2017年 10月 23日
洗練された輝きのKöln |
2017年10月23日(月)
ケルン放送交響楽団は戦後生れた比較的新しいオーケストラのためか、音色そのものは洗練された輝きを持っている。でも一方で弦を中心とした奥深い響きはやはり本場ドイツの響きを思わせた。それに弦はもちろんだが、管がたいへん上手い、とくに二人のホルン奏者の息はピタリと合い、全体を引き締めた。
Köln
2017年10月23日(月)19:00開演/京都コンサートホール
ケルン放送交響楽団
演目・内容 | [指揮]佐渡裕 ワーグナー:ジークフリート牧歌 シューベルト:交響曲第7番 ロ短調D.759「未完成」 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」 |
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今日の席は3階の側面、このようにステージを真上から見下ろせる席は初めてだ。おかげで指揮者の姿はよく見ることが出来た。佐渡裕の指揮ぶりを観るのは初めてだが、日本人離れしたダイナミズムはさすが、見飽きしない。レナード・バーンスタインに師事しただけあって、クライマックスでの盛り上げ方はバーンスタインばりのアクションを彷彿させる。バーンスタインは垂直にジャンプするが、佐渡は後ろにのけぞりながら小刻みに跳びはねる。40年以上前のニューヨーク・フィルの来日公演をつい思い出した。
ところでそのニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団だが、来年3月に次期音楽監督のヤープ・ヴァン・ズヴェーデンとともに来日するが、先般ネットでチケットを買おうとしたところ発売と同時に即刻売り切れて買えず、諦めていたが、今日京都コンサートホールのプレイガイドで僅かに残っていたA席を手に入れることが出来た。
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by kirakuossan
| 2017-10-23 22:37
| クラシック
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