2017年 04月 29日
美しいベーゼンドルファーの響きにのせて~ |
2017年4月29日(土)
彼女の1975年11月の日本公演よりバッハのパルティータ5番と2番のディスクを。同世代で同じフランス人女性でアイドルとなったシルヴィ・ヴァルタンに面影がどこかよく似ている。つい見とれてしまうほど可憐だ。.
先に行われた児玉桃のリサイタル。急遽、姉の児玉麻里の代役を務めた広瀬悦子との連弾、息もピッタリと合っていた。
ラ・フォル・ジュルネびわ湖2017
アンヌ・ケフェレック/リサイタル
至福の音色と呼ばれるベーゼンドルファーの美しい響きがびわ湖ホール中ホールいっぱいに広がった。ケフェレックのピアノはあくまでも優しく気品に満ちたものであった。ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
モンポウ:「歌と踊り」より 第4曲
ラヴェル:「高雅で感傷的なワルツ」より 第2曲
ドビュッシー:「子供の領分」より 雪は踊る
シャブリエ:「遺作の5つの小品」より アルバムの綴り
アーン:「当惑したナイチンゲール」より 愛と倦怠のダンス
ラヴェル:古風なメヌエット
サン=サーンス:のんきなワルツ
ドビュッシー:「カンマ」より カンマのダンス
プーランク:「8つの夜想曲」より 幻の舞踏会
ショーソン:パヴァーヌフランク:ゆるやかな舞曲
マスネ:狂ったワルツ
ちょうど手元にあった文庫本『読書案内』の表紙うらにサインをもらうとき、「お姉さんも楽しみにしていたのに残念でしたね」とつい声をかけると桃さんは、「そうなんですよ、でも彼女とできたから・・・」と左隣を指さした。
また、ジョシュア・タン指揮、日本センチュリー交響楽団とのベートーヴェンの第7番、これもなかなかの熱演で聴きごたえのあるもので、タンは非凡な指揮ぶりを披露した。
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by kirakuossan
| 2017-04-29 21:43
| クラシック
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