2015年 02月 13日
☆秀盤 -22 気持よく心の襞にそっと触れるような、そんな安らぎを感じる。 |
2015年2月13日(金)
メゾ・ソプラノのアンネ・ゾフィー・フォン・オッター。 僕のもっとも僕らしいところで、気にいれば即、さらに深く聴いてみたくなる。一昨日、ドイツグラモフォンのCDを手配するも、さっそく
ゆうメール便で今日届いた。
やはり想像していたとおりで、なかなかよろしい。メゾの音域を好むからかも知れないが、この人の歌声は、何の抵抗もなく、すっと気持よく心の襞にそっと触れるような、そんな安らぎが感じられる。歌う時の表情、豊かな声の広がりと伸び、どれをとっても最上の音楽に相応しい素質の持主である。これも愛聴盤に加わりそうだ。
先ず1枚目のCDは2枚組。
収録作品を一瞥しただけで彼女のレパートリーの広さがわかろうというもの。これらの作品が、オッターの美声で時にダイナミックに、また時に囁くように歌われる。彼女の魅力を知る上で最適なセットといえよう。
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター~イン・マイ・エレメント
CD1
オッフェンバック:
歌劇『ホフマン物語』~舟歌
オペレッタ『ジェロルスタイン大公妃』~手を取って-あなたは危険がお好き
ビゼー:
歌劇『カルメン』~恋は野の鳥(ハバネラ)、ロマの歌『鈴を鳴らして』
リヒャルト・シュトラウス:
歌劇『ナクソス島のアリアドネ』~先生、お許し下さい-音楽は神聖な芸術です
モーツァルト:
歌劇『皇帝ティトゥスの慈悲』~私は行くが、君は平和に、神よ、この狂気、私の心は乱れる
ヘンデル:
歌劇『アリオダンテ』~ここでは愛を
モーツァルト:
歌劇『フィガロの結婚』~自分で自分がわからない、恋とはどんなものかしら
モンテヴェルディ:
歌劇『ポッペアの戴冠』~捨てられた皇妃、さらば、ローマよ!
ヘンデル:
歌劇『エジプトのジュリオ・チェザーレ』~心に呼び覚ませ、願わしき希望よ
CD2
I let the music speak
ノー・ワンダー
I Want to Vanish
シャミナード:
ミニョンヌ
ヴァイル:
夜勤シフトの相棒に、マイ・シップ、スラバヤ・ジョニー、
パヴェル・ハース:
民謡に基づく7つの歌曲
グリーグ:
『山の妖精』作品67~第8曲『小川のほとり』
シューベルト:
『夕映えの中に』 D799、『魔王』 op.1, D328
ブラームス:
『ジプシーの歌』 op.103、第1曲『さあ、ジプシーよ、弦をかき鳴らせ』、第5曲『日焼けした若者が踊りに行く』
・シューマン:
『女の愛と生涯』 op.42~第6曲『優しい友よ、君の眼差しは』、『5つの陽気な歌』 op.125~第1曲『海の妖精』
・マーラー:
『子供の魔法の角笛』~『ラインの伝説』、亡き児を偲ぶ歌~『ふと思う、あの子たちはちょっと出掛けただけなのだと』
・パーセル:
歌劇『ディドーとエネアス』~ディドーの嘆き『私が土の下に横たわる時』
ダウランド:
『音楽の饗宴』~『暗闇に私は住みたい』
2枚目はバッハがたっぷり聴ける。それにヘンデル、パーセル、そしてモーツァルトの歌曲が納められた魅力の一枚。2枚組セットと曲目のだぶりがほとんどないのがなんとも嬉しい。
『セイクリッド・アリアズ』 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
Bach:
Arien aus der h-moll-Messe
Arien aus der Matthaus-Passion
Bereite dich Zion aus dem Weihnachts-Oratorium
Handel:
If God be for us aus "Der Messias"
The world, when day's career is run aus "Hercules"
Maria, salute e speme aus "Donna, che in ciel"
Se d'un Dio fui fatta Madre aus "Il pianto di Maria"
Mozart:
Domine Deus & Laudamus te aus der Messe c-moll
Purcell:
Thy hand, Belinda - When I am laid in earth aus "Dido & Aeneas"
Anne Sofie von Otter, mezzo-soprano
Chicago SO, The English Concert, English Baroque Soloists, Wien PO
Georg Solti, Trevor Pinnock, John Eliot Gardiner u. a.
