2016年 03月 09日
☆秀盤 -28 豪華なクリスマス公演の椿姫 |
2016年3月9日(水)
次に聴いているのが好きなオペラ「ラ・トラヴィアータ」であるが、NMLのラインナップでは以前より部分的に有名なアリアなどは豊富にあったが、こうして全曲を通してのステレオ盤となると意外と少ない。そこで今日から配信になったクリップスとウィーン国立歌劇場盤はお値打ち物である。
1971年のクリスマスにウィーン国立歌劇場で上演されたライヴ録音。指揮はウィーンの名匠ヨーゼフ・クリップス。弦や管のまろやかな魅力は、さすがオペラ指揮者クリップスの本領発揮といった名演奏で、第3幕の Preludeの美しさなどは絶品である。
堕落した女(La traviata)のヴィオレッタは、この役が当たり役だったイレアナ・コトルバスで当時まだ32 歳、ウィーン国立歌劇場に所属して国際的名声を高めていたころで、瑞々しいはりのある声で切々とヴィオレッタを歌いきっている。
アーノンクールのバッハ録音で活躍したテノール、クルト・エクヴィルツ、他に当時若きソプラノのエディタ・グルベローヴァやテノールのニコライ・ゲッダなどクリスマス公演ならではの豪華さを飾る陣容。第2幕第2場の仮面舞踏会の場面など愉しくて、ついついウキウキとしてしまう。それに何といってもクリアなサウンドのステレオ録音が嬉しい。
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
イレアナ・コトルバシュ - Ileana Cotrubas (ソプラノ)
エディタ・グルベローヴァ - Edita Gruberova (ソプラノ)
エミー・ローゼ - Emmy Loose (ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ - Nicolai Gedda (テノール)
コーネル・マクネイル - Cornell MacNeil (バリトン)
クルト・エクヴィルツ - Kurt Equiluz (テノール)
エルンスト・グートシュタイン - Ernst Gutstein (バリトン)
ハラルト・プレークルホフ - Harald Proglhof (バリトン)
ハーバート・ラックナー - Herbert Lackner (バス)
マリオ・グッジア - Mario Guggia (テノール)
ルドルフ・レッシュ - Rudolf Resch (ヴォーカル)
リュボミール・パンチェフ - Ljubomir Pantscheff (バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団 - Vienna State Opera Chorus
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 - Vienna State Opera Orchestra
ヨーゼフ・クリップス - Josef Krips (指揮)
録音: 25 December 1971, Live, Vienna State Opera, Vienna, Austria
次に聴いているのが好きなオペラ「ラ・トラヴィアータ」であるが、NMLのラインナップでは以前より部分的に有名なアリアなどは豊富にあったが、こうして全曲を通してのステレオ盤となると意外と少ない。そこで今日から配信になったクリップスとウィーン国立歌劇場盤はお値打ち物である。
1971年のクリスマスにウィーン国立歌劇場で上演されたライヴ録音。指揮はウィーンの名匠ヨーゼフ・クリップス。弦や管のまろやかな魅力は、さすがオペラ指揮者クリップスの本領発揮といった名演奏で、第3幕の Preludeの美しさなどは絶品である。
堕落した女(La traviata)のヴィオレッタは、この役が当たり役だったイレアナ・コトルバスで当時まだ32 歳、ウィーン国立歌劇場に所属して国際的名声を高めていたころで、瑞々しいはりのある声で切々とヴィオレッタを歌いきっている。
アーノンクールのバッハ録音で活躍したテノール、クルト・エクヴィルツ、他に当時若きソプラノのエディタ・グルベローヴァやテノールのニコライ・ゲッダなどクリスマス公演ならではの豪華さを飾る陣容。第2幕第2場の仮面舞踏会の場面など愉しくて、ついついウキウキとしてしまう。それに何といってもクリアなサウンドのステレオ録音が嬉しい。
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
イレアナ・コトルバシュ - Ileana Cotrubas (ソプラノ)
エディタ・グルベローヴァ - Edita Gruberova (ソプラノ)
エミー・ローゼ - Emmy Loose (ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ - Nicolai Gedda (テノール)
コーネル・マクネイル - Cornell MacNeil (バリトン)
クルト・エクヴィルツ - Kurt Equiluz (テノール)
エルンスト・グートシュタイン - Ernst Gutstein (バリトン)
ハラルト・プレークルホフ - Harald Proglhof (バリトン)
ハーバート・ラックナー - Herbert Lackner (バス)
マリオ・グッジア - Mario Guggia (テノール)
ルドルフ・レッシュ - Rudolf Resch (ヴォーカル)
リュボミール・パンチェフ - Ljubomir Pantscheff (バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団 - Vienna State Opera Chorus
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 - Vienna State Opera Orchestra
ヨーゼフ・クリップス - Josef Krips (指揮)
録音: 25 December 1971, Live, Vienna State Opera, Vienna, Austria
by kirakuossan
| 2016-03-09 12:29
| クラシック
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