2015年 12月 01日
「100巻以外の作曲家たち」 その1 ヴァンハル |
2015年12月1日(火)
独断と偏見の音楽史、偏見版『倶楽シック音楽全集』を100巻で終えて、新たに始める「100巻以外の作曲家たち」シリーズ。これは名は知れているが超一流でなかったためか先の『倶楽シック音楽全集』から漏れた作曲家。でも良い音楽を書いたし、知る人ぞ知る、忘れるには気の毒な作曲家たちなのである。
まずその一人目がボヘミア出身のヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739~1813)、彼はウィーン古典派の作曲家のひとりとされる。
最初は農民から村のオルガニストや教会楽長として生計を立てていたが、やがて作曲家として認められる。作曲家として飯が食えたのは彼が最初ではないかとされている。
100曲の弦楽四重奏曲、70を超える交響曲、それに数多くの器楽曲や宗教音楽を書いた。それもあって当時ヨーロッパはのみならずアメリカまでその評判は響き渡った。
あのコンチェルト・ケルンやロンドン・モーツァルト・プレイヤーズがTeldecやChandosレーベルからいくつかの交響曲の演奏を出していて、聴く機会が増えた。
彼はハイドンより7歳年少、モーツァルトより17歳年上で、二人の大作曲家の間の時期に生まれたが、確かに交響曲を聴いていると溌剌とした彼独自の旋律を愉しむことが出来る。しかも作品によって色々と工夫されていて決して一律ではなく趣を異にする。数ある中でニ長調D4など好きである。ミサ-グロリアにも秀作があるし、クラリネットやオーボエ、ファゴットを交えた作品もなかなか好い。ボヘミアの羊飼いのミサ-グローリアなどはこれからクリスマスにもってこいである。
ヴァンハル:
交響曲 ニ長調 Bryan D4
ボヘミアの羊飼いのミサ - グローリア
独断と偏見の音楽史、偏見版『倶楽シック音楽全集』を100巻で終えて、新たに始める「100巻以外の作曲家たち」シリーズ。これは名は知れているが超一流でなかったためか先の『倶楽シック音楽全集』から漏れた作曲家。でも良い音楽を書いたし、知る人ぞ知る、忘れるには気の毒な作曲家たちなのである。
まずその一人目がボヘミア出身のヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739~1813)、彼はウィーン古典派の作曲家のひとりとされる。
最初は農民から村のオルガニストや教会楽長として生計を立てていたが、やがて作曲家として認められる。作曲家として飯が食えたのは彼が最初ではないかとされている。
100曲の弦楽四重奏曲、70を超える交響曲、それに数多くの器楽曲や宗教音楽を書いた。それもあって当時ヨーロッパはのみならずアメリカまでその評判は響き渡った。
あのコンチェルト・ケルンやロンドン・モーツァルト・プレイヤーズがTeldecやChandosレーベルからいくつかの交響曲の演奏を出していて、聴く機会が増えた。
彼はハイドンより7歳年少、モーツァルトより17歳年上で、二人の大作曲家の間の時期に生まれたが、確かに交響曲を聴いていると溌剌とした彼独自の旋律を愉しむことが出来る。しかも作品によって色々と工夫されていて決して一律ではなく趣を異にする。数ある中でニ長調D4など好きである。ミサ-グロリアにも秀作があるし、クラリネットやオーボエ、ファゴットを交えた作品もなかなか好い。ボヘミアの羊飼いのミサ-グローリアなどはこれからクリスマスにもってこいである。
ヴァンハル:
交響曲 ニ長調 Bryan D4
ボヘミアの羊飼いのミサ - グローリア
by kirakuossan
| 2015-12-01 11:51
| 100巻以外の作曲家たち
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