2010年 11月 28日
アメリカの国民的画家/アンドリュー・ワイエス |
2010年11月28日(日) アンドリュー・ワイエスの絵には、どこか寂寥感が漂う。アメリカの見捨てられがちな風景、アメリカの片隅に生きる人々、・・・を描く。われわれ日本人でも共感できる”今は懐かしく、何か忘れていた事を思い起こさせるような表現力”を持っている。
この絵の女性は、彼の別荘近くに住んでいたクリスティーナ。足が不自由だったこの女性が、我が家を目指して丘を這い登ろうとする姿。自分も体の弱かった彼は、彼女の懸命に生きようとする姿に感動し、以後彼女の死まで30年間描き続け た。
1917年、ペンシルヴァニア州の生まれ。国民的画家として非常に人気が高い。彼は、ごく親しい近所の人達以外にはほとんど顔を見せなかった。子供の頃虚弱だったのでほとんど学校教育を受けていない。自宅と別荘以外は出ることもなく、生活はとても狭く閉じたものだった。
作品のほとんど全てが、自宅のある生地チャッズ・フォードと、別荘のあるメーン州クッシングの2つの場所の風景と、そこに暮らす貧しい人々がテーマであった。 代表作『ヘルガ』シリーズは、自宅近くのドイツ系農民女性ヘルガを15年にわたって描きつづけた。昨年1月に92歳で亡くなった。
この絵の女性は、彼の別荘近くに住んでいたクリスティーナ。足が不自由だったこの女性が、我が家を目指して丘を這い登ろうとする姿。自分も体の弱かった彼は、彼女の懸命に生きようとする姿に感動し、以後彼女の死まで30年間描き続け た。
1917年、ペンシルヴァニア州の生まれ。国民的画家として非常に人気が高い。彼は、ごく親しい近所の人達以外にはほとんど顔を見せなかった。子供の頃虚弱だったのでほとんど学校教育を受けていない。自宅と別荘以外は出ることもなく、生活はとても狭く閉じたものだった。
作品のほとんど全てが、自宅のある生地チャッズ・フォードと、別荘のあるメーン州クッシングの2つの場所の風景と、そこに暮らす貧しい人々がテーマであった。 代表作『ヘルガ』シリーズは、自宅近くのドイツ系農民女性ヘルガを15年にわたって描きつづけた。昨年1月に92歳で亡くなった。
by kirakuossan
| 2010-11-28 11:00
| 美術
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