2014年 12月 17日
チャイコフスキーを堪能できる最高の選択肢 |
2014年12月17日(水)
昨年、今年と海外のオーケストラ演奏会によく足を運んだが、アメリカとロシアのオーケストラは一度もなかった。アメリカのオケはどうしたわけか、みな東京公演だけで関西にはやって来ない。その点、ロシアのオケは結構来日しているが、今まで聴くチャンスがなかっただけ。来年5月には久々に聴けそうだ。プログラムもチャイコフスキーの第5番とピアノコンチェルト1番とくれば、もうコテコテのロシア音楽だ。たまに聴くのも良いだろう。しかも指揮者がその期待に十分に応えてくれそうな大御所フェドセーエフだから申し分ない。
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ、管弦楽:チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ。
オケはあまり聞き慣れないが、以前はモスクワ放送交響楽団と呼んだ。ソ連崩壊後、チャイコフスキーの音楽演奏について、中心的な役割を果たしたとして、名称も変えてしまった。
日本では1961年代から70年代半ばにわたり音楽監督を務めたゲンナジー・ロジェストヴェンスキーのオーケストラと言えばわかりが早い。その後、ウラジーミル・フェドセーエフが40年間音楽監督の地位にある。本場のチャイコフスキー音楽を堪能しようと思えば現在最高の選択肢と言えるわけだ。
また管が炸裂するような音楽を聞かせるのだろうが、ホールが芸術センターのKOBELCO大ホール、このホール、音響反射板をセットすることで残響を確保するので、まともに反射板にはね返ってくる大音響は想像を絶するものとなるであろう。
チャイコフスキー:
イタリア奇想曲op.45
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 op.23 (ピアノ:小山実稚恵)
交響曲 第5番 ホ短調 op.64
追記:
(2014年12月18日)
指揮者フェドセーエフについて Wikipedia によると以下のような説明があった。
個性派ぞろいのロシア系・ソ連系の指揮者の中にあってフェドセーエフは、音楽によって自己主張をするというよりも、音楽に奉仕し、作品そのものによって語らせるタイプの一人である。躍動するリズムや色彩感を強調するよりも、旋律線の流れを重視するタイプでもある。レパートリーは幅広く、ラフマニノフやフレンニコフなどの録音でも作品との相性の良さを示しているが、一般にはチャイコフスキーやボロディン、ショスタコーヴィチの解釈で有名である。またスヴィリードフ、ボリス・チャイコフスキーとも親交が深かった。
ということは、むやみにガンガンやるのではなく旋律重視の、比較的上品な、節度あるチャイコフスキーが期待できそうだ。
昨年、今年と海外のオーケストラ演奏会によく足を運んだが、アメリカとロシアのオーケストラは一度もなかった。アメリカのオケはどうしたわけか、みな東京公演だけで関西にはやって来ない。その点、ロシアのオケは結構来日しているが、今まで聴くチャンスがなかっただけ。来年5月には久々に聴けそうだ。プログラムもチャイコフスキーの第5番とピアノコンチェルト1番とくれば、もうコテコテのロシア音楽だ。たまに聴くのも良いだろう。しかも指揮者がその期待に十分に応えてくれそうな大御所フェドセーエフだから申し分ない。
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ、管弦楽:チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ。
オケはあまり聞き慣れないが、以前はモスクワ放送交響楽団と呼んだ。ソ連崩壊後、チャイコフスキーの音楽演奏について、中心的な役割を果たしたとして、名称も変えてしまった。
日本では1961年代から70年代半ばにわたり音楽監督を務めたゲンナジー・ロジェストヴェンスキーのオーケストラと言えばわかりが早い。その後、ウラジーミル・フェドセーエフが40年間音楽監督の地位にある。本場のチャイコフスキー音楽を堪能しようと思えば現在最高の選択肢と言えるわけだ。
また管が炸裂するような音楽を聞かせるのだろうが、ホールが芸術センターのKOBELCO大ホール、このホール、音響反射板をセットすることで残響を確保するので、まともに反射板にはね返ってくる大音響は想像を絶するものとなるであろう。
チャイコフスキー:
イタリア奇想曲op.45
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 op.23 (ピアノ:小山実稚恵)
交響曲 第5番 ホ短調 op.64
追記:
(2014年12月18日)
指揮者フェドセーエフについて Wikipedia によると以下のような説明があった。
個性派ぞろいのロシア系・ソ連系の指揮者の中にあってフェドセーエフは、音楽によって自己主張をするというよりも、音楽に奉仕し、作品そのものによって語らせるタイプの一人である。躍動するリズムや色彩感を強調するよりも、旋律線の流れを重視するタイプでもある。レパートリーは幅広く、ラフマニノフやフレンニコフなどの録音でも作品との相性の良さを示しているが、一般にはチャイコフスキーやボロディン、ショスタコーヴィチの解釈で有名である。またスヴィリードフ、ボリス・チャイコフスキーとも親交が深かった。
ということは、むやみにガンガンやるのではなく旋律重視の、比較的上品な、節度あるチャイコフスキーが期待できそうだ。
by kirakuossan
| 2014-12-17 20:35
| クラシック
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