。 当ブログ名は2018年7月1日をもって「のんきなとうさんの蓼科偶感」に変更いたしました。


by kirakuossan

名盤◎銘盤 NO23 カラヤンの張り切りようが違う演奏

2018年3月13日(火)

今朝のNMLの新着タイトルは11枚と少ない。2ページ目にポツンと1枚、BBC交響楽団 をジョン・バルビローリが指揮したベートーヴェンの第3交響曲「英雄」が出ていた。もともとバルビローリは気になる指揮者の一人なので嫌ではないのでなにげに聴いてみた。これがいけなかった。まったりもったり、どういうかテンポ的にも0.1~0.2秒遅い。特に第二楽章のAdagio assaiなんか、朝風呂で聴いているが、もう生ぬるいお湯のようでとてもじゃないが聴いておれない。やはりバルビローリは、ブラームスの2番なんかの、もうひとつメリハリがなかっても聞き入れられるような作品に向いた指揮者なのだろう。

ところで今日3月13日は、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲がライプツィヒで初演された。1845年のことである。当初メンデルスゾーン自らが手兵ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管を指揮して行う予定だったが体調不良で副指揮者のニルス・ゲーゼが振った。
そこでオケがゲヴァントハウス管のものを探したら、例の”振るとまずいや”、いやクルト・マズアのしかないので、他のオケのを当たってみた。
あったあった、これほどの組み合わせのものはない。例の17歳の少女アンネ=ゾフィー・ムターカラヤンと共演して評判になった演奏だ。カラヤンって、この曲のようなこってりと聴かせるのはお手の物で、しかも美少女好き(?)の彼とあっては、例のおっさん3人との共演よりも大いに張り切るのではないか。という思いで聴いてみるとやはりその通りでありました。ジャケットの表情も例のベートーヴェンの三重協奏曲とは違って真剣そのものであります。ほんとこういう曲を振るとカラヤンは上手い。それにムターもとても少女とは思えないような艶っぽいヴァイオリンである。
どんな実績のある指揮者にも向いた音楽とそうでないものがあるものだ。
それにしてもバルビローリの「英雄」はいただけない。

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メンデルスゾーン:
アンネ=ゾフィー・ムター - Anne-Sophie Mutter (ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン - Herbert von Karajan (指揮)
録音: September 1980, Philharmonie, Berlin, Germany



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by kirakuossan | 2018-03-13 06:53 | 注目盤◎ | Trackback