2011年 11月 05日
神父が遺したピアノ音楽 .......知られざる作曲家17 ソレル |
2011年11月5日(土)
アントニオ・ソレル(1729~1783)はスペインの聖職者で作曲家。
同じこの年にメンデルスゾーンの祖父にあたる著名な哲学者モーゼス・メンデルスゾーンが生まれ、3年後にフランツ・ヨーゼフ・ハイドンが生誕している。このことからもソレルのクラシック音楽家としての位置(時代背景)がわかる。
彼は、マドリッド郊外のエスコリアル修道院で30余年のあいだ聖職者として過ごした。日々20時間を祈りと瞑想や農耕に従事した。このように禁欲的な環境のもとで、500曲以上にものぼる作品を残した。これらのうち150曲あまりが鍵盤楽器のためのソナタであり、彼が師事したドメニコ・スカルラッティの作品にも決してひけを取らない素晴らしい作品群だ。
ピアノソナタ(チェンバロ)はいずれも秀作ぞろいだが、ほかに6曲からなる「2つのオブリガート・オルガンのための協奏曲」がとくに評価が高い。
彼が神父として奉職したエスコリアル修道院は、現在サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにある広大な宮殿、修道院、博物館・図書館の複合施設になっていて、ユネスコ世界遺産でもある、人気の高い観光スポットとしても知られている。
また、これらエル・エスコリアルの建築群には、エル・グレコ、ディエゴ・ベラスケス、パオロ・ヴェロネーゼ、などの芸術家の傑作が収蔵されている。
アントニオ・ソレル(1729~1783)はスペインの聖職者で作曲家。
同じこの年にメンデルスゾーンの祖父にあたる著名な哲学者モーゼス・メンデルスゾーンが生まれ、3年後にフランツ・ヨーゼフ・ハイドンが生誕している。このことからもソレルのクラシック音楽家としての位置(時代背景)がわかる。
彼は、マドリッド郊外のエスコリアル修道院で30余年のあいだ聖職者として過ごした。日々20時間を祈りと瞑想や農耕に従事した。このように禁欲的な環境のもとで、500曲以上にものぼる作品を残した。これらのうち150曲あまりが鍵盤楽器のためのソナタであり、彼が師事したドメニコ・スカルラッティの作品にも決してひけを取らない素晴らしい作品群だ。
ピアノソナタ(チェンバロ)はいずれも秀作ぞろいだが、ほかに6曲からなる「2つのオブリガート・オルガンのための協奏曲」がとくに評価が高い。
彼が神父として奉職したエスコリアル修道院は、現在サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにある広大な宮殿、修道院、博物館・図書館の複合施設になっていて、ユネスコ世界遺産でもある、人気の高い観光スポットとしても知られている。
また、これらエル・エスコリアルの建築群には、エル・グレコ、ディエゴ・ベラスケス、パオロ・ヴェロネーゼ、などの芸術家の傑作が収蔵されている。
by kirakuossan
| 2011-11-05 14:33
| 知られざる作曲家
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