2016年 02月 01日
ニコレ逝く |
2016年2月1日(月)
世界的フルート奏者のオーレル・ニコレが先月29日に亡くなった、90歳を迎えたばかりだった。不思議に思うのはちょうど偶然にもそのころに「Immortal Masters 100」といって、21世紀にも聴き続けたい不滅の演奏家のことをブログで書いていて、100人のなかで誰を外して、誰を入れてと思案している時だった。あの時も、ピエール・ランパルは含まれているのにニコレははずれているな、これは片手落ちだなとは思いついていた。やっぱりそのとき入れるべきだったと今後悔いている。この二人は20世紀のフルート界を引っ張ってきた両雄である。
ニコレはスイス生まれでありながらフランス流のフルートを学び、50年代は24歳の若さでベルリン・フィルの首席フルート奏者になるなど、その活動はインターナショナルであった。バロックから現代まで、そのレパートリーは幅広く、中でもバッハ演奏には定評があった。モーツァルトも得意とし、この四重奏曲の演奏は、まだベルリン・フィルに籍を置いているころのもので、若さはちきれんばかりの溌剌とした演奏だ。
モーツァルト:
フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K. 285
オーレル・ニコレ(フルート)
ケール・トリオ
録音: 1957, Germany
世界的フルート奏者のオーレル・ニコレが先月29日に亡くなった、90歳を迎えたばかりだった。不思議に思うのはちょうど偶然にもそのころに「Immortal Masters 100」といって、21世紀にも聴き続けたい不滅の演奏家のことをブログで書いていて、100人のなかで誰を外して、誰を入れてと思案している時だった。あの時も、ピエール・ランパルは含まれているのにニコレははずれているな、これは片手落ちだなとは思いついていた。やっぱりそのとき入れるべきだったと今後悔いている。この二人は20世紀のフルート界を引っ張ってきた両雄である。
ニコレはスイス生まれでありながらフランス流のフルートを学び、50年代は24歳の若さでベルリン・フィルの首席フルート奏者になるなど、その活動はインターナショナルであった。バロックから現代まで、そのレパートリーは幅広く、中でもバッハ演奏には定評があった。モーツァルトも得意とし、この四重奏曲の演奏は、まだベルリン・フィルに籍を置いているころのもので、若さはちきれんばかりの溌剌とした演奏だ。
モーツァルト:
フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K. 285
オーレル・ニコレ(フルート)
ケール・トリオ
録音: 1957, Germany
by kirakuossan
| 2016-02-01 22:42
| クラシック
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