2012年 07月 19日
指揮者100選☆29 P・ヤルヴィ |
2012年7月19日(木)
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi, エストニア→米国 1962~ )蓼科に行っている間にビッグニュースがあったが、全く知らなかった。2015年よりN響の新設される首席指揮者につくという。今、世界の指揮者で一番多忙で、将来性が高く、人気のあるマエストロだ。父はネーメ・ヤルヴィ。
今までにバーンスタインの薫陶を受け、オーマンディ、ドラティ、ショルティらにも師事をしたとある。2001年にシンシナティ交響楽団首席指揮者に就任後、2006年にはフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者に、またドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンとの日本公演を行い、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏という企画を成功させて大きな話題を呼んだ。これまでにウィーン・フィル、ベルリン・フィル、バイエルン放送交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ニューヨーク・フィル、そしてシカゴ交響楽団と、世界の主要オーケストラに客演し華々しい活躍ぶりだ。2010年にはパリ管弦楽団の音楽監督に就任し、2015年からは日本のオーケストラの常任指揮者と、留まるところを知らない。
☆演奏スタイルは・・・
金管楽器を目立たせて派手な演奏を得意とする父親とは対照的に、彼の場合は弦楽器のしっとり感や木管楽器のまろやかな響きを強調することに重きを置いている風に思える。音楽雑誌でこう表現する「豪胆ながら乱れず怒鳴らず、ぎりぎりのところまで緻密を燃やしてゆくその音楽づくりは、構築感がすっきりと美しいまま、輝く」
彼は語る、楽団にあったプロジェクトを選ぶと、ブルックナーはどう考えてもフランクフルト、ベートーヴェンの交響曲全集を録るなら、ドイツ・カンマーだと。ではN響ではどんな音楽を聞かしてくれるのか、今から楽しみである。
☆録音は・・・
シンシナティ交響楽団との録音:
ホルスト/組曲「惑星」、ブリテン/青少年のための管弦楽入門。
フランクフルト放送交響楽団との録音:
ブルックナー/交響曲第7番、マーラー/交響曲第2番「復活」。
ドイツ・カンマーフィルとの録音:
ベートーヴェン/交響曲全集、シューマン/交響曲全集。
☆私見・・・
彼の精悍な顔立ちからして、音楽はもっと激しいものを連想しがちだが、実際はその逆。それはそれで良いんだが、もう一歩心の奥底までは響いてこない。これは聴き手の未熟さもあろうが、彼の真の熟成はまだまだもう少し先のことかもしれない。
☆Myライブラリーより・・・
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
クリスティーナ・エルツェ(ソプラノ)
ペトラ・ラング(アルト)
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
ドイッチェ・カンマーコーア
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音時期:2008年8月22-26日(第1楽章~第3楽章)、12月20-22日(第4楽章)
録音場所:ベルリン、フンクハウス・ケーペニック
ドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェン交響曲録音の第5弾で全集の完結編である交響曲第9番、声楽陣はバリトンのゲルネをはじめ、粒ぞろいの歌手を揃えている。「世界一のベートーヴェン」とふれこみは凄いが、最近手に入れたSCDで聴きこんでいないのでこの演奏の真価がまだよくわからないのが実情だ。
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi, エストニア→米国 1962~ )蓼科に行っている間にビッグニュースがあったが、全く知らなかった。2015年よりN響の新設される首席指揮者につくという。今、世界の指揮者で一番多忙で、将来性が高く、人気のあるマエストロだ。父はネーメ・ヤルヴィ。
今までにバーンスタインの薫陶を受け、オーマンディ、ドラティ、ショルティらにも師事をしたとある。2001年にシンシナティ交響楽団首席指揮者に就任後、2006年にはフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者に、またドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンとの日本公演を行い、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏という企画を成功させて大きな話題を呼んだ。これまでにウィーン・フィル、ベルリン・フィル、バイエルン放送交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ニューヨーク・フィル、そしてシカゴ交響楽団と、世界の主要オーケストラに客演し華々しい活躍ぶりだ。2010年にはパリ管弦楽団の音楽監督に就任し、2015年からは日本のオーケストラの常任指揮者と、留まるところを知らない。
☆演奏スタイルは・・・
金管楽器を目立たせて派手な演奏を得意とする父親とは対照的に、彼の場合は弦楽器のしっとり感や木管楽器のまろやかな響きを強調することに重きを置いている風に思える。音楽雑誌でこう表現する「豪胆ながら乱れず怒鳴らず、ぎりぎりのところまで緻密を燃やしてゆくその音楽づくりは、構築感がすっきりと美しいまま、輝く」
彼は語る、楽団にあったプロジェクトを選ぶと、ブルックナーはどう考えてもフランクフルト、ベートーヴェンの交響曲全集を録るなら、ドイツ・カンマーだと。ではN響ではどんな音楽を聞かしてくれるのか、今から楽しみである。
☆録音は・・・
シンシナティ交響楽団との録音:
ホルスト/組曲「惑星」、ブリテン/青少年のための管弦楽入門。
フランクフルト放送交響楽団との録音:
ブルックナー/交響曲第7番、マーラー/交響曲第2番「復活」。
ドイツ・カンマーフィルとの録音:
ベートーヴェン/交響曲全集、シューマン/交響曲全集。
☆私見・・・
彼の精悍な顔立ちからして、音楽はもっと激しいものを連想しがちだが、実際はその逆。それはそれで良いんだが、もう一歩心の奥底までは響いてこない。これは聴き手の未熟さもあろうが、彼の真の熟成はまだまだもう少し先のことかもしれない。
☆Myライブラリーより・・・
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
クリスティーナ・エルツェ(ソプラノ)
ペトラ・ラング(アルト)
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
ドイッチェ・カンマーコーア
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音時期:2008年8月22-26日(第1楽章~第3楽章)、12月20-22日(第4楽章)
録音場所:ベルリン、フンクハウス・ケーペニック
ドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェン交響曲録音の第5弾で全集の完結編である交響曲第9番、声楽陣はバリトンのゲルネをはじめ、粒ぞろいの歌手を揃えている。「世界一のベートーヴェン」とふれこみは凄いが、最近手に入れたSCDで聴きこんでいないのでこの演奏の真価がまだよくわからないのが実情だ。
by kirakuossan
| 2012-07-19 15:29
| 指揮者100選(完)
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