2014年 11月 13日
コーヒー一杯分の「価値ある全集」 |
2014年11月13日(木)
河上徹太郎の音楽評論、小林秀雄の西洋絵画評論、そして亀井勝一郎の美術遍歴・・・どれも代表されるエッセイを上手く取り入れた、まさに”新選”な全集、吉田健一の「シェイクスピア」、中村光夫や中村眞一郎の文芸評論、など、どれも的を得た選集である。半世紀前に筑摩書房から出版された『新選現代日本文學全集』の35巻、36巻、37巻。
ここに登場する魅力ある12人の作家、4人で一巻とはいかにも過小評価の思いがしないでもないがこの組み合わせが心憎い。
一冊に河上、小林、亀井らのエキスが凝縮されているとは何と贅沢な。しかもいつもながらに3冊併せてコーヒー一杯分にもならないとは、これまた痛快である。
ここに登場する魅力ある12人の作家、4人で一巻とはいかにも過小評価の思いがしないでもないがこの組み合わせが心憎い。
一冊に河上、小林、亀井らのエキスが凝縮されているとは何と贅沢な。しかもいつもながらに3冊併せてコーヒー一杯分にもならないとは、これまた痛快である。
by kirakuossan
| 2014-11-13 19:48
| 文芸
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