2016年 01月 27日
イ・ムジチ合奏団とベンチャーズ |
2016年1月27日(水)
いつもイ・ムジチ合奏団というとベンチャーズも思い出す。どちらも音楽ブームの火付け役だった、バロック音楽とエレキ音楽の。
イ・ムジチ合奏団は、サンタ・チェチーリア国立アカデミアの卒業生12人が集まり1952年に結成された。当時19歳のフェリックス・アーヨがリーダーとなり、最初にヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」を出したのが1956年、モノラル録音だった。そして1959年にステレオ盤(もちろんLP)が出た。これが小生にとって初めて聴いた「四季」であり、バロック音楽ブームに火をつけた演奏である。その後、リーダーはロベルト・ミケルッチ、ピーナ・カルミレッリへと変わってゆく。
CDの時代になると、このカルミレッリらが演奏した1982年盤が中心となる。(実は昨日のNMLの追加配信のディスクの中からこれを見つけ思い出して今朝から聴いているのだが・・・)演奏スタイルは随所に明らかな変化がある。
日本で発売されたイ・ムジチ合奏団の「四季」は6種の録音があるらしいが、合せて300万枚近くを売り上げ、クラシック音楽でのミリオンセラーを記録した。
そして2012年に録音された7枚目(?)の最新盤ではアントニオ・アンセルミが率いるが、もうこれは昔聴いた「四季」とはまったく別ものである。「春」の冒頭からしてまるっきり変ってしまった。どうしてこんなに速いスピードで突っ走るのか、やはり1950年代の「四季」が最良である。とくに何度も何度も聴いたLP盤(1959年盤)の演奏は耳に焼き付いて忘れられない。
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ホ長調 「春」 Op. 8, No. 1, RV 269
1956年盤:(MONO)10:16
フェリックス・アーヨ - Felix Ayo (ヴァイオリン)
1959年盤:11:31
フェリックス・アーヨ - Felix Ayo (ヴァイオリン)
1982年盤:10:48
ピーナ・カルミレッリ - Pina Carmirelli (ヴァイオリン)
2012年盤:9:30
アントニオ・アンセルミ - Antonio Anselmi (ヴァイオリン)
テンポはだんだん速くなっていく。これも時代に合わせてのことか。
ベンチャーズもリードギターのボブ・ボーグルとリズムギターのドン・ウィルソンを中心に1959年に結成された。今ではメンバーもすっかり変わり毎年のように来日しているが、やはりあの最初のころの「ウォーク・ドント・ラン(急がば廻れ)」が一番好い。
イ・ムジチとベンチャーズ、どちらもおっさんの団体をイメージしてしまうが、フェリックス・アーヨ(1933~)もテケテケのドン・ウィルソン(1933~)も、この時は20歳代そこそこだったのだ。
イ・ムジチ合奏団は、サンタ・チェチーリア国立アカデミアの卒業生12人が集まり1952年に結成された。当時19歳のフェリックス・アーヨがリーダーとなり、最初にヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」を出したのが1956年、モノラル録音だった。そして1959年にステレオ盤(もちろんLP)が出た。これが小生にとって初めて聴いた「四季」であり、バロック音楽ブームに火をつけた演奏である。その後、リーダーはロベルト・ミケルッチ、ピーナ・カルミレッリへと変わってゆく。
CDの時代になると、このカルミレッリらが演奏した1982年盤が中心となる。(実は昨日のNMLの追加配信のディスクの中からこれを見つけ思い出して今朝から聴いているのだが・・・)演奏スタイルは随所に明らかな変化がある。
日本で発売されたイ・ムジチ合奏団の「四季」は6種の録音があるらしいが、合せて300万枚近くを売り上げ、クラシック音楽でのミリオンセラーを記録した。
そして2012年に録音された7枚目(?)の最新盤ではアントニオ・アンセルミが率いるが、もうこれは昔聴いた「四季」とはまったく別ものである。「春」の冒頭からしてまるっきり変ってしまった。どうしてこんなに速いスピードで突っ走るのか、やはり1950年代の「四季」が最良である。とくに何度も何度も聴いたLP盤(1959年盤)の演奏は耳に焼き付いて忘れられない。
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ホ長調 「春」 Op. 8, No. 1, RV 269
1956年盤:(MONO)10:16
フェリックス・アーヨ - Felix Ayo (ヴァイオリン)
1959年盤:11:31
フェリックス・アーヨ - Felix Ayo (ヴァイオリン)
1982年盤:10:48
ピーナ・カルミレッリ - Pina Carmirelli (ヴァイオリン)
2012年盤:9:30
アントニオ・アンセルミ - Antonio Anselmi (ヴァイオリン)
テンポはだんだん速くなっていく。これも時代に合わせてのことか。
ベンチャーズもリードギターのボブ・ボーグルとリズムギターのドン・ウィルソンを中心に1959年に結成された。今ではメンバーもすっかり変わり毎年のように来日しているが、やはりあの最初のころの「ウォーク・ドント・ラン(急がば廻れ)」が一番好い。
イ・ムジチとベンチャーズ、どちらもおっさんの団体をイメージしてしまうが、フェリックス・アーヨ(1933~)もテケテケのドン・ウィルソン(1933~)も、この時は20歳代そこそこだったのだ。
by kirakuossan
| 2016-01-27 09:30
| クラシック
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