バッハを歌い、その一方で、カルメンのハバネラもこなす歌手は知らない。
ゆうメール便で今日届いた。
やはり想像していたとおりで、なかなかよろしい。メゾの音域を好むからかも知れないが、この人の歌声は、何の抵抗もなく、すっと気持よく心の襞にそっと触れるような、そんな安らぎが感じられる。歌う時の表情、豊かな声の広がりと伸び、どれをとっても最上の音楽に相応しい素質の持主である。これも愛聴盤に加わりそうだ。
先ず1枚目のCDは2枚組。
収録作品を一瞥しただけで彼女のレパートリーの広さがわかろうというもの。これらの作品が、オッターの美声で時にダイナミックに、また時に囁くように歌われる。彼女の魅力を知る上で最適なセットといえよう。
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター~イン・マイ・エレメント
CD1
オッフェンバック:
歌劇『ホフマン物語』~舟歌
オペレッタ『ジェロルスタイン大公妃』~手を取って-あなたは危険がお好き
ビゼー:
歌劇『カルメン』~恋は野の鳥(ハバネラ)、ロマの歌『鈴を鳴らして』
リヒャルト・シュトラウス:
歌劇『ナクソス島のアリアドネ』~先生、お許し下さい-音楽は神聖な芸術です
モーツァルト:
歌劇『皇帝ティトゥスの慈悲』~私は行くが、君は平和に、神よ、この狂気、私の心は乱れる
ヘンデル:
歌劇『アリオダンテ』~ここでは愛を
モーツァルト:
歌劇『フィガロの結婚』~自分で自分がわからない、恋とはどんなものかしら
モンテヴェルディ:
歌劇『ポッペアの戴冠』~捨てられた皇妃、さらば、ローマよ!
ヘンデル:
歌劇『エジプトのジュリオ・チェザーレ』~心に呼び覚ませ、願わしき希望よ
CD2
I let the music speak
ノー・ワンダー
I Want to Vanish
シャミナード:
ミニョンヌ
ヴァイル:
夜勤シフトの相棒に、マイ・シップ、スラバヤ・ジョニー、
パヴェル・ハース:
民謡に基づく7つの歌曲
グリーグ:
『山の妖精』作品67~第8曲『小川のほとり』
シューベルト:
『夕映えの中に』 D799、『魔王』 op.1, D328
ブラームス:
『ジプシーの歌』 op.103、第1曲『さあ、ジプシーよ、弦をかき鳴らせ』、第5曲『日焼けした若者が踊りに行く』
・シューマン:
『女の愛と生涯』 op.42~第6曲『優しい友よ、君の眼差しは』、『5つの陽気な歌』 op.125~第1曲『海の妖精』
・マーラー:
『子供の魔法の角笛』~『ラインの伝説』、亡き児を偲ぶ歌~『ふと思う、あの子たちはちょっと出掛けただけなのだと』
・パーセル:
歌劇『ディドーとエネアス』~ディドーの嘆き『私が土の下に横たわる時』
ダウランド:
『音楽の饗宴』~『暗闇に私は住みたい』
2枚目はバッハがたっぷり聴ける。それにヘンデル、パーセル、そしてモーツァルトの歌曲が納められた魅力の一枚。2枚組セットと曲目のだぶりがほとんどないのがなんとも嬉しい。
『セイクリッド・アリアズ』 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
Bach:
Arien aus der h-moll-Messe
Arien aus der Matthaus-Passion
Bereite dich Zion aus dem Weihnachts-Oratorium
Handel:
If God be for us aus "Der Messias"
The world, when day's career is run aus "Hercules"
Maria, salute e speme aus "Donna, che in ciel"
Se d'un Dio fui fatta Madre aus "Il pianto di Maria"
Mozart:
Domine Deus & Laudamus te aus der Messe c-moll
Purcell:
Thy hand, Belinda - When I am laid in earth aus "Dido & Aeneas"
Anne Sofie von Otter, mezzo-soprano
Chicago SO, The English Concert, English Baroque Soloists, Wien PO
Georg Solti, Trevor Pinnock, John Eliot Gardiner u. a.
バッハを歌い、その一方で、カルメンのハバネラもこなす歌手は知らない。
by kirakuossan
| 2015-02-13 15:40
| 注目盤◎
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