2015年 04月 04日
石川淳の本がうまい具合に3冊 |
2015年4月4日(土)
店先に箱入りで並んでいる安価な本に掘り出し物がある。
1冊でも500円、2冊でも500円、
3冊でも500円。要は、3冊買わないと損という話。石川淳に関する書物がうまい具合に3冊ならんでいた。店内に入ると本によってピンキリの値段がつけられている。
だから最初から探すあてのある時は別だが、衝動買いしようというときは軒先で十分。
疲れた足を引きづりながらひととおり古書街を歩いて、本日の戦果品は5冊。
『石川淳伝』(渡辺喜一郎著明治書院刊)、『石川淳の小説』(井澤義雄著岩波書店刊)、『石川淳論』(野口武彦著筑摩書房刊)、『音楽紀行』(吉田秀和著新潮社刊)、外1冊。
古本屋といえばどこも細長い鰻の寝床みたいな店舗の奥に主人が座っている。左右の本棚にはまだ未整理な本が山積みしてあって、その散らかし具合が、一つの絵になる。神田の古書街でも関西とよく似たものだが、ただ一軒だけ、老舗のなかの老舗、まるで高級紳士服の店のような、それこそ大理石か何かの石積の玄関に、金ぴかのドアノブを押して入れば、
中にいる上品そうな店員さんに「いらっしゃいませ!」と声をかけられ、帰りに際には別の店員さんに「ありがとうございました」と言われる、そんな古本屋らしからぬ珍しい店があった。結局何も買わずには出てきたけど...
店先に箱入りで並んでいる安価な本に掘り出し物がある。
1冊でも500円、2冊でも500円、
3冊でも500円。要は、3冊買わないと損という話。石川淳に関する書物がうまい具合に3冊ならんでいた。店内に入ると本によってピンキリの値段がつけられている。
だから最初から探すあてのある時は別だが、衝動買いしようというときは軒先で十分。
疲れた足を引きづりながらひととおり古書街を歩いて、本日の戦果品は5冊。
『石川淳伝』(渡辺喜一郎著明治書院刊)、『石川淳の小説』(井澤義雄著岩波書店刊)、『石川淳論』(野口武彦著筑摩書房刊)、『音楽紀行』(吉田秀和著新潮社刊)、外1冊。
古本屋といえばどこも細長い鰻の寝床みたいな店舗の奥に主人が座っている。左右の本棚にはまだ未整理な本が山積みしてあって、その散らかし具合が、一つの絵になる。神田の古書街でも関西とよく似たものだが、ただ一軒だけ、老舗のなかの老舗、まるで高級紳士服の店のような、それこそ大理石か何かの石積の玄関に、金ぴかのドアノブを押して入れば、
中にいる上品そうな店員さんに「いらっしゃいませ!」と声をかけられ、帰りに際には別の店員さんに「ありがとうございました」と言われる、そんな古本屋らしからぬ珍しい店があった。結局何も買わずには出てきたけど...
by kirakuossan
| 2015-04-04 21:11
| 偶感
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