運命のいたずらだろうか。。。

2017年2月2日(木)

世紀の最も偉大なヴァイオリニストは誰か?

まず一人目はロシアのヤッシャ・ハイフェッツ(1901~1987)の名が挙がるであろう。このことは誰も異論がないだろう。ロシア人のヴァイオリニストは豊富で他に、ダヴィッド・オイストラフ(1908~1974)も躊躇なく出てくるし、ウクライナ出身のナタン・ミルシテイン(1903~1992)やアイザック・スターン(1920~2001)もいる。そしてベルギーのアルテュール・グリュミオー(1921~1986)は当然だし、、ポーランドのヘンリク・シェリング(1918~1988)、あるいは19世紀生まれのハンガリーのヨゼフ・シゲティ(1892~ 1973)、それからこの中では最も先輩格であり作曲家でもあったウィーン生まれのフリッツ・クライスラー (1875~1962)も絶対に外せない。ほかにも挙げだすときりがないが、ここに挙げた人達はみな巨匠と呼んでも差し支えないヴァイオリニストたちであった。
運命のいたずらだろうか、今日2月2日、歴代二大ヴァイオリニストと言っても過言でないフリッツ・クライスラー とヤッシャ・ハイフェッツがともに同じ誕生日であった。
そしてもうひとつは、これはよく知られたことだが、著名なヴァイオリニストにユダヤ系の演奏家が多いということだが、その通りで、8人中、シゲティとグリュミオー以外はみなユダヤ人である。これも運命のいたずらだろうか。



ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61

d0170835_2153131.jpgViolin Concerto in D Major, Op. 61
フリッツ・クライスラー - Fritz Kreisler (ヴァイオリン)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 - Berlin State Opera Orchestra
レオ・ブレッヒ - Leo Blech (指揮)
(録音: 1926年)


d0170835_2153291.jpgViolin Concerto in D Major, Op. 61
ヤッシャ・ハイフェッツ - Jascha Heifetz (ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 - London Philharmonic Orchestra
ジョン・バルビローリ - John Barbirolli (指揮)
(録音: 1934年)




ハイフェッツは1923年(大正12)、30年、54年と3度来日している。一方、クライスラーはただ一度だけ、それもハイフェッツと同じ1923年に来日した。そしてこれもまたまた運命のいたずらか、共に今はない神戸新開地の聚楽館でリサイタルを開いているのである。
偶然にも似通った二人だが、でも奏でる音楽はまるで違った。クライスラーは表現性に富んだヴィブラートを駆使し、優美で甘美な音色がした。ハイフェッツは完璧な技巧に裏打ちされた、冷徹な表現、そんな美的感覚の音色と評された。



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by kirakuossan | 2017-02-02 00:01 | クラシック | Trackback

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