信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。 当ブログ名は2018年7月1日をもって「のんきなとうさんの蓼科偶感」に変更いたしました。


by kirakuossan
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爽快で新鮮なベートーヴェン

2017年12月27日(水)

現在、若手指揮者で本場ドイツ・オーストリアに有望な指揮者がいないと前に書いたが、先日の第九でエマニュエル・クリヴィヌの代役を務めたサッシャ・ゲッツェルというオーストリア人指揮者は今一歩であったことからもその通りといった思いだが、読売日本交響楽団の首席客演指揮者に最近就任したコルネリウス・マイスターという37歳のドイツ人指揮者、彼はまだ聞いたことがないが、ひょっとして唯一期待できそうである。

d0170835_17150374.jpgそこにもう一人、ポルトガルのオルケストラ・シンフォニカ・ド・ポルト・カサ・ダ・ムジカの首席指揮者で49歳のドイツ人指揮者クリストフ・ケーニッヒがいる。欧米で客演指揮者として人気が高いようで注目されつつある。中でも2008年のBBCスコティッシュ交響楽団との中国公演で大成功を収め、昨年にはニュージャージー交響楽団との初共演でマーラーの交響曲第5番を好演し高い評価を得た。ただ、一流オケとの共演はまだほとんどなく、今後その機会も訪れそうで期待が寄せられる。

彼は過去に、マルメ交響楽団の首席指揮者、さらにはグラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を歴任して経験を積んできた。そのマルメ響とのベートヴェンの第4番と第5番「運命」の演奏が爽快で新鮮である。2002年の演奏だから30歳代半ばでのものである。
マルメ交響楽団はスウェーデン南部の都市マルメを本拠地とし、1925年に創立したオーケストラ。今までに、ヘルベルト・ブロムシュテット(1962~63年)やパーヴォ・ヤルヴィ(1994~97年)が首席に就いたこともあり、ケーニッヒも2003年から4年間首席の地位にあった。


ベートーヴェン:
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60
マルメ交響楽団 - Malmö Symphony Orchestra
クリストフ・ケーニヒ - Christoph König (指揮)

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ユニークなのはグラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団。聞き慣れないが、実は北大西洋にあるスペインに属するカナリア諸島のひとつグラン・カナリア島に存在する小さなオーケストラだ。島の人口が84万人、面積は1,560 km²というから、ほぼオアフ島と同じ、浜松市くらいに匹敵する。

指揮者は、このケーニッヒではないが、貴重な音源がNMLのラインナップにある。

グラナドス:
Goyescas, Part I: Intermezzo
グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団 - Gran Canaria Philharmonic Orchestra
エイドリアン・リーパー - Adrian Leaper (指揮)

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by kirakuossan | 2017-12-27 16:48 | クラシック | Trackback