2016年 03月 23日
「音楽は世界を救う」 |
2016年3月23日(水)
(写真は日本ルーマニア音楽協会HPより)
第二ヴァイオリンのある女性奏者の表情など、単に一所懸命とか陶酔したりとかと違って、いかにも音楽をする愉しみや歓びが身体中から湧き出ているようでついこちらまで嬉しくなって見とれてしまうほどであった。
と一昨日の第2回びわ湖祝祭管弦楽団演奏会での印象を書いたが、彼女の真剣な瞳は、音楽する歓びに満ちていた。その表情はごく自然で、見ているこちらまで幸福な思いがする、そんな一人の素晴らしい音楽家を知ることになった。その人は石上真由子(1991~)という医科大生のヴァイオリニストだった。
彼女は2008年の「日本音楽コンクール」ヴァイオリン部門で参加者118人のなかから本選の4人にのこり見事2位に入る。同時に聴衆賞(岩谷賞)なども獲得、高い技術と音楽性が評価された。そのとき同志社高校生であった彼女の凄いのは音楽専攻ではなく、部活は弓道部、習字は師範、といった普通科の生徒であったことだ。
「音楽は世界を救う」という信念を持ち、京都府立医科大学に進み、病院や施設にも積極的に訪問演奏、チャリティコンサートにも参加する。併せて「佐渡裕スーパーキッズオーケストラ」や「京都ジュニアオーケストラ」のコンサート・ミストレスも務める。さらに習字で会得したという集中力を高めて、最近では東京交響楽団や仙台フィルハーモニー、京都市交響楽団とも共演して、成功を収めている実力者でもある。
現在、長岡京室内アンサンブルのメンバーの一人でもあり、ソロ、室内楽などで活躍しているヴァイオリニストである。長岡京室内アンサンブルはパイヤール室内管弦楽団やフランス国立放送フィルに在籍して活躍した森悠子が中心となって結成、今年で20周年を迎える。
それにあわせて宝塚・長岡京・松江・東京とツアーを今秋催すが、二日目が11月4日(金)長岡京記念文化会館で行われる、これは聴きに行くチャンスである。また、心斎橋の松田歯科の先生が話していた大阪医師会のオーケストラにも出演しているかもしれない・・・とそんな予感がして調べてみたらやはり出演していた。しかもソリストで。
大阪府医師会フィルハーモニー
第44回定期演奏会
2014年6月29日(日) 14:00ザ・シンフォニーホール
ブラームス/大学祝典序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
指揮: 高谷 光信
ヴァイオリン:石上真由子
追記:
(12:50)
ラヴェル:ツィガーヌ Ravel:Tzigane
石上真由子by Mayuko Ishigami 2-2(performance)
2011年9月1日NHK大阪ホール
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第二ヴァイオリンのある女性奏者の表情など、単に一所懸命とか陶酔したりとかと違って、いかにも音楽をする愉しみや歓びが身体中から湧き出ているようでついこちらまで嬉しくなって見とれてしまうほどであった。
と一昨日の第2回びわ湖祝祭管弦楽団演奏会での印象を書いたが、彼女の真剣な瞳は、音楽する歓びに満ちていた。その表情はごく自然で、見ているこちらまで幸福な思いがする、そんな一人の素晴らしい音楽家を知ることになった。その人は石上真由子(1991~)という医科大生のヴァイオリニストだった。
彼女は2008年の「日本音楽コンクール」ヴァイオリン部門で参加者118人のなかから本選の4人にのこり見事2位に入る。同時に聴衆賞(岩谷賞)なども獲得、高い技術と音楽性が評価された。そのとき同志社高校生であった彼女の凄いのは音楽専攻ではなく、部活は弓道部、習字は師範、といった普通科の生徒であったことだ。
「音楽は世界を救う」という信念を持ち、京都府立医科大学に進み、病院や施設にも積極的に訪問演奏、チャリティコンサートにも参加する。併せて「佐渡裕スーパーキッズオーケストラ」や「京都ジュニアオーケストラ」のコンサート・ミストレスも務める。さらに習字で会得したという集中力を高めて、最近では東京交響楽団や仙台フィルハーモニー、京都市交響楽団とも共演して、成功を収めている実力者でもある。
それにあわせて宝塚・長岡京・松江・東京とツアーを今秋催すが、二日目が11月4日(金)長岡京記念文化会館で行われる、これは聴きに行くチャンスである。また、心斎橋の松田歯科の先生が話していた大阪医師会のオーケストラにも出演しているかもしれない・・・とそんな予感がして調べてみたらやはり出演していた。しかもソリストで。
大阪府医師会フィルハーモニー
第44回定期演奏会
2014年6月29日(日) 14:00ザ・シンフォニーホール
ブラームス/大学祝典序曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
指揮: 高谷 光信
ヴァイオリン:石上真由子
追記:
(12:50)
ラヴェル:ツィガーヌ Ravel:Tzigane
石上真由子by Mayuko Ishigami 2-2(performance)
2011年9月1日NHK大阪ホール
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by kirakuossan
| 2016-03-23 07:08
| クラシック
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