ホンマ!気楽おっさんの蓼科偶感

カテゴリ:いい曲、なんの曲( 52 )

キリストの最後の七つの言葉

2017年4月14日(金)

いい曲、なんの曲。

今日14日はヘンデルの命日だが、話はハイドンのこと。
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 55歳、円熟期における大作「十字架上のキリストの最後の七つの言葉 」は、これほどに緩徐楽章ばかりが連なるのに聴くものを飽きさせない。スペインのカディス大聖堂から聖金曜日の礼拝の際に説教をする司教が、会衆を黙想させるのに効果的な管弦楽曲をと、依頼を受けてハイドンが作曲したものだが、当初あまり乗り気ではなかったが、いざ完成すると、彼はこの作品を大変気に入り、すぐさま、弦楽四重奏版とオラトリオ版の編曲も興した。なかでも弦楽四重奏版が良い。

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・ソナタ1 Largo
第一の言葉「父よ、彼らをお許し下さい。自分が何をしているのか知らないのです。」
・ソナタ2 Grave e cantabile
第二の言葉「あなたは今日私と一緒に天国に入ることができます。」
・ソナタ3 Grave
第三の言葉「女よ、これがあなたの息子です。(それからヨハネに)これはあなたの母です。」
・ソナタ4 Largo
第四の言葉「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか。」
・ソナタ5 Adagio
第五の言葉「私は渇く。」
・ソナタ6 Lento
第六の言葉「すべては終わった。」
・ソナタ7 Largo
第七の言葉「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」
・地震 Presto e con tutta la forza
(キリスト昇天時の天変地異)



ハイドン:
十字架上のキリストの最後の七つの言葉 Op. 51, Hob.III:50-56 (弦楽四重奏版)
エマーソン弦楽四重奏団 - Emerson String Quartet
録音: October / November 2002, New York, American Academy of Arts and Letters, United States


終曲のキリスト昇天時の天変地異を描いた唯一急速で迫力のある「地震」の手前におかれた第七の言葉「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」のソナタが一番好きである。

ハイドンはこの曲について「初めて音楽を聴く人にも深い感動を与えずにはおかない」と語っている。そのとおりである。
なおこの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉 」を題材にした音楽は他の作曲家によっても何曲か書かれている。ハインリヒ・シュッツ、ジョヴァンニ・ペルゴレージ、シャルル・グノー、セザール・フランク、あるいはテオドール・デュボワの手によるものだが、それらの作品と聴き比べてみるのも一興であろう。


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by kirakuossan | 2017-04-14 07:49 | いい曲、なんの曲 | Trackback

グリンカの「ひばり」

2017年3月19日(日)

いい曲、なんの曲。

ミハイル・グリンカ の歌曲「ひばり」が素敵な曲である。歌曲集「ペテルブルグとの別れ」より第10曲がこの「ひばり」であるが、グリンカは「近代ロシア音楽の父」と呼ばれ、多くの歌曲も作り、ロシア語の歌曲をジャンルとして確立させた第一人者でもある。1840年、グリンカ36歳の作品である。

歌曲集「ペテルブルグとの別れ」
1.彼女は誰、彼女はどこ Romance
2.ヘブライの歌 Hebrew Song
3.ボレロ Bolero
4.カヴァティーナ Cavatina
5.子守歌 Cradle Song
6.旅の歌 Travelling Song
7.立て、忠実で激しい馬 Fantasia
8.舟歌 Barcarolle
9.騎士のロマンス Virtus antiqua
10.ひばり The Lark
11.モリーに-歌手から歌を求めるな To Molly
12.別れの歌 Song of Farewell



d0170835_21294388.jpg歌曲「ひばり」
ヒブラ・ゲルズマーワ(ソプラノ)
エカテリナ・ガネリナ(ピアノ)

ここで歌うゲルズマーワは94年の第10回チャイコフスキー国際コンクール声楽部門でグランプリを受賞、一躍注目を集めたソプラノ歌手である。


また、この原曲をロシア5人組のまとめ役ミリイ・バラキレフ がピアノ独奏曲にアレンジしたものが比較的演奏される。

d0170835_21274067.jpg 「ひばり」ピアノ編(編曲: バラキレフ)
アンナ・シェレスト(ピアノ)

