2015年 10月 11日
17TH INTERNATIONAL FRYDERYK Chopin Piano Competition 2015・・・・・Ⅵ |
2015年10月11日(日)
Chopin Piano Competition 2015
Chopin Piano Competition 2015
Competition Recitals, II Stage
セカンドステージ、続きをいってみよう。
Łukasz MIKOŁAJCZYK (Poland)
Fantasy in F minor Op. 49
Walzes Op. 34
No. 1 in A flat major
No. 2 in A minor
No. 3 in F major
Polonaise in A flat major Op. 53
ごくごく普通のショパン、ちょっと型にはまりすぎたきらいはあるが、でも聴いていくうちにいつしか世界に溶け込んでしまう。ポーランドには何人ものショパンが存在するんだなあ、とつい思ってしまう。
Chi Ho HAN (South Korea)
Ballade in F minor Op. 52
Waltzes Op. 34
No.1 in A flat major
No. 2 in A minor
No. 3 in F major
Andante Spianato and Grande Polonaise Brillante in E flat major Op. 22
それなりに卓越した技量を持っているのだろうが、どこか押しつけがましいところが嫌いだ。それに自分で酔いしれすぎるところが鼻につく。でもこれもひとつの演奏か・・・
中国と韓国のピアニストを比較すると、前者は”叙情的”でしっくり聴かせるが、後者は”劇的”で力でグイグイと迫る演奏が多い。これらの印象は当初の想像とは逆であった。
Olof HANSEN (France)
Polonaise-fantasy in A flat major op. 61
Nocturne in B major Op. 62 No. 1
Polonaise in F sharp minor Op. 44
Waltz in A flat major Op. 42
この人の演奏は、ピアノをどこまでも慈しみ、そこに献身的な思いがこもり、自ずから没頭していく。でもそこには謙虚さがともなっているので聴く者の心につねに響くのである。決して埋没はしていないのである。それにしても弾くときの前傾姿は、ほんと、グールドにそっくりだ。
Michelle Candotti(Italy)
Waltz in A flat major Op. 34 No. 1
Scherzo in B flat minor Op. 31
第1ステージのときはそうも思わなかったが、正統的なピアニズムが感じ取られ、このスケルツォなどはスケールの大きさについつい聴き惚れてしまう。ワルツも聴きごたえがある。
Alexia MOUZA (Greece)
Ballade in G minor Op. 23
Polonaise in A flat major Op. 53
Impromptu in A flat major Op. 29
Polonaise in F sharp minor Op. 44
Waltz in F major Op. 34 No. 3
逞しいなかにも華があって、強弱のアクセントが明快な弾き方をする。なかなかのテクニシャンとみた。なんとなく彼女のジャズでも聴いてみたいような、そんな雰囲気のするギリシャ生まれのピアニストである。
セカンドステージ、続きをいってみよう。
Łukasz MIKOŁAJCZYK (Poland)
Fantasy in F minor Op. 49
Walzes Op. 34
No. 1 in A flat major
No. 2 in A minor
No. 3 in F major
Polonaise in A flat major Op. 53
ごくごく普通のショパン、ちょっと型にはまりすぎたきらいはあるが、でも聴いていくうちにいつしか世界に溶け込んでしまう。ポーランドには何人ものショパンが存在するんだなあ、とつい思ってしまう。
Chi Ho HAN (South Korea)
Ballade in F minor Op. 52
Waltzes Op. 34
No.1 in A flat major
No. 2 in A minor
No. 3 in F major
Andante Spianato and Grande Polonaise Brillante in E flat major Op. 22
それなりに卓越した技量を持っているのだろうが、どこか押しつけがましいところが嫌いだ。それに自分で酔いしれすぎるところが鼻につく。でもこれもひとつの演奏か・・・
中国と韓国のピアニストを比較すると、前者は”叙情的”でしっくり聴かせるが、後者は”劇的”で力でグイグイと迫る演奏が多い。これらの印象は当初の想像とは逆であった。
Olof HANSEN (France)
Polonaise-fantasy in A flat major op. 61
Nocturne in B major Op. 62 No. 1
Polonaise in F sharp minor Op. 44
Waltz in A flat major Op. 42
この人の演奏は、ピアノをどこまでも慈しみ、そこに献身的な思いがこもり、自ずから没頭していく。でもそこには謙虚さがともなっているので聴く者の心につねに響くのである。決して埋没はしていないのである。それにしても弾くときの前傾姿は、ほんと、グールドにそっくりだ。
Michelle Candotti(Italy)
Waltz in A flat major Op. 34 No. 1
Scherzo in B flat minor Op. 31
第1ステージのときはそうも思わなかったが、正統的なピアニズムが感じ取られ、このスケルツォなどはスケールの大きさについつい聴き惚れてしまう。ワルツも聴きごたえがある。
Alexia MOUZA (Greece)
Ballade in G minor Op. 23
Polonaise in A flat major Op. 53
Impromptu in A flat major Op. 29
Polonaise in F sharp minor Op. 44
Waltz in F major Op. 34 No. 3
逞しいなかにも華があって、強弱のアクセントが明快な弾き方をする。なかなかのテクニシャンとみた。なんとなく彼女のジャズでも聴いてみたいような、そんな雰囲気のするギリシャ生まれのピアニストである。
by kirakuossan
| 2015-10-11 09:46
| クラシック
|
Trackback
<< 分水嶺 | 二元中継 >> |