2017年 11月 18日
コルトー、ティボー、カザルス以来のトリオと大絶賛 |
2017年11月18日(土)
94歳の現役ピアニスト、メナヘム・プレスラーが中心となって1955年、プレスラー32歳のときに結成されたボザール・トリオ(Beaux Arts Trio)、フランス語での名がついているがアメリカで著名なピアノ三重奏団である。結成以来53年の歴史を誇り、2008年ルツェルン音楽祭でのコンサートで解散したが、ヴァイオリンはダニエル・ギレ(1968年まで)が、チェロはバーナード・グリーンハウス(1987年まで)が初代メンバーである。ヴァイオリンは、後に4人、チェロは2人のメンバー交替が行われた。ピアノのプレスラーは最初から最後まで半世紀以上にわたりその籍にあった。ダニエル・ギレはボザール・トリオから離れた翌年、70歳で引退した。その後任にジュリアード弦楽四重奏団の第二ヴァイオリンのイシドア・コーエンが加わり、24年間ヴァイオリンを受け持った。
1955年の結成時、彼らの最初のコンサートを聴いた指揮者のシャルル・ミュンシュが、「こんなに素晴らしいトリオはコルトー、ティボー、カザルスの演奏以来聴いたことがない」と大絶賛したとされる。
フィリップス・レーベルから出されたベートーヴェン全集(10CD)やボザール・トリオ - フィリップス録音全集(1967-1974)は確かに聴きごたえがある。
ベートーヴェン:
ベートーヴェン:
ボザール・トリオ - Beaux Arts Trio
(録音: 1964年)
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by kirakuossan
| 2017-11-18 13:53
| クラシック
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