アンナ・シェルストはウクライナ出身で、15歳でジュリアード音楽院に入学する逸材。この人も綺麗ですなあ~
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by kirakuossan | 2017-03-19 20:58 | いい曲、なんの曲 | Trackback

ドヴォルザークの”英雄の生涯”

2017年3月16日(木)

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いい曲、なんの曲。

ドヴォルザークは9曲の交響曲のほかに交響詩を5曲書いている。そのうち「水の精」 (Vodník) 「真昼の魔女」 (Polednice)「金の紡ぎ車」 (Zlatý kolovrat)「野ばと」 (Holoubek) の4曲は、チェコの詩人カレル・ヤロミール・エルベンの「花束」という詩集の中のバラードにインスピレーションを得て1896年1年間の間に立て続けに作曲している。その翌年、もうひとつの「英雄の歌」 (Píseň bohatýrská) が作曲されるが、前4曲と比べてもほとんど存在すら忘れ去られているが、聴けば聴くほど味わいのある佳曲である。この最後の交響詩は前年の4曲と違って特に明確なストーリーはない。一人の英雄が苦難を乗り越えて栄光をつかむという一種、R・シュトラウスの交響詩を彷彿させるところがある。いわゆるドヴォルザークの”英雄の生涯”ともいえる趣がある。1898年12月、ウィーンにてグスタフ・マーラーの指揮により初演された。
この珍しい作品を偶然にも昨夜聴いたクシシュトフ・ウルバンスキと同世代のこれも将来を嘱望されているアンドリス・ネルソンスの二人が奇しくも収録しているのだ。これは聴き比べの絶好の機会である。


ドヴォルザーク:
交響詩「英雄の歌」 B. 199, Op. 111

d0170835_21481699.jpg北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)
(録音: 10 and 13 December 2015, Laeiszhalle, Hamburg, Germany)19:52




d0170835_21484623.jpgバイエルン放送交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
(録音: 25-27 April 2012, Philharmonie im Gasteig, Munich)20:13




ウルバンスキの方はドラマティックな仕立てで、より彫の深さを強調した演奏になっている。一方のネルソンスは、比較的おとなしい演奏で、美しいメロディが印象に残るが、終曲の盛り上げ方はやはり一聴に値する。どちらも素晴らしい出来ばえである。

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by kirakuossan | 2017-03-16 21:19 | いい曲、なんの曲 | Trackback

「神の楽器」のソナタ

2017年2月23日(木)

いい曲、なんの曲。

d0170835_13295981.jpg好きな楽器にトロンボーンがある。非常に古い歴史を持つ楽器で、音域は成人男性の声域に近いといわれ、ハーモニーの美しさなどから「神の楽器」とも呼ばれる。そんなこともあってよく教会音楽などに用いられた。ベートーヴェンが最初にトロンボーンを持ち込んだのは交響曲第5番の第4楽章からである。その後、ロマン派の作曲家が使うようになり、オーケストラではトランペットやホルンと並んで欠かせない楽器になった。


今日はゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685~1759)の生誕332年の記念すべき日である。珍しい曲で耳にすることはまずないが、ヘンデルにトロンボーン・ソナタがある。作曲年は1726年、オルガンをバックに、これなどまさしく「神の楽器」を思わせる。


d0170835_13255081.jpgヘンデル:
トロンボーン・ソナタ イ短調 Op. 1 No. 4, HWV 36
アビー・コナント - Abbie Conant (トロンボーン)
クレメンス・シュノール - Klemens Schnorr (オルガン)


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by kirakuossan | 2017-02-23 13:24 | いい曲、なんの曲 | Trackback

シューベルト唯一の協奏曲

2017年1月31日(火)

