2014年 03月 16日
今日も徹底して聴くぞ! |
2014年3月16日(日)
昨日の演奏会の酔い冷めぬ、朝から聴いているアリス=紗良・オットのピアノで火がついた。
さあ今日も徹底して聴くぞ!
まずはペトレンコのショスタコヴィッチ第5番。オケはロイヤル・リヴァプール・フィルなので、次にはオスロ・フィルハーモニー...と、探していると、あったあった。マリス・ヤンソンスとのシベリウス、第1番から3番、と5番、それにドヴォルザークの「新世界より」
試聴記
ペトレンコのショスタコ5番は正統ロシア音楽だ。彼の若いエネルギーに満ちた快演である。
とくに最終楽章の大爆音による盛り上がりは、昨日のオスロ・フィルと同じく、圧巻である。ペトレンコは間違いなく大成して行く楽しみな指揮者だ。演奏会アンコール曲のハンガリー舞曲を指揮する時の、あの腰をねじり拍子をとる姿はかっこよく、いかにも体に沁みついた西洋音楽の源泉みたいなものを感じた。これはいくら研鑽しても日本人指揮者には出来ない芸当であろう。
ヤンソンスとオスロ・フィルのシベリウス2番、結論からいってシベリウスの音楽でなかった。響きが鮮明すぎて雄大な森と鬱蒼とした北欧の空気を感じることはできない、どちらかといえば力感あふれたロシア的なイメージが湧く。「悲しきワルツ」でも、音が明るいし硬い。当時の録音技術のせいか? そういえば一時、CDの音質がずいぶん偏った時があったけ。EMI はもともとほかのレーベルと比べると音質は劣ると自分なりにはそう思っているが・・・
ドヴォルザークの方が録音は古いが、出来はよかった。オスロ・フィルの響きは管も弦もしっかりと音を出し切る力強さがある。これらのディスクで聴く限り、森や水の北欧の雰囲気を持つオーケストラといものではない。フィヨルドの厳しさを連想する音色である。昨日の演奏会でも思いは似通ったものだ。良し悪しは別として。
昨日の演奏会の酔い冷めぬ、朝から聴いているアリス=紗良・オットのピアノで火がついた。
さあ今日も徹底して聴くぞ!
まずはペトレンコのショスタコヴィッチ第5番。オケはロイヤル・リヴァプール・フィルなので、次にはオスロ・フィルハーモニー...と、探していると、あったあった。マリス・ヤンソンスとのシベリウス、第1番から3番、と5番、それにドヴォルザークの「新世界より」
ヤンソンスとオスロはいずれも1990年前後の、例の活発にレーベルに売り込んでいた時期の録音だ。ヤンソンスもなんと若いことか。
試聴記
ペトレンコのショスタコ5番は正統ロシア音楽だ。彼の若いエネルギーに満ちた快演である。
とくに最終楽章の大爆音による盛り上がりは、昨日のオスロ・フィルと同じく、圧巻である。ペトレンコは間違いなく大成して行く楽しみな指揮者だ。演奏会アンコール曲のハンガリー舞曲を指揮する時の、あの腰をねじり拍子をとる姿はかっこよく、いかにも体に沁みついた西洋音楽の源泉みたいなものを感じた。これはいくら研鑽しても日本人指揮者には出来ない芸当であろう。
ヤンソンスとオスロ・フィルのシベリウス2番、結論からいってシベリウスの音楽でなかった。響きが鮮明すぎて雄大な森と鬱蒼とした北欧の空気を感じることはできない、どちらかといえば力感あふれたロシア的なイメージが湧く。「悲しきワルツ」でも、音が明るいし硬い。当時の録音技術のせいか? そういえば一時、CDの音質がずいぶん偏った時があったけ。EMI はもともとほかのレーベルと比べると音質は劣ると自分なりにはそう思っているが・・・
ドヴォルザークの方が録音は古いが、出来はよかった。オスロ・フィルの響きは管も弦もしっかりと音を出し切る力強さがある。これらのディスクで聴く限り、森や水の北欧の雰囲気を持つオーケストラといものではない。フィヨルドの厳しさを連想する音色である。昨日の演奏会でも思いは似通ったものだ。良し悪しは別として。
by kirakuossan
| 2014-03-16 10:40
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