2015年 12月 22日
新鋭二人の名演二枚 |
2015年12月22日(火)
今年はシベリウスの生誕150年であった。年初からいくつかのシベリウスを聴いてきたが思い出に残ったのは、一つには全7曲ある交響曲で第7番の最後のシンフォニーの魅力を悟ったこと。もう一つには期待の新鋭インキネンが日本フィルを振った交響曲第2番を耳にしたことだろう。インキネンの指揮は一昨日のことなのでまだ生々しい感動が蘇る。ということでこの第2番と、今年の1月7日に「いい曲、なんの曲」で採りあげた第7番をセットにして自作CDを制作してみた。
シベリウス:
交響曲第2番 ニ長調 Op. 43
交響曲第7番 ハ長調 Op. 105
日本フィルハーモニー交響楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)
2013年4月20日 横浜みなとみらいホール(ライヴ)&4月26日サントリーホール(ライヴ)
そしてもう一枚、2008年からすでに音楽監督を務め今年で契約の切れるアンドリス・ネルソンスのバーミンガム市交響楽団とのチャイコフスキーだ。来年任期切れのルツェルン祝祭管弦楽団、加えて昨年より音楽監督に就いたボストン交響楽団、さらに2017年からカペルマイスターに決まったライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、彼は今、世界でもっとも多忙な指揮者の一人である。
チャイコフスキー:
交響曲第4番 ヘ短調 Op. 36
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op. 32
バーミンガム市交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
2011年6月4日 バーミンガム、シンフォニー・ホール(ライヴ)
この2枚は甲乙つけがたい名演である。
今年はシベリウスの生誕150年であった。年初からいくつかのシベリウスを聴いてきたが思い出に残ったのは、一つには全7曲ある交響曲で第7番の最後のシンフォニーの魅力を悟ったこと。もう一つには期待の新鋭インキネンが日本フィルを振った交響曲第2番を耳にしたことだろう。インキネンの指揮は一昨日のことなのでまだ生々しい感動が蘇る。ということでこの第2番と、今年の1月7日に「いい曲、なんの曲」で採りあげた第7番をセットにして自作CDを制作してみた。
シベリウス:
交響曲第2番 ニ長調 Op. 43
交響曲第7番 ハ長調 Op. 105
日本フィルハーモニー交響楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)
2013年4月20日 横浜みなとみらいホール(ライヴ)&4月26日サントリーホール(ライヴ)
チャイコフスキー:
交響曲第4番 ヘ短調 Op. 36
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op. 32
バーミンガム市交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
2011年6月4日 バーミンガム、シンフォニー・ホール(ライヴ)
この2枚は甲乙つけがたい名演である。
by kirakuossan
| 2015-12-22 16:40
| クラシック
|
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from dezire_photo..
at 2016-02-17 20:17
タイトル : ルター派のプロテスタントのバッハが残したミサ曲の最高傑作
バッハ『ロ短調ミサ曲』 宗教音楽としての魅力" Mass in B minor " by Johann Sebastian Bach 「東京バロック・スコラーズ」は、新国立劇場合唱団を世界のオペラ界に通用する合唱団に育てた三澤洋史氏が、バッハを心の核とする指揮者として、バッハを愛する音楽家とともに、自身のバッハにかける思いを実現し、21世紀の「今」を生きる私たちのバッハを追求しています。今回「東京バロック・スコラーズ」の10周年演奏会として、バッハの『ロ短調ミサ曲』の演奏会が開かれましたので。鑑賞し...... more
バッハ『ロ短調ミサ曲』 宗教音楽としての魅力" Mass in B minor " by Johann Sebastian Bach 「東京バロック・スコラーズ」は、新国立劇場合唱団を世界のオペラ界に通用する合唱団に育てた三澤洋史氏が、バッハを心の核とする指揮者として、バッハを愛する音楽家とともに、自身のバッハにかける思いを実現し、21世紀の「今」を生きる私たちのバッハを追求しています。今回「東京バロック・スコラーズ」の10周年演奏会として、バッハの『ロ短調ミサ曲』の演奏会が開かれましたので。鑑賞し...... more
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at 2016-02-17 20:17
タイトル : バッハが『ロ短調ミサ曲』をなぜ作曲したか?
バッハ『ロ短調ミサ曲』 作曲動機と背景" Mass inB minor " by JohannSebastian Bach バッハの『ロ短調ミサ曲』は、60歳を超えたバッハが生涯の最後にまとめた集大成です。教会カンタータの代表されるルター派のプロテスタントとしての宗教音楽活動をしてきたバッハが、カトリックのミサ曲の領域に踏み込み、グレゴリア聖歌さえ響かせています。バッハは宗派を超えた形でキリスト教音楽に取り組むことで、普遍的な宗教的価値観に到達した結果が、このバッハの『ロ短調ミサ曲』であるという見解も...... more
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