2012年 11月 05日
クラリネット三重奏曲変ロ長調「街の歌」 |
2012年11月5日(月)
音質の良いイタリア・ベネチア放送を聴くともなく聴いていたら、急に軽やかなクラリネットの音色が鳴り出した。クラリネット、ピアノとチェロとの三重奏曲だ。これがヴァイオリンだったらそれほどまででもなかっただろう。あまり聴いたことのない色調の曲、第2楽章のアダージオなんかしびれる。第3楽章の冒頭部なんてまさしくモーッアルトだし、誰の曲だろう? やはりモーッアルトだろうか、ブラームスにしては明るすぎるし・・・まさかベートーヴェンとは思わなかった。
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲変ロ長調「街の歌」op11。
1797年に作曲され、初期の作品として位置づけられる。当時人気の高かった木管楽器を扱った一連の作品のひとつ。クラリネットはヴァイオリンに、チェロはファゴットで代用されることもあるピアノ三重奏曲。クラリネットが用いられるとクラリネット三重奏曲と呼ばれることも。
ベートーヴェンはピアノ三重奏曲を番号付きで11曲、他に2曲あるので全部で13曲。この曲は第4番にあたる。第7番は有名な「大公」、第5番は「幽霊」である。第3楽章の主題は、当時ウイーンで流行したワイグルのオペラ「海賊Ⅱ」の三重唱からとられている。そのため「街の歌」とか「俗歌」という標題がついている。ベートーヴェンが多楽章作品で他人の主題を使った作品は珍しい。
target="_blank">http://ml.naxos.jp/track/730258 第3楽章
音質の良いイタリア・ベネチア放送を聴くともなく聴いていたら、急に軽やかなクラリネットの音色が鳴り出した。クラリネット、ピアノとチェロとの三重奏曲だ。これがヴァイオリンだったらそれほどまででもなかっただろう。あまり聴いたことのない色調の曲、第2楽章のアダージオなんかしびれる。第3楽章の冒頭部なんてまさしくモーッアルトだし、誰の曲だろう? やはりモーッアルトだろうか、ブラームスにしては明るすぎるし・・・まさかベートーヴェンとは思わなかった。
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲変ロ長調「街の歌」op11。
1797年に作曲され、初期の作品として位置づけられる。当時人気の高かった木管楽器を扱った一連の作品のひとつ。クラリネットはヴァイオリンに、チェロはファゴットで代用されることもあるピアノ三重奏曲。クラリネットが用いられるとクラリネット三重奏曲と呼ばれることも。
ベートーヴェンはピアノ三重奏曲を番号付きで11曲、他に2曲あるので全部で13曲。この曲は第4番にあたる。第7番は有名な「大公」、第5番は「幽霊」である。第3楽章の主題は、当時ウイーンで流行したワイグルのオペラ「海賊Ⅱ」の三重唱からとられている。そのため「街の歌」とか「俗歌」という標題がついている。ベートーヴェンが多楽章作品で他人の主題を使った作品は珍しい。
target="_blank">http://ml.naxos.jp/track/730258 第3楽章
by kirakuossan
| 2012-11-05 13:40
| いい曲、なんの曲
|
Trackback