2014年 10月 26日
指揮者100選☆55 ホグウッド |
2014年10月26日(日)
著名な音楽家の死を知らずにいて、音楽雑誌などの追悼記事で気付いたりすることが結構ある。コリン・デービスがそうだったし、最近ではフランス・ブリュッヘンもたしかそうだったのでは。そして今日手にした『レコード芸術』の11月号でクリストファー・ホグウッドが9月に亡くなっていたのを知る。でも彼はまだそんなに高齢ではなかったはずだが・・・。そうか、8月にブリュッヘン、翌月にホグウッドと、奇しくも”古楽の巨匠”を相次いで失くしたわけだ。
指揮者で鍵盤楽器奏者であるクリストファー・ホグウッド(Christopher Hogwood, イギリス 1941~2014)は、1967年にデイヴィッド・マンロウとロンドン古楽コンソートを創設したことに始まり、1973年には自らエンシェント室内管弦楽団を設立、そこでのオリジナル奏法による古楽器演奏の指揮活動で実践的な音楽家として着実に地歩を固めていく。日本にも馴染みが深く、N響や東京フィルを指揮し、今年も来月に東京都交響楽団への客演が予定されていた。また彼はヘンデルの楽譜校訂を行うなど音楽学者でもあった。
☆演奏スタイルは・・・
彼は古楽を出発点としたが、バロック音楽だけに留まらず、古典派音楽への積極的な取り組みを行い、さらにはストラヴィンスキーなどの20世紀新古典主義の作品までとりあげて行く。僕にとって一番に思い起されるのはベートーヴェン交響曲全集だ。当時、いくつかの古楽器演奏のベートーヴェンが世に出たが、例えばノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズやブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ・・・そのなかで最も好きだったのが清楚なアンサンブルが魅力のホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックであった。
☆録音は・・・
ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデル、パーセル、ペルゴレージ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ストラヴィンスキー、ゲーゼに至る。
☆私見・・・
僕にとって一番に思い起されるのはベートーヴェン交響曲全集だ。当時、いくつかの古楽器演奏のベートーヴェンが世に出たが、例えばノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズやブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ・・・そのなかで最も好きだったのが清楚なアンサンブルが魅力のホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックであった。
☆Myライブラリーより・・・
ホグウッドの定評あるヴィヴァルディの宗教音楽より、
カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」RV.651ほか
エマ・カークビー(ソプラノ)
エンシェント室内管弦楽団
クリストファー・ホグウッド(指揮)
(録音:1980年6月)
著名な音楽家の死を知らずにいて、音楽雑誌などの追悼記事で気付いたりすることが結構ある。コリン・デービスがそうだったし、最近ではフランス・ブリュッヘンもたしかそうだったのでは。そして今日手にした『レコード芸術』の11月号でクリストファー・ホグウッドが9月に亡くなっていたのを知る。でも彼はまだそんなに高齢ではなかったはずだが・・・。そうか、8月にブリュッヘン、翌月にホグウッドと、奇しくも”古楽の巨匠”を相次いで失くしたわけだ。
指揮者で鍵盤楽器奏者であるクリストファー・ホグウッド(Christopher Hogwood, イギリス 1941~2014)は、1967年にデイヴィッド・マンロウとロンドン古楽コンソートを創設したことに始まり、1973年には自らエンシェント室内管弦楽団を設立、そこでのオリジナル奏法による古楽器演奏の指揮活動で実践的な音楽家として着実に地歩を固めていく。日本にも馴染みが深く、N響や東京フィルを指揮し、今年も来月に東京都交響楽団への客演が予定されていた。また彼はヘンデルの楽譜校訂を行うなど音楽学者でもあった。
☆演奏スタイルは・・・
彼は古楽を出発点としたが、バロック音楽だけに留まらず、古典派音楽への積極的な取り組みを行い、さらにはストラヴィンスキーなどの20世紀新古典主義の作品までとりあげて行く。僕にとって一番に思い起されるのはベートーヴェン交響曲全集だ。当時、いくつかの古楽器演奏のベートーヴェンが世に出たが、例えばノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズやブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ・・・そのなかで最も好きだったのが清楚なアンサンブルが魅力のホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックであった。
☆録音は・・・
ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデル、パーセル、ペルゴレージ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ストラヴィンスキー、ゲーゼに至る。
☆私見・・・
僕にとって一番に思い起されるのはベートーヴェン交響曲全集だ。当時、いくつかの古楽器演奏のベートーヴェンが世に出たが、例えばノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズやブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ・・・そのなかで最も好きだったのが清楚なアンサンブルが魅力のホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックであった。
☆Myライブラリーより・・・
ホグウッドの定評あるヴィヴァルディの宗教音楽より、
カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」RV.651ほか
エマ・カークビー(ソプラノ)
エンシェント室内管弦楽団
クリストファー・ホグウッド(指揮)
(録音:1980年6月)
by kirakuossan
| 2014-10-26 16:08
| 指揮者100選(完)
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