2010年 11月 03日
珍しいファゴットの協奏曲集 |
2010年11月3日(水)
珍しいファゴットの演奏。ファゴット奏者は「5人の世界的ファゴット奏者」の1人と称されるカレン・ジョーヒガン(可憐・上品顔?)21歳のイギリス人女性。
ファゴットは英語でバスーン。元来、薪という意味だそうだ。木管楽器で最も低い音域を持つ。
<曲目>
・モーツアルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調
・ロッシーニ:ファゴット協奏曲
・クロイツアー:幻想曲
・クルーセル:ファゴット・コンチェルティーノ 変ロ長調
ノセダ指揮BBCフィルハーモニー管弦楽団
クロイツアーは本来、オペラ作曲家であり指揮者。、ショパンと同年の1849年に69歳で逝去。クルーセルはフィンランドのクラリネット奏者で作曲家。
しかし、それにしてもロッシーニは器用な人だね。ファゴットの曲まで残しているとは感心する。実に多芸な人だ。ファゴットの音色の面白さをたっぷり聴かせる点ではモーツアルトの協奏曲より上。第三楽章などのノリは最高でロッシーニの”気楽おっさん”ぶりはパワー全開といったところ。
”気楽おっさん”ロッシーニ(1792~1868)
生涯に40近くのオペラを作った大作曲家。絶頂期には、年に3~4曲のペースで作曲したが、実質の活動期間は20年間にも満たない。彼の人生の折り返し点にあたる、 わずか37歳で、『ウィリアム・テル』を作曲した後、オペラ作曲はせず、サロン風の歌曲やピアノ曲、宗教作品を中心に作曲を行い、本格的な創作活動はしなかった。
晩年、「老年のいたずら」と題した作品集のなかで、ピアノ音楽を何曲か残している。そこには肩苦しい雰囲気はなく、「私の最後の旅のための思い出と行進曲」や「アルバムのためのいくつかの些細なこと」「すばしこい子どもたちのためのアルバム」「無害の前奏曲」など妙な表題の作品ばかりで、世の中の風刺を自由自在な表現でこのピアノ作品に託した。
また彼は、料理の道も究め、イタリア料理やフランス料理によくある「・・・のロッシーニ風」などは彼の名前から取られた料理の名前。料理好きが高じて、はてには高級レストランを経営したこともある。また、料理の名前を付けたピアノ曲も残っている。「前菜」「バター炒め」「アンチョビ」「ピクルス」「干しブドウ」等々
人生の残り半分は自分の思うまま好きなことをして自由奔放に生きた。・・・・・・羨ましい。
珍しいファゴットの演奏。ファゴット奏者は「5人の世界的ファゴット奏者」の1人と称されるカレン・ジョーヒガン(可憐・上品顔?)21歳のイギリス人女性。
ファゴットは英語でバスーン。元来、薪という意味だそうだ。木管楽器で最も低い音域を持つ。
<曲目>
・モーツアルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調
・ロッシーニ:ファゴット協奏曲
・クロイツアー:幻想曲
・クルーセル:ファゴット・コンチェルティーノ 変ロ長調
ノセダ指揮BBCフィルハーモニー管弦楽団
クロイツアーは本来、オペラ作曲家であり指揮者。、ショパンと同年の1849年に69歳で逝去。クルーセルはフィンランドのクラリネット奏者で作曲家。
しかし、それにしてもロッシーニは器用な人だね。ファゴットの曲まで残しているとは感心する。実に多芸な人だ。ファゴットの音色の面白さをたっぷり聴かせる点ではモーツアルトの協奏曲より上。第三楽章などのノリは最高でロッシーニの”気楽おっさん”ぶりはパワー全開といったところ。
”気楽おっさん”ロッシーニ(1792~1868)
生涯に40近くのオペラを作った大作曲家。絶頂期には、年に3~4曲のペースで作曲したが、実質の活動期間は20年間にも満たない。彼の人生の折り返し点にあたる、 わずか37歳で、『ウィリアム・テル』を作曲した後、オペラ作曲はせず、サロン風の歌曲やピアノ曲、宗教作品を中心に作曲を行い、本格的な創作活動はしなかった。
晩年、「老年のいたずら」と題した作品集のなかで、ピアノ音楽を何曲か残している。そこには肩苦しい雰囲気はなく、「私の最後の旅のための思い出と行進曲」や「アルバムのためのいくつかの些細なこと」「すばしこい子どもたちのためのアルバム」「無害の前奏曲」など妙な表題の作品ばかりで、世の中の風刺を自由自在な表現でこのピアノ作品に託した。
また彼は、料理の道も究め、イタリア料理やフランス料理によくある「・・・のロッシーニ風」などは彼の名前から取られた料理の名前。料理好きが高じて、はてには高級レストランを経営したこともある。また、料理の名前を付けたピアノ曲も残っている。「前菜」「バター炒め」「アンチョビ」「ピクルス」「干しブドウ」等々
人生の残り半分は自分の思うまま好きなことをして自由奔放に生きた。・・・・・・羨ましい。
by kirakuossan
| 2010-11-03 20:01
| クラシック
|
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