センバツ、90年の節目を迎えて。。。⑥ 「21世紀枠と一般枠は別もの」ですぞ!

2018年1月11日(木)

第90回記念選抜高校野球大会
こぼれ話 その3


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このトーナメント表は2015年度の秋季高校野球近畿地区大会のものである。

この年の大阪府大会では大商大堺に不覚をとって2位に甘んじはしたが、大方の予想通り実力に勝る大阪桐蔭が優勝を果たした。このとき決勝で戦ったのは滋賀代表の滋賀学園(滋賀3位)だったが、緒戦に大阪府の覇者大商大堺に6-1と快勝、続く報徳学園(兵庫2位)にも1-0と競り勝ち、まさかの大躍進、その勢いをかって、大阪桐蔭戦でも4安打の桐蔭に対して滋賀学園は11安打を放ち圧倒、9回で突き放されてしまったが、滋賀学園が勝利してもおかしくはなかった。
翌年、2016年春の選抜大会出場校の選定には当然ながらこの近畿大会での成績が勘案される。そこで大阪桐蔭、滋賀学園、それにベスト4まで勝ち進んだ龍谷大平安(京都1位)と明石商(兵庫1位)はすんなり決まり、残り2校に絞られた。次にベスト8まで進んだチームから選ばれるのは自然で、報徳学園(兵庫2位)阪南大高(大阪3位)智弁学園(奈良1位)市和歌山(和歌山1位)が俎上にあがった。ここでまず、1回戦で阪南大高は龍谷大平安に0-7の8回コールド負け、市和歌山も明石商に0-7の7回コールド負け、ということで2校が敬遠され、智弁学園と報徳学園が浮かび上がり、とくに報徳学園は準優勝した滋賀学園との準々決勝で延長14回の激闘を繰り広げたのが評価された。そしてこの2校が出場決定と誰もが予想した。

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ところがいざふたを開けてみると、一般枠にさきがけて先に選考が行なわれた「21世紀枠」で兵庫県から推薦の長田高の出場が決まってしまった。そうすると報徳学園を加えると兵庫県から3校の出場になる。一般枠で明石商を外すわけにはいかず、実力的に見ても申し分なく有望視されたのに報徳学園が選外ということになり、地域性を考慮するという理由で市和歌山が最後の切符を手にした。

主催者側も掲げているように「21世紀枠と一般枠は別もの」といった精神があるにもかかわらず、それがどこかへ行ってしまった評定であった。このときの報徳学園ナインの悔しさを二度と繰り返してはいけない。
今年のセンバツ選考も先に「21世紀枠」から議論され決まっていくが、膳所高(滋賀)もかなり有望視されている。もし膳所が選ばれれば、続く一般枠で、これも極めて有望な彦根東(滋賀)が控えているが、これを選外にするといった、この時の報徳学園と同じような評定を繰返してはいけない。また、逆に、彦根東がかなり有望なので、「21世紀枠」で初めから膳所を除外するような方向に走るといったことはないと思うが、ましてやレベル的に見て滋賀県の高校から3校はおかしいのではないかといった議論は論外である。そのことは16年前の夏の甲子園大会での近江高の準優勝をあげるまでもなく、最近の滋賀県代表校の戦いぶりをみればわかることであろう。
あくまでも「21世紀枠と一般枠は別もの」、この精神を必ず貫いてほしい。そうすれば、滋賀県から3校の甲子園出場校誕生!といった初夢も見られるかもしれないのである。


つづく・・・



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by kirakuossan | 2018-01-11 18:28 | スポーツ | Trackback