2014年 06月 05日
「こゝろ」を読みだすと、偶然に連載小説でも始まっていた。 |
2014年6月5日(木)
先日、小諸の古本屋で購入した「漱石文学全集」、順番に自宅で読もうと、第6巻と別巻を持って帰ってきた。第6巻には「こゝろ」と「虞美人草」が収められているが、「こゝろ」から読み始めた。ものごとの偶然とはこんなもので、今ちょうど朝日新聞の連載小説で「こゝろ」が始まったそうだ。「こゝろ」は、漱石の代表作の一つで、1914年(大正3)4月20日から8月11日まで、朝日新聞で「心 先生の遺書」として連載され、同年9月に岩波書店から刊行された。なお、この作品が岩波書店にとって出版社としての最初の出版物でもあった。
新聞連載開始からちょうど100年たった2014年4月20日に、再び、朝日新聞紙上で連載されるようになった。漱石文学の文学はあまりにも有名なため、自分でもその小説を読んだような気がしているが実際に読んだことがあるのか定かではない。「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」はべつとしても、この「こゝろ」や「三四郎」、あるいはこれは完全に読んでいないが「門」に「明暗」、やはり一度は読んでおきたいものである。
「こゝろ」を読み始めてわかったが、一見、凡庸に書き始められるように思えるが、今更ながらに、次第に漱石文学の世界に引きずり込まれて行く、そんな魅力ある構成というか文章である。
先日、小諸の古本屋で購入した「漱石文学全集」、順番に自宅で読もうと、第6巻と別巻を持って帰ってきた。第6巻には「こゝろ」と「虞美人草」が収められているが、「こゝろ」から読み始めた。ものごとの偶然とはこんなもので、今ちょうど朝日新聞の連載小説で「こゝろ」が始まったそうだ。「こゝろ」は、漱石の代表作の一つで、1914年(大正3)4月20日から8月11日まで、朝日新聞で「心 先生の遺書」として連載され、同年9月に岩波書店から刊行された。なお、この作品が岩波書店にとって出版社としての最初の出版物でもあった。
新聞連載開始からちょうど100年たった2014年4月20日に、再び、朝日新聞紙上で連載されるようになった。漱石文学の文学はあまりにも有名なため、自分でもその小説を読んだような気がしているが実際に読んだことがあるのか定かではない。「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」はべつとしても、この「こゝろ」や「三四郎」、あるいはこれは完全に読んでいないが「門」に「明暗」、やはり一度は読んでおきたいものである。
「こゝろ」を読み始めてわかったが、一見、凡庸に書き始められるように思えるが、今更ながらに、次第に漱石文学の世界に引きずり込まれて行く、そんな魅力ある構成というか文章である。
by kirakuossan
| 2014-06-05 06:43
| 文芸
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