いい曲、なんの曲。

d0170835_1835346.jpg不思議なことにシューベルトは協奏曲を書かなかった。唯一19歳のときに書いたヴァイオリン協奏曲が一曲だけ残っているだけで、ピアノ協奏曲にいたっては一作も書いていない。あれほど素敵なピアノ曲を多く遺しながら、なぜ協奏曲は書かなかったのか?全くもって不可思議である。彼の7曲の交響曲を聴いても分かるように、オーケストレーションにも秀でていて、決して書けないことはなかっただろうに。一説には、彼はピアノを弾くのが苦手であったから、というのがあるが、そんなことはまるきり理由にならないというのは自明の理であろう。
なにはともあれ、唯一のヴァイオリン協奏曲を聴くことにしよう。ギター・チェロと称される楽器アルペジョーネ音楽の香りがするヴァイオリン協奏曲である。アルペジョーネは1823年から24年に編み出された6弦の弦楽器であるが、アルペジョーネ登場時はそのときはシューベルトは20歳半ばを迎えており、この協奏曲を生んだのはそれよりも数年前のことであり、彼はすでに10代後半から、その音色を暖めていたのだろうか?

この愛らしい小品を聴いていると、さすがシューベルトといった佳作で、もっともっと多くの協奏曲を遺して欲しかった思いに駆られるのである。


d0170835_19543282.jpgシューベルト:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 D. 345
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ヨーロッパ室内管弦楽団



今日はシューベルトの220回目の生誕日である。


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by kirakuossan | 2017-01-31 00:01 | いい曲、なんの曲 | Trackback

ヴィヴァルディのチェロ協奏曲

2017年1月29日(日)

いい曲、なんの曲。

d0170835_9485684.jpgヴィヴァルディといえば、「四季」に始まる一連のヴァイオリン協奏曲ということだが、同じ弦楽器でも、チェロの協奏曲がなかなかよろしい。意外に聴く機会は少ないが、後のボッケリーニとは違った響きがここにはある。なかでもロ短調 RV 424やハ短調 RV 401などはまだ比較的耳にする方だが、イ短調RV418は珍しい。前の2曲は少し持って回ったところがあるように思うが、このイ短調は趣が異なり、ある意味ヴィヴァルディらしさが前面に出て、チェロが興に乗ってここまで語るか、といったところがあってかえって面白い。そして主題の旋律やヴァイオリンの伴奏など、まるでモーツァルトを連想させるところがある。
モーツァルトは意外にもチェロ協奏曲を残していない。というより実は1756年20歳のときにチェロ協奏曲 ヘ長調 K.206aを書いている。でも楽譜を紛失し、今では永遠に聞くことができないのだ。もしモーツァルトのチェロ協奏曲が残っていたら多分こんな曲だっただろうな、と思いに耽りながら聴いている。


d0170835_937229.jpgヴィヴァルディ:
チェロ協奏曲イ短調RV418
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
オルフェウス室内管弦楽団





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by kirakuossan | 2017-01-29 08:33 | いい曲、なんの曲 | Trackback

ラフマニノフのチェロ曲

2017年1月26日(木)

いい曲、なんの曲。

ラフマニノフといえば、ピアノ曲というのが通り相場だが、その彼が珍しくチェロ・ソナタも書いている。チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19.
1901年28歳の比較的若くして書いた作品である。それもソナタとしては30分を越える大曲である。代表作であるピアノ協奏曲第2番ハ短調を書いたのが、同じ1901年で作品番号もこの曲のOp. 18に続く作品である。その意味では若々しく逞しい才能がすでに結実したころのものと言えよう。彼のチェロ、一見想像しにくいが、でも声楽曲6つの歌 Op. 4や12の歌 Op. 14がチェロで奏でられる演奏も聴いていると、ラフマニノフのチェロも有りだな、と思うのである。
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ラフマニノフ:
チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19
Cello Sonata in G Minor, Op. 19
ニーナ・コトヴァ - Nina Kotova (チェロ)
ファビオ・ビディーニ - Fabio Bidini (ピアノ)
(録音: 3-8 December 2014, Caruth Hall, SMU, Dallas, Texas, United States)


チェロ・ソナタを演奏しているのはロシアの妖艶なチェリストニーナ・コトヴァ 。朝からこのジャケット写真をミ~ナ、コトヴァを失うのであります。
彼女については2013年5月と2015年7月の二度にわたり紹介している。また、旧い記事を引っ張り出してきたりして・・・
なんで「蓼科温泉共同浴場の髭に染みこんだ湯の香り」が出て来るのかようわからんけど・・・




