2011年 03月 31日
偏見版『倶楽シック音楽全集』-5④ ベートーヴェン |
2011年3月31日(木)
【第17巻】楽聖
ベートーヴェン:Ⅳ
この家は、ベートーヴェンが遺書を書いた事で知られる “ハイリゲンシュタットの遺書の家”
また、交響曲第6番 『田園』 は、ここで生まれた。(ウイーン郊外)
作曲家の中で誰が一番好きかといえば、やはりベートーヴェンを一番にあげる。
若き青春時代に、彼の音楽に一番最初に出逢い、クラシック音楽の魅力にとりつかれるきっかけになった作曲家であって、最も長く、多く聴き続けてきたからだ。
彼の音楽は、交響曲は勿論のこと、常にどんな音楽を聴くときも”襟を正して””正面から向き合って”聴く必要がある。そうでないと音楽が見えてこない。まさにいつも真剣勝負だ。
ただ、ヴァイオリン・ソナタだけは心を許して、和やかに聴くことができる。ちょっとモーツアルトの曲に似ている気がするが、根本から違う所はベートーヴェン音楽の「真面目さ」だ。
ロシア皇帝アレクサンドル1世に献呈された「アレキサンダー・ソナタ」の3部作。
①ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30 No. 1
穏やかなゆったりした曲想が全曲を覆っている。
②ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30 No. 2
ここではウィキペディアの説明が良く解るのでそのまま掲載すると・・・
この作曲推定年である1802年は、10月に「ハイリゲンシュタットの遺書」が認められるなど、ベートーヴェンにとってはある意味で追い込まれた年ではあったが、その一方で「英雄」の作曲が始められるなど、いわゆる初期から中期への転換に差し掛かる時期でもあった。第7番は前作・第6番のイ長調、後作・第8番のト長調のような明朗な調とは違い、厳しい調であるハ短調で書かれている。このOp.30の3曲から、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタはモーツァルトの影響を脱し、独自の境地を築くこととなる。
③ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30 No. 3
室内楽の華やかさが全面に出た曲で、明るく簡潔な曲想。流れるような旋律が魅力的だ。
そしてもう一曲、大好きな有名な曲。これから春を迎えるにピッタリの曲。
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 「春」 Op. 24
ヴァイオリン・ソナタ集から
カール・ズスケ(ヴァイオリン)
ワルター・オルベルツ(ピアノ)録音:1968年
なかなかおしゃれなジャケット。演奏はズスケらしく堅実だがせんが細い。ピアノは上手い。
http://ml.naxos.jp/work/355490
【第17巻】楽聖
ベートーヴェン:Ⅳ
この家は、ベートーヴェンが遺書を書いた事で知られる “ハイリゲンシュタットの遺書の家”
また、交響曲第6番 『田園』 は、ここで生まれた。(ウイーン郊外)
作曲家の中で誰が一番好きかといえば、やはりベートーヴェンを一番にあげる。
若き青春時代に、彼の音楽に一番最初に出逢い、クラシック音楽の魅力にとりつかれるきっかけになった作曲家であって、最も長く、多く聴き続けてきたからだ。
彼の音楽は、交響曲は勿論のこと、常にどんな音楽を聴くときも”襟を正して””正面から向き合って”聴く必要がある。そうでないと音楽が見えてこない。まさにいつも真剣勝負だ。
ただ、ヴァイオリン・ソナタだけは心を許して、和やかに聴くことができる。ちょっとモーツアルトの曲に似ている気がするが、根本から違う所はベートーヴェン音楽の「真面目さ」だ。
ロシア皇帝アレクサンドル1世に献呈された「アレキサンダー・ソナタ」の3部作。
①ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30 No. 1
穏やかなゆったりした曲想が全曲を覆っている。
②ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30 No. 2
ここではウィキペディアの説明が良く解るのでそのまま掲載すると・・・
この作曲推定年である1802年は、10月に「ハイリゲンシュタットの遺書」が認められるなど、ベートーヴェンにとってはある意味で追い込まれた年ではあったが、その一方で「英雄」の作曲が始められるなど、いわゆる初期から中期への転換に差し掛かる時期でもあった。第7番は前作・第6番のイ長調、後作・第8番のト長調のような明朗な調とは違い、厳しい調であるハ短調で書かれている。このOp.30の3曲から、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタはモーツァルトの影響を脱し、独自の境地を築くこととなる。
③ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30 No. 3
室内楽の華やかさが全面に出た曲で、明るく簡潔な曲想。流れるような旋律が魅力的だ。
そしてもう一曲、大好きな有名な曲。これから春を迎えるにピッタリの曲。
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 「春」 Op. 24
ヴァイオリン・ソナタ集から
カール・ズスケ(ヴァイオリン)
ワルター・オルベルツ(ピアノ)録音:1968年
なかなかおしゃれなジャケット。演奏はズスケらしく堅実だがせんが細い。ピアノは上手い。
http://ml.naxos.jp/work/355490
by kirakuossan
| 2011-03-31 18:42
| 偏見版「倶楽シック全集」(完)
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