2017年 02月 23日
Mr.S、逝く |
2017年2月23日(木)
ブルックナーに定評があり、現代最高齢の指揮者のひとりであったスタニスワフ・スクロヴァチェフスキ氏が一昨日亡くなった。93歳だった。1923年、ポーランドのリビウに生まれ、ポーランド各地で指揮者を務めた後に渡米。60~79年に現在のミネソタ管弦楽団で音楽監督、2007~10年には読売日本交響楽団の常任指揮者も務めた。最後の公演は昨年10月、ミネソタ管弦楽団とのブルックナー第8番であった。
彼ほど頻繁に来日した指揮者も知らない。1978年の読売日本交響楽団の招聘による初来日以来、その数は実に30回を越える。日本ではN響、読響、そして札幌交響楽団にも客演した。
読響と79公演、N響とは43公演、その間2003年、06年、そして2011年と3度、自らが首席客演指揮者を務めるザールブリュッケン放送交響楽団との来日も果たし、高齢になってからも精力的な指揮活動を繰り広げた。最後の来日は、2014年10月、桂冠名誉指揮者を務める読響と3度の公演を行い、最終日の12日に行われた下呂交流会館泉ホールでのブルックナー第0番とベートーヴェンの第7番が まさに日本での最後の指揮であった。
今、哀悼の意を込めて、ブルックナー第8番を聴いている。
彼の名前はいくら覚えても直に忘れてしまう名であった。だからみな略してMr.Sと呼んだ。
ブルックナー:
交響曲第8番 ハ短調 WAB 108 (1890年稿・ノヴァーク版)
ザールブリュッケン放送交響楽団 - Saarbrücken Radio Symphony Orchestra
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ - Stanislaw Skrowaczewski (指揮)
(録音: 8, 9 October 1993, Kongresshalle Saarbrucken, Germany)
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彼ほど頻繁に来日した指揮者も知らない。1978年の読売日本交響楽団の招聘による初来日以来、その数は実に30回を越える。日本ではN響、読響、そして札幌交響楽団にも客演した。

今、哀悼の意を込めて、ブルックナー第8番を聴いている。
彼の名前はいくら覚えても直に忘れてしまう名であった。だからみな略してMr.Sと呼んだ。
ブルックナー:
交響曲第8番 ハ短調 WAB 108 (1890年稿・ノヴァーク版)
ザールブリュッケン放送交響楽団 - Saarbrücken Radio Symphony Orchestra
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ - Stanislaw Skrowaczewski (指揮)
(録音: 8, 9 October 1993, Kongresshalle Saarbrucken, Germany)
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by kirakuossan
| 2017-02-23 18:48
| クラシック
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