完全に”天は二物”を与えました。

2013年5月21日(火)
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「箸より重い物を持ったことがない」と昔の人は綺麗な女性をこのように譬えましたが、この美しい女性は、なんでまたこんな重いものを抱えているのでしょうか。
ニーナ・コトヴァ - Nina Kotova、ロシア出身のチェリストです。なかなかの美貌の持ち主ですが、元スーパーモデルの経歴を持つとか。このケースは完全に”天は二物”を与えました。

d0170835_6212356.jpgところで肝心の音楽性の方は?というと、まだ正直よくわかりません。NMLでいま、マックス・ブルッフやエルネスト・ブロッホのチェロと管弦楽の小品を聴いているところですが、なかなか力強い弾き方をしています。なにせ自らチェロ協奏曲を作曲するぐらいだから、チェロにかけては非凡な才能を持ち合わせているのでしょう。ほかにドヴォルザークやエルガーなどの有名なコンチェルトの演奏を早く聴きたいものです。これから注目したいチェリストのひとりになりました。
それにしても、この間のヴェリチカ・ヨチェヴァといい、ナデージュ・ロシャといい、最近の美しい女性は、何故こんなに重い物を好むのでしょうか。ヨチェヴァいいのに・・・





1673年製ストラディヴァリウスで聴くバッハ

2015年7月30日(木)
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蓼科温泉共同浴場のあの勢いよくでる掛け流しの湯は、熱さ加減といい、湯の香りといい、滑らかな肌触りといい、最高の温泉である。近くの別荘の人が愛用している共同浴場、ときおり同じ顔を見かける。向こうも僕の顔をみて同じ思いか。一日の疲れがすっかりとれる点でもここの湯は一番だ。髭に染みこんだ湯の香りが一晩中ほのかに匂い、これがまた好きである。

このディスクは、ロシアの美人チェリスト・ニーナ・コトヴァが奏でるバッハの無伴奏チェロ組曲集というだけで関心を抱かせるのに、加えてここで使っているチェロがジャクリーヌ・デュ・プレが愛用した1673年製ストラディヴァリウス、というだけで一層興味をそそるのである。
なかなか繊細な中にも力強さも宿した、聴きごたえのある演奏だ。低音の地響きがするような独特の音色はやはりストラディヴァリウスだからか・・・


J.S. バッハ:
無伴奏チェロ組曲集
ニーナ・コトヴァ - Nina Kotova (チェロ)



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by kirakuossan | 2017-01-26 07:47 | いい曲、なんの曲 | Trackback

2016 いい曲、なんの曲

2016年12月22日(木)

いい曲、なんの曲。
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2016 いい曲、なんの曲 が完成。今年はピアノ曲が目立った。なかでもシューベルトの「グラーツの幻想曲」やグリンカによるアリャビエフの「ナイチンゲール」による変奏曲なんてえーのは我ながら心憎い選曲・・・というか、もうオタクの範疇だろう。サン=サーンスの2番っていうのも、これまた珍しい。


2016 いい曲、なんの曲

d0170835_1341374.jpgリヒャルト・シュトラウス:
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op. 18, TrV 151 
I. Allegro ma non troppo
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
(10:43)



d0170835_13421668.jpgシューベルト:
幻想曲 ハ長調 「グラーツの幻想曲」 D. 605a 
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
(12:17)




d0170835_13424039.jpgグリンカ:
アリャビエフの「ナイチンゲール」による変奏曲 
トン・ヌ・グェット・ミン(ピアノ)
(7:55)




d0170835_1343307.jpgモーツァルト:
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K. 573 
イングリット・ヘブラー(ピアノ)
(13:42)




d0170835_1344871.jpgラフ:
2つのロマンス Op. 182 
ジョゼフ・メンデス(チェロ)
リム・テヨン(ピアノ)
(9:04)




d0170835_13444172.jpgサン=サーンス:
交響曲第2番 イ短調 Op. 55 
I. Allegro marcato - Più allegro - Tempo primo - Più allegro - Tempo primo - Allegro appassionato
IV. Prestissimo - Andantino - Tempo primo

マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮)
(23:00)



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by kirakuossan | 2016-12-22 11:38 | いい曲、なんの曲 | Trackback

さすが神童の書いた2曲

2016年10月24日(月)

いい曲、なんの曲。
d0170835_6261676.jpgサン=サーンスの交響曲と言えば51歳に書いた第3番ハ短調 「オルガン付き」というのが通り相場だが、実は若くして作曲した第1番と第2番が初々しく新鮮で、しかも構成もしっかりとしていて聴かせる。この2曲はまずほとんど耳にする機会はないが、18歳で作曲した1番はメンデルスゾーンを、24歳で作曲した2番はシューマンをも彷彿させる。さすが神童の書いた2曲なのである。

スウェーデン南部の都市マルメに北欧最大級の歌劇場、マルメ歌劇場がある。そこのオーケストラ・ピットに入って長らく演奏していたオーケストラにマルメ交響楽団がある。創立は1925年、いまでは独立して活躍しているが、このオーケストラが北欧独特の清涼感ある響きを運んでくれる。1991年まで歌劇場で積んだ経験からか華やかさある音色も持ち合わせ、なかなかのオーケストラなのである。過去の首席指揮者の顔ぶれを見ると、ヘルベルト・ブロムシュテット(1962~63)ヴァーノン・ハンドリー(1986~88)、そしてパーヴォ・ヤルヴィも1994年から97年まで就いている。そして現在は2011年からマルク・スーストロという1949年生まれのフランス指揮者がその任にあたる。
マルメとマルク、このあまり知られていないオケと指揮者が風通しのよい音楽を聴かせてくれる。


d0170835_6523747.jpgサン=サーンス:
交響曲第1番 変ホ長調 Op. 2
交響曲第2番 イ短調 Op. 55
マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮)
(録音: 19-23 August 2013, Malmö Concert Hall, Malmö, Sweden)



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by kirakuossan | 2016-10-24 05:58 | いい曲、なんの曲 | Trackback

ラフのチェロによる小品

2016年9月17日(土)

いい曲、なんの曲。
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スイスが生んだ稀有な作曲家ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822~1882)はピアニストでもあった。彼の遺した作品には11の交響曲もさることながら、ピアノと管弦楽のための音楽「春への頌歌」Op.76や組曲変ホ長調 Op.200、ピアノ協奏曲 ハ短調 Op.185などピアノ関連の作品が俊逸の出来ばえである。そもそも彼の存在を知ることになったのは「春への頌歌」からである。数年前初めて耳にした時、今まで聴いたことのない独創性と斬新性に打ちのめされたものだ。そして今朝聴く、いくつかのチェロによる小品、また彼の新しい魅力を発見した思いだ。チェロの響きの優しさ、美しさ、しなやかさ・・・それらのすべてが凝縮されている。もっともっと聴かれてしかるべき名品揃いである。なかでも51歳に作曲した「2つのロマンス」 Op. 182、若き30歳代の作品「2つの幻想的小品」 Op. 58、二重奏曲 イ長調 Op. 59が好い。
なぜか長い間、忘れられた作曲家であったが、近年、再評価の機運も高まりつつある。当然のことであろう。今までスイス出身の作曲家といえば現代音楽のアルテュール・オネゲル(1892~1955)やエルネスト・ブロッホ(1880~1959)の存在を知るにとどまっていたが、もう一世代前にそれ以上のすぐれた音楽家がスイスに存在したことが日増しに世に刻み込まれることになろう。

ラフ:
2つのロマンス Op. 182
2つの幻想的小品 Op. 58
ジョゼフ・メンデス(チェロ)
リム・テヨン(ピアノ)



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by kirakuossan | 2016-09-17 07:04 | いい曲、なんの曲 | Trackback

信州の名峰蓼科山麓の女神湖近くの山荘"tutti”は標高1650mにある。これほどの高地にある別荘は日本でもそう多くはない。だから平地とは気温が10℃も違うのです。


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d0170835_9203688.jpgシマノフスカ:
夜想曲 変ロ長調

グリンカ:
歌曲「ひばり」

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