2014年 01月 11日
偏見版『倶楽シック音楽全集』-37① エルガー |
2014年1月11日(土)
【第81巻】”おもちゃ箱”のような音楽家 エルガー:Ⅰ 1857~1934(イギリス)
エルガーという人は、まるで”おもちゃ箱”から色んな音楽を取り出してくれるような楽しい雰囲気があってたいへん好きな作曲家だ。
行進曲「威風堂々」で勢いよく飛び出して来たかと思うと、謎めいた「エニグマ(謎)変奏曲」で煙に巻き、「子供の魔法の杖」で駈けまわり、少し休んで神妙になったかと思うと、今度は交響曲第1番で堂々と正面から挑んでくる。次にたたみかけるようにチェロ協奏曲で圧倒され、お終いはヴァイオリン独奏の「愛の挨拶」で癒されることとなる。
交響曲や管弦楽曲を主体に、協奏曲、室内楽、弦楽合奏曲、そして器樂曲、声楽曲に至るまで幅広いジャンルの音楽を書いた。そのどれもが、愛情に満ち、精神性の高みを含み、常に斬新で、人の心をとらえる音楽と言えよう。
そんなエドワード・エルガーだが、今年で没後80周年を迎える。そう思えば、ごく最近まで生きていた作曲家なんだと、さらに親しみを一層覚えたりするのである。
まず最初に協奏曲から一曲、チェロ協奏曲 ホ短調 作品85 をとりあげよう。これほどの精神性の高い協奏曲もそう多くはない。、ドヴォルザークやシューマンの作品と並んでチェロ協奏曲の中でも屈指の名曲である。彼の作品の中で最もしめやかで悲嘆に満ちた作品でもある。
【第81巻】”おもちゃ箱”のような音楽家 エルガー:Ⅰ 1857~1934(イギリス)
行進曲「威風堂々」で勢いよく飛び出して来たかと思うと、謎めいた「エニグマ(謎)変奏曲」で煙に巻き、「子供の魔法の杖」で駈けまわり、少し休んで神妙になったかと思うと、今度は交響曲第1番で堂々と正面から挑んでくる。次にたたみかけるようにチェロ協奏曲で圧倒され、お終いはヴァイオリン独奏の「愛の挨拶」で癒されることとなる。
交響曲や管弦楽曲を主体に、協奏曲、室内楽、弦楽合奏曲、そして器樂曲、声楽曲に至るまで幅広いジャンルの音楽を書いた。そのどれもが、愛情に満ち、精神性の高みを含み、常に斬新で、人の心をとらえる音楽と言えよう。
そんなエドワード・エルガーだが、今年で没後80周年を迎える。そう思えば、ごく最近まで生きていた作曲家なんだと、さらに親しみを一層覚えたりするのである。
まず最初に協奏曲から一曲、チェロ協奏曲 ホ短調 作品85 をとりあげよう。これほどの精神性の高い協奏曲もそう多くはない。、ドヴォルザークやシューマンの作品と並んでチェロ協奏曲の中でも屈指の名曲である。彼の作品の中で最もしめやかで悲嘆に満ちた作品でもある。
by kirakuossan
| 2014-01-11 13:22
| 偏見版「倶楽シック全集」(完)
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