2015年 03月 09日
偏見版『倶楽シック音楽全集』-45 バルトーク |
2015年3月9日(月)
【第94巻】民俗音楽学の祖
バルトーク 1881~1945 ハンガリー。
20世紀におけるハンガリー音楽では二人の音楽家がいる。ハンガリー流に呼べば、バルトーク・ベーラであり、コダーイ・ゾルターンである。ここは代表してバルトークひとりを上げるが、彼は生存中はあまり省みられなかった。強烈な個性と色濃い民族色が反映された音楽を魅力あるものとしてとらえられるのは彼が世を去ってからである。でも正直言って、僕はバルトークの音楽が苦手である。民俗音楽の旋律やリズムなど嫌いではないのにどうしてか何度聴いても、心の奥底までは響かない、それどころか、入り口で拒絶反応をきたしてしまう。困ったものだ。
ピアニストでもあり、また民俗音楽研究家でもあったバルトークだが、作曲家としての彼を語る時、決して忘れてならないのはエルンスト・フォン・ドホナーニの存在である。同じハンガリーの音楽家で4歳先輩のドホナーニは、バルトークのよきアドバイザーであり友人であった。当初ブラームスの影響を受けた作品作りをしていたバルトークに母国ハンガリーの音楽を追い求めるべきだと示唆した。
代表作としては、いくつかの弦楽四重奏曲であり、「弦楽器、打楽器とチェレスタ」のための音楽 BB 114、あるいはいくつかのピアノ曲を挙げるべきなのだろうが、ここでは標題につられて管弦楽曲「ハンガリーの風景」を挙げる。それともうひとつ小品アレグロ・バルバロ BB 63、これは20世紀初頭に流行った、ピアノを打楽器風に扱った代表作のひとつである。
【第94巻】民俗音楽学の祖
バルトーク 1881~1945 ハンガリー。
20世紀におけるハンガリー音楽では二人の音楽家がいる。ハンガリー流に呼べば、バルトーク・ベーラであり、コダーイ・ゾルターンである。ここは代表してバルトークひとりを上げるが、彼は生存中はあまり省みられなかった。強烈な個性と色濃い民族色が反映された音楽を魅力あるものとしてとらえられるのは彼が世を去ってからである。でも正直言って、僕はバルトークの音楽が苦手である。民俗音楽の旋律やリズムなど嫌いではないのにどうしてか何度聴いても、心の奥底までは響かない、それどころか、入り口で拒絶反応をきたしてしまう。困ったものだ。
ピアニストでもあり、また民俗音楽研究家でもあったバルトークだが、作曲家としての彼を語る時、決して忘れてならないのはエルンスト・フォン・ドホナーニの存在である。同じハンガリーの音楽家で4歳先輩のドホナーニは、バルトークのよきアドバイザーであり友人であった。当初ブラームスの影響を受けた作品作りをしていたバルトークに母国ハンガリーの音楽を追い求めるべきだと示唆した。
代表作としては、いくつかの弦楽四重奏曲であり、「弦楽器、打楽器とチェレスタ」のための音楽 BB 114、あるいはいくつかのピアノ曲を挙げるべきなのだろうが、ここでは標題につられて管弦楽曲「ハンガリーの風景」を挙げる。それともうひとつ小品アレグロ・バルバロ BB 63、これは20世紀初頭に流行った、ピアノを打楽器風に扱った代表作のひとつである。
by kirakuossan
| 2015-03-09 22:23
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