2016年 02月 22日
バロック絵画の先駆者カラヴァッジオ |
2016年2月22日(月)
17世紀冒頭、もっとも有名な画家であったミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの作品「法悦のマグダラのマリア」が世界で初めて日本で公開される。「法悦のマグダラのマリア」は暗い背景の中に聖書に登場する女性マグダラのマリアが天を仰ぎながら座る姿が光に浮かび上がるように描かれた作品で、今までに多くの同じ構図の絵があって、長い間議論がなされてきたが、収集家のコレクションの中から見つかった今回のこの絵が真筆と鑑定された。美術史研究家は「色の使い方や筆の運びは、まさにカラヴァッジョのもので彼の人生を投影したすばらしい作品です」と話している。
3月1日から東京上野の国立西洋美術館で催される日伊国交樹立150周年記念『カラヴァッジョ展』に出展される。
カラヴァッジョ(1571~1610)は、バロック絵画の先駆者で16世紀後半から17世紀にかけて活躍したイタリアの天才画家として知られ、写実的で、光と影を劇的に描き出す作風はバロック絵画の先駆者とされ、後の画家たちに大きな影響を与えた。
ヨハネス・フェルメールやジョルジュ・ド・ラ・トゥール、あるいはレンブラント・ファン・レインなどは、もしカラヴァッジョがいなければ存在しえない画家だっただろう、とさえ言われている。これは是非とも観てみたいと思うが、開催期間が6月12日までとなっており、上手い具合に5月にまた娘たちがいる大磯に行くことになっているので、上野まで足を延ばして観に行く機会ができそうだ。
こうして並べてみるとラ・トゥールやレンブラントにその影響が出ているのがよくわかる。左がラ・トゥールの「大工ヨセフ」、右がレンブラントの「夜警」、いずれもカラヴァッジョの作品に劣らず有名な画である。
17世紀冒頭、もっとも有名な画家であったミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの作品「法悦のマグダラのマリア」が世界で初めて日本で公開される。「法悦のマグダラのマリア」は暗い背景の中に聖書に登場する女性マグダラのマリアが天を仰ぎながら座る姿が光に浮かび上がるように描かれた作品で、今までに多くの同じ構図の絵があって、長い間議論がなされてきたが、収集家のコレクションの中から見つかった今回のこの絵が真筆と鑑定された。美術史研究家は「色の使い方や筆の運びは、まさにカラヴァッジョのもので彼の人生を投影したすばらしい作品です」と話している。
3月1日から東京上野の国立西洋美術館で催される日伊国交樹立150周年記念『カラヴァッジョ展』に出展される。
カラヴァッジョ(1571~1610)は、バロック絵画の先駆者で16世紀後半から17世紀にかけて活躍したイタリアの天才画家として知られ、写実的で、光と影を劇的に描き出す作風はバロック絵画の先駆者とされ、後の画家たちに大きな影響を与えた。
ヨハネス・フェルメールやジョルジュ・ド・ラ・トゥール、あるいはレンブラント・ファン・レインなどは、もしカラヴァッジョがいなければ存在しえない画家だっただろう、とさえ言われている。これは是非とも観てみたいと思うが、開催期間が6月12日までとなっており、上手い具合に5月にまた娘たちがいる大磯に行くことになっているので、上野まで足を延ばして観に行く機会ができそうだ。
こうして並べてみるとラ・トゥールやレンブラントにその影響が出ているのがよくわかる。左がラ・トゥールの「大工ヨセフ」、右がレンブラントの「夜警」、いずれもカラヴァッジョの作品に劣らず有名な画である。
by kirakuossan
| 2016-02-22 12:10
| 美術
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