ホンマ!気楽おっさんの蓼科偶感

6番の交響曲

2013年6月1日(土)
今日から6月なので、というのではないが、”6番目のシンフォニー”は誰の作品も地味揃いで目立たない存在。中には駄作もチラホラ、ともかく印象の薄いことこのうえない。あれだけよく聴くブルックナーでさえ、昨日聴いた6番は全く聴き覚えのない曲であった。ひょっとすれば初めて聴いたのかもしれない。
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交響曲第6番

フランツ・シューベルト: ハ長調 D. 589 (1817年)
ほかの曲に比べてシューベルトの個性がよく現れている。

ジャン・シベリウス:ニ短調 Op. 104 (1923年)
対位法を多用した思索的な作品、かねてから研究していたルネサンス時代の宗教音楽の影響もある。

アントニン・ドヴォルザーク:ニ長調 Op. 60, B. 112 (1880年)
最初に出版されたため、当初は第1番とされていた。ブラームスの影響がよくでている。

ドミートリー・ショスタコーヴィチ:ロ短調 Op. 54 (1939年)
5番「革命」と変って、叙情的な作品。ムラヴィンスキーで聴いたので比較的印象にある。ショスタコの「田園」

セルゲイ・プロコフィエフ:変ホ短調 Op. 111 (1947年)
戦争の悲劇を内面的に描き、難解な作品とされるが、本人はしだいに重くなる病とたたかいながらこれを作曲した。

レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:ホ短調 (1944年~47年)
「戦争交響曲」とも評されるが、全曲の3分の1を占める終楽章は終始ピアニッシモで緩やかに演奏され、夜の静寂、冷たい世界の沈黙といった風である。

カール・ニールセン:「素朴な交響曲」 F S 116 (1925年)
彼の最後の交響曲。

グスタフ・マーラー:イ短調 「悲劇的」 (1904年)
打楽器の使用が目立つ。カウベルや教会の鐘を模した低音のベル、そして最終楽章に出てくるハンマーなど珍しい。

アントン・ブルックナー:イ長調 WAB 106 (1879年~81年)
鉄道でスイス旅行に出かけ、モンブラン山脈の眺めを楽しんだ。この時の大自然がこの曲で反映されているとされる。ブルックナーの「田園」

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:ロ短調 「悲愴」 Op. 74 (1893年)
曲が完成した9月には、作曲者自身がこの題名「悲愴」を命名していたことが分かっている。そして11月、初演の9日後に彼は急死した。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ヘ長調 「田園」 Op. 68 
(1808年)
5楽章で構成され、各楽章に描写的な標題が付けられるなど、合唱を導入した第9番と並んで独特の外形的特徴をもつ。

d0170835_1035076.jpg不思議と6番の交響曲には”悲”や”静”といった陰極のイメージがつきまとう。
マーラー、チャイコフスキーは標題にも表わされているし、シベリウスにも宗教的な様相が濃い。ベートーヴェンは、ふっきれたように自らのほかのシンフォニーとは異質の「田園」を書いた。これとて3番、5番、7番などと比べると”静”の音楽である。

全体に普段はあまり聴く機会の少ない第6番、6月はいろんな交響曲第6番を順番に聴いてみようか。
by kirakuossan | 2013-06-01 07:33 | クラシック | Trackback
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