2016年 04月 28日
二大協奏曲の腕前は本物 |
2016年4月28日(木)
父親がドイツ人で母親が日本人の演奏家にピアニストのアリス=紗良・オット、モナ=飛鳥・オット姉妹がいるが、ヴァイオリニストではアラベラ・美歩・シュタインバッハーがいる。彼女は昨年9月のN響オーチャード定期でヘルベルト・ブロムシュテットの指揮でベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトを演奏し、好評を博した。そもそも2004年、パリで、急病のチョン・キョンファに代わり、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾き、大きな成功を収めたのが彼女を世に出すきっかけともなった。その時、急遽2日前に電話で代役の依頼をしてきたのが以前にも共演したことのあるネヴィル・マリナーだった。
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
ケルン放送交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
(録音: 4 and 7 November 2008, Westdeutscher Rundfunk, Koln, Germany)
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77
アラベラ・美歩・シュタインバッハー (ヴァイオリン)
ウィーン交響楽団
ファビオ・ルイージ(指揮)
(録音: 11 December 2007, Musikverein Wien, Austria)
そういったことでベートーヴェンは彼女のおはこでもあるのだろうが、次のブラームスともども、瑞々しい響きを聴かせてくれる。指揮者もさることながらオケがケルンとウィーン響というのも興味をひき起こす。この二大協奏曲と正面から取り組む意欲とその本物の腕前を見るにつけて、アラベラ・美歩も間違いなく、いま最も期待されている若手ヴァイオリニストの一人と言えるだろう。
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父親がドイツ人で母親が日本人の演奏家にピアニストのアリス=紗良・オット、モナ=飛鳥・オット姉妹がいるが、ヴァイオリニストではアラベラ・美歩・シュタインバッハーがいる。彼女は昨年9月のN響オーチャード定期でヘルベルト・ブロムシュテットの指揮でベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトを演奏し、好評を博した。そもそも2004年、パリで、急病のチョン・キョンファに代わり、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾き、大きな成功を収めたのが彼女を世に出すきっかけともなった。その時、急遽2日前に電話で代役の依頼をしてきたのが以前にも共演したことのあるネヴィル・マリナーだった。
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
ケルン放送交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
(録音: 4 and 7 November 2008, Westdeutscher Rundfunk, Koln, Germany)
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77
アラベラ・美歩・シュタインバッハー (ヴァイオリン)
ウィーン交響楽団
ファビオ・ルイージ(指揮)
(録音: 11 December 2007, Musikverein Wien, Austria)
そういったことでベートーヴェンは彼女のおはこでもあるのだろうが、次のブラームスともども、瑞々しい響きを聴かせてくれる。指揮者もさることながらオケがケルンとウィーン響というのも興味をひき起こす。この二大協奏曲と正面から取り組む意欲とその本物の腕前を見るにつけて、アラベラ・美歩も間違いなく、いま最も期待されている若手ヴァイオリニストの一人と言えるだろう。
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by kirakuossan
| 2016-04-28 20:20
| クラシック
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