2017年 02月 04日
春立つ |
2017年2月4日(土)
立春
今日は立春なり。潮甚く干たり。砂広く、海狭くして、水低きくなりぬ。夕方出でて濱に歩す。日は落日に間もなうして、然も西の空は薄き藍色の靄の覆ふあり。
日は夢の如く靄の中に微黄をぼかす。(中略)
後山に何る(のぼる)。春空靄として四山霞棚引き、争はれぬ春となりぬ。
海はゆらゆらとして空と一つに融け、練れるが如き水の面に富士の白雪ちらちら流れぬ。漁舟鷗より小なり。
(徳富蘆花「自然と人生」)
まだまだ寒さは厳しいが、さすがに日は長くなり、野には草木が芽吹いて来る。水鳥もつい陸に上がって、そんな気分になって。。。
「おい、もう降りるんかェ」
立春、
「春立つ」ともいう。
.
立春
今日は立春なり。潮甚く干たり。砂広く、海狭くして、水低きくなりぬ。夕方出でて濱に歩す。日は落日に間もなうして、然も西の空は薄き藍色の靄の覆ふあり。
日は夢の如く靄の中に微黄をぼかす。(中略)
後山に何る(のぼる)。春空靄として四山霞棚引き、争はれぬ春となりぬ。
海はゆらゆらとして空と一つに融け、練れるが如き水の面に富士の白雪ちらちら流れぬ。漁舟鷗より小なり。
(徳富蘆花「自然と人生」)
まだまだ寒さは厳しいが、さすがに日は長くなり、野には草木が芽吹いて来る。水鳥もつい陸に上がって、そんな気分になって。。。
「おい、もう降りるんかェ」
立春、
「春立つ」ともいう。
.
by kirakuossan
| 2017-02-04 00:03
| 偶感
|
Trackback