2014年 03月 11日
☆秀盤 -18 襟を正したモーツァルト |
2014年3月11日(火)
この人のモーツァルトは、美しく、気品に満ちて、しかも軽やかななかにも、随所できりっと襟を正すところがある。ペーター・マーク(1919~2001)というスイスの指揮者だ。独自の解釈を展開するが、決して奇をてらったような演奏ではない。どちらかといえば地味で、派手さはないが、それでいて聴くものを飽きさせず、新鮮なモーツァルトを聴かせる。巨匠といったイメージではないし、名前しか今まで知らなかったぐらいの隠れた存在であったが、このような素晴らしい演奏に出会うと、ついつい嬉しくなる。調べていくと、メンデルスゾーンも得意にしたようだ。モーツァルトとはまた違い、雄大で、歌わせるような演奏を繰り広げる。来日して東京都交響楽団を指揮したこともあったようで、スイスが生んだ大指揮者エルネスト・アンセルメに師事し、ベルン交響楽団専任指揮者に就いたりした。
モーツァルト:
交響曲第36番 ハ長調 「リンツ」 K. 425
パドヴァ・エ・デル・ヴェネト管弦楽団
ペーター・マーク(指揮)
メンデルスゾーン:
交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」 Op. 56
マドリード交響楽団
ペーター・マーク(指揮)
オケが弱く、管がミスるところもあるがこれもご愛嬌。歌い上げた「スコットランド」である。
この人のモーツァルトは、美しく、気品に満ちて、しかも軽やかななかにも、随所できりっと襟を正すところがある。ペーター・マーク(1919~2001)というスイスの指揮者だ。独自の解釈を展開するが、決して奇をてらったような演奏ではない。どちらかといえば地味で、派手さはないが、それでいて聴くものを飽きさせず、新鮮なモーツァルトを聴かせる。巨匠といったイメージではないし、名前しか今まで知らなかったぐらいの隠れた存在であったが、このような素晴らしい演奏に出会うと、ついつい嬉しくなる。調べていくと、メンデルスゾーンも得意にしたようだ。モーツァルトとはまた違い、雄大で、歌わせるような演奏を繰り広げる。来日して東京都交響楽団を指揮したこともあったようで、スイスが生んだ大指揮者エルネスト・アンセルメに師事し、ベルン交響楽団専任指揮者に就いたりした。
モーツァルト:
交響曲第36番 ハ長調 「リンツ」 K. 425
パドヴァ・エ・デル・ヴェネト管弦楽団
ペーター・マーク(指揮)
メンデルスゾーン:
交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」 Op. 56
マドリード交響楽団
ペーター・マーク(指揮)
オケが弱く、管がミスるところもあるがこれもご愛嬌。歌い上げた「スコットランド」である。
by kirakuossan
| 2014-03-11 18:56
| 注目盤